不動産売買セミナーでやるべき4つの準備とは?初心者向けにポイント解説

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不動産売買セミナーは、最新の情報や個別具体的な話をプロから聞くことができ、本やウェブ上にはないメリットがあります。

しかし、不動産売買セミナーは種類も多く、セミナーによって講義の内容も大きく異なります。セミナーに参加して、自分の不動産売買に最大限活かすためには、どのような準備をしたらよいでしょうか。

本記事では、不動産売買セミナーでやるべき4つの準備について、ポイントを解説します。不動産売買セミナーへの参加を検討している方はご参考ください。

目次

  1. 不動産売買セミナーでやるべき準備ポイント
    1-1.不動産売買セミナー参加目的の整理
    1-2.売却の場合、不動産の情報整理
    1-3.購入の場合、属性情報の整理
    1-4.収益不動産の場合、基礎知識のインプット
  2. 不動産売買セミナーを有意義なものにするには
  3. まとめ

1.不動産売買セミナーでやるべき準備ポイント

不動産売買セミナーに参加する前に、準備しておきたいポイントとして、以下の4つの項目に分けて解説していきます。それぞれ詳しく見て行きましょう。

1-1.不動産売買セミナー参加目的の整理

不動産売買セミナーに参加する前に、最初に準備したいこととしては、セミナーに参加する目的を整理し、目的に合ったセミナーを選ぶことです。

不動産売買セミナーには、様々な種類のセミナーがあります。不動産の売却と購入の相談に乗るような幅広い内容のセミナーもありますが、不動産売買セミナーには、ある程度ジャンルを絞ったセミナーが多く含まれています。

まずは、売却についてのセミナーなのか、購入についてなのか、でジャンルが異なります。さらに、またさらに、区分マンション、戸建てなど、物件の種類によっても内容が変わってきます。

なお、収益不動産を対象としたセミナーであれば、物件の種類別に比較してくれるセミナーもあるでしょう。

売買、不動産の種類などは、自分の目的に合ったジャンルのセミナーを選ぶようにしましょう。できれば、もっと具体的にセミナーに参加する目的を絞り込んで整理しておきたいところです。

例えば、売却であれば「どうすれば高く売却できるかを知りたい」、購入であれば「購入を考えている地域・種類の不動産相場を知りたい」、などが目的として挙げられます。

不動産投資セミナーであれば、投資する目的や希望するキャッシュフローについても整理しておくとよいでしょう。

幅広い内容のセミナーは、初心者へ向けて体系的に解説してくれる反面、個別具体的な情報までは聞けない可能性もあります。セミナーに参加する目的を絞り込み、できる限り具体的な目的に合ったテーマのセミナーで情報を入手することを検討してみましょう。

1-2.売却の場合、不動産の情報整理

不動産売却セミナーへの参加を検討している場合、売却したい不動産の情報を整理しておく必要があるでしょう。

不動産の売買市場におけるニーズは、その不動産の立地する地域の地域性やその不動産の種類や築年数、間取りなどの個別性に影響を受けます。

売却したい不動産について、立地や築年数、床面積、間取り、設備などについて情報を整理しておけば、セミナーで得た情報を参照して売却に活かしやすくなります。

セミナー前に準備しておくことで、疑問点・不明点があればセミナーで質問することもでき、解決することができる可能性も高くなります。

【関連記事】家はいつ売るべき?築年数別の不動産価格と売却戦略を比較

1-3.購入の場合、属性情報の整理

購入を目的として不動産セミナーに参加する場合、属性によって購入できる不動産の範囲が限定されるため、属性情報を整理しておく必要があります。

属性情報とは、現在の収入、金融資産の額、現在の借入額、勤務先や職種・士業資格がある場合はその資格、年齢、婚姻の有無などの情報です。

これらの情報は、不動産を購入する際のローン審査において参考にされるため、整理しておくと、購入を希望する不動産についてより具体的な話が聞ける可能性が高くなります。

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1-4.収益不動産の場合、基礎知識のインプット

不動産売買セミナーの内容をより理解して、自分の不動産売買に活かすには、事前に不動産に関する基礎知識をインプットしておくことも重要です。自分が参加するテーマに関する基本的な知識を備えておきましょう。

収益不動産の購入であれば、例えば、収益が得られる基本的な仕組み(家賃収益と売却益)について、知識を仕入れておくとセミナーの理解度が深まるでしょう。また、自身でも勉強を進めておき、疑問点などが明確になっていればセミナーでの質問もしやすくなります。

なお、不動産投資セミナーでは初心者向けのセミナーも多く開催されています。まずは初心者向けのセミナーで不動産投資の基礎的な部分について学び、その後より具体的なセミナーの受講をするなど、工夫を検討してみましょう。

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2.不動産売買セミナーを有意義なものにするには

ここまで、不動産売買セミナーに参加する前に事前に準備したいポイントについて解説してきました。これらの準備に共通する目的として、「セミナー参加を自分にとって有意義なものにする」ということがあります。

不動産売買について、自分がどのような情報を得たいのか、どのような業者を探しているのか、など目的意識を明確にし、目的に合ったセミナーを選んで、セミナーの最中もその目的に沿って主体的に情報収集することが大切です。

セミナーでは、インターネットなどでは得られない個別的、具体的な情報を収集できるのが最大のメリットです。講義や配布資料などを理解することも重要ですが、疑問点や不明点があれば積極的に講師に聞いて解決できるよう努めてみましょう。

まとめ

不動産売買セミナーは種類も多く、セミナーによって講義の内容も大きく異なります。そのため、あらかじめ参加目的を絞り、整理しておくことが重要です。

また、自分の目的に合ったセミナーを選ぶだけでなく、セミナーで得たい情報について具体的にしておくとよいでしょう。どこから勉強を進めれば良いか分からない場合は、まず初心者向けのセミナーへ参加し、体系的に不動産について学ぶことも検討してみましょう。

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佐藤 永一郎

筑波大学大学院修了。会計事務所、法律事務所に勤務しながら築古戸建ての不動産投資を行う。現在は、不動産投資の傍ら、不動産投資や税・法律系のライターとして活動しています。経験をベースに、分かりやすくて役に立つ記事の執筆を心がけています。