顧客満足度調査を行う株式会社oricon ME(オリコンエムイー)は6月14日、「ネット証券」「外貨預金」「ロボアドバイザー」などの資産形成に関する金融系6サービスのランキングで、総合1位となったサービスを発表した。個人の金融資産を貯蓄から投資に促す取り組みが本格化し、今年度から高校家庭科の学習指導要領が改訂により「資産形成」の授業が開始されたことなどを受け、今年1月~6月に発表したランキングを改めて紹介した。
「ネット証券」(1月発表)は「楽天証券」が2年連続総合1位、「iDeCo 証券会社」は(同月発表)は「マネックス証券」が3年連続総合1位、「スマホ専業証券」(1月初発表)では「PayPay証券」が総合1位、「外貨預金」(6月発表)は「ソニー銀行」が3年連続総合1位、「ロボアドバイザー」(5月発表)は「ウェルスナビ(WealthNavi)」が2年連続の総合1位、「暗号資産取引所 現物取引」(4月発表)は「GMOコイン」が2年連続の総合1位となっている。
同社が21年8月31日から9月13日にかけて行ったネット証券利用実態調査も再度紹介している。「運用経験のある投資商品」(複数回答)は「国内株式(ETFを含む)」が92%で最多。 続いて「投資信託」(56%)、「債券(国債/外債/社債など種類問わず)」(23%)となり、多くの金融商品の中でも株式、日本株の運用経験が多かった。同調査で、NISA(少額投資非課税制度)口座を開設していない人に開設していない理由を聴取した結果、「よくわからないから」が31%で最多だった。
今年に入り、急激な円安や米国株の急変動、また、国内では10代から資産形成を学ぶ環境が整いつつある。 今後の顧客満足度調査では、投資家の傾向や、新たに成人となった18歳以上の世代の意識の変化が数字に表れてくるかもしれない。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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