株式会社新生銀行(以下:新生銀行)は11月1日、株式会社お金のデザイン(以下:お金のデザイン)と提携し、ロボアドバイザーを活用した個人向け資産運用サービス「THEO+ [テオプラス] 新生銀行」を開始した。
同サービスは、年齢や現在の年収、金融資産額など5つの質問に答えるだけでロボアドバイザーが世界の約6,000種類のETFから最適な組み合わせを提案し、運用する。スマートフォン上で手続きができることや1万円から運用可能で運用報酬は1.1%(年率・税込)であることから、投資ビギナーであっても気軽に取り組みやすいサービスとなっている。
新生銀行では「THEO+ [テオプラス] 新生銀行」開始に伴って、Tポイント500ポイントプレゼントや最大2,000円のキャッシュプレゼントという2つキャンペーンを開始している。また、こうした新しいサービスの使い方や内容に不安がある方に向けた「THEO+ [テオプラス] 新生銀行 始めよう!ロボアドで資産運用!」セミナーの開催も決まっている。
また、今回のサービスと同時に発表された「MYDC」は新生銀行の顧客がロボアドバイザー機能を活用し、スマートフォンやパソコンでiDeCoの商品選択のサポートを受け、簡単に申込み手続きを進めることが可能となるサービスだ。新生銀行が合併予定の株式会社MYDCが提供するプランで、12月1日からの開始予定となっている。
新生銀行は平成29年7月にお金のデザインが実施した第三者割当増資を引き受けるとともに、新生銀行の常務執行役員が金のデザインの社外取締役に就任するなど、連携を強めていた。新生銀行は今後もロボアドバイザーを活用した資産運用サービスの提供を検討していく見通しだ。初心者であっても気軽に、プロにひけをとらない資産運用ができるロボアドバイザーは個人投資家であればぜひチェックしておきたいサービスだ。
平井真理
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