不動産投資の勉強を始める手順は?初心者のための6つのステップ

不動産投資の初心者の方の中には、収益物件を購入する前に不動産投資の勉強をしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

不動産投資はリスクも多く、購入時にどのような物件をどのような条件で購入するかが、その成否の大きな分かれ目となります。正しい知識を身に付けて自己判断することが大切です。

この記事では、不動産投資の初心者がまず始めるべき不動産投資の勉強方法について解説していきます。

目次

  1. 不動産投資の初心者に勉強が必要な理由
  2. 初心者が始めるべき不動産投資の勉強方法
    2-1.インターネットで基本的な不動産投資の仕組み・流れを勉強する
    2-2.書籍やインターネットで不動産投資の種類や用語の勉強をする
    2-3.セミナーや書籍で不動産投資の目的や種類を絞って勉強する
    2-4.セミナーや書籍で資金計画、税金について勉強する
    2-5.実際に物件を探し見学して勉強する
  3. まとめ

1.不動産投資の初心者に勉強が必要な理由

自分の目的や資金規模に合った投資をして大きな失敗をしないようにするためには、不動産投資のリスクやリターンについての正しい知識を身に付けることが大切です。

不動産投資は数百万円の初期費用が必要となり、投資規模は数千万円単位に及びます。また、物件の取得やローンの返済だけではなく、修繕やトラブルの解決など様々な局面で資金を必要とする場面があります。

しかし、不動産投資のリスクは、投資方法や投資物件の種類によって大きな違いがあります。またリスクによって、得られるリターンの大きさも異なるため、不動産投資をおこなう目的や投資資金の規模などによって、選択する不動産投資は変わってきます。

目標とする収益を上げるために、具体的な物件探しや資金計画についても自分で見極めて判断することが必要になります。そのため、不動産投資の種類や物件を見極める判断力を養うことはとても重要なポイントとなってきます。

2.初心者が始めるべき不動産投資の勉強方法

初心者が不動産投資の勉強を始める際には、次のような内容をそれぞれの方法で、順序に沿ってステップアップして進めていくとよいでしょう。

  1. インターネットで基本的な不動産投資の仕組み・流れを勉強する
  2. 書籍やインターネットで不動産投資の種類や用語の勉強をする
  3. セミナーや書籍で不動産投資の目的や種類を絞って勉強する
  4. セミナーや書籍で資金計画、税金について勉強する
  5. 実際に物件を探し見学して勉強する

2-1.インターネットで基本的な不動産投資の仕組み・流れを勉強する

まず、基本的な不動産投資の仕組み・流れを勉強します。インターネットの不動産投資情報サイト・メディアを利用するとよいでしょう。

不動産投資はどのようにして収益を得るのか、不動産を購入してから収益を得ていくにはどのような手続きや作業が必要なのか、ということについて、簡単な概略を把握することが目標になります。

余裕があれば、株式投資などの他の投資方法と比較してどのような特徴があるのか、についても勉強してみましょう。

このような不動産投資の概要は、不動産投資の基本を書いた概説書でも勉強することができますが、書籍では頭に入りにくく難しく感じられてしまう場合もあるでしょう。そこで、検索などで簡単に情報を入手できるインターネットの活用が有効でしょう。

ただし、インターネットの情報は、情報発信者・運営者によって信ぴょう性に疑問があるものもあります。運営元や配信元を調べ、信頼性の高い情報を取捨選択するように注意しましょう。

【関連記事】不動産投資の初心者は何に気をつけるべき?始め方・物件購入の流れも

2-2.書籍やインターネットで不動産投資の種類や用語の勉強をする

不動産投資の概略をつかんだら、次のステップは、不動産投資の基本的な種類や用語の勉強をすることが重要になるでしょう。

不動産投資には、区分マンション投資、アパート経営、戸建投資、一棟マンション投資など、様々な投資方法があります。自分の目的や資金背景などに適した不動産投資を選択するために、どのような投資方法があるのかを知る必要があるでしょう。それぞれの投資方法の特徴を勉強して比較できるようにしましょう。

また、利回りや、キャッシュフロー、サブリース、管理会社、専任媒介契約など、不動産投資でよく使われる用語を知らないと、不動産投資の勉強を深めていくうえで支障が出ることがあります。基本的な不動産投資の用語は、まず押さえておくと後々便利でしょう。

ただし、効率性を重視するならば、用語の勉強は、目的や種類を絞ってから、分からない言葉が出てきた時点でその都度勉強するのでもよいでしょう。

不動産投資の種類の比較や不動産投資用語については、やや専門的な内容になるため、基本的な内容を網羅的、体系的に解説しているような書籍で勉強するのが効率がよいといえます。

インターネットの不動産投資情報サイトやメディアの中にも、そのようなノウハウを網羅的に集約したものもあり、そのようなサイトのうち信頼できるものを利用して勉強してもよいでしょう。

2-3.セミナーや書籍で不動産投資の目的や種類を絞って勉強する

不動産投資の様々な種類について学んだら、自分がどのような目的で不動産投資がしたいのか、また、その目的と自分の資金背景などを合わせて、自分に向いている不動産投資は何かを考えてみましょう。

そして、不動産投資をおこなう目的や、それに合った不動産投資の種類を絞ったら、その絞った分野について勉強を深めていくとよいでしょう。

たとえば、長期的に低リスクの運用で副収入を得たいという目的であれば、高い収益は得られないが比較的リスクの低い、区分マンション投資が向いています。この場合は手元資金の範囲内で購入することのできる、区分マンション投資について勉強していくというような流れになります。

目的や種類を絞った不動産投資の勉強には、テーマ別に行われることが多いセミナーが向いているといえるでしょう。セミナーであれば、実際の投資例に基づいた具体的な話を講師から直接聞くことができるケースも多く、講師に質問して不明点や疑問点を解決できる可能性もあります。

不動産投資の書籍も、近年ではテーマを絞った書籍が数多く販売されているため、書籍も適宜利用して勉強を深めてみましょう。

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2-4.セミナーや書籍で資金計画、税金について勉強する

不動産投資で利益を出していくためには、オーナー自らが収入と支出の管理をする必要があり、資金計画や税金についての理解が不可欠といえます。不動産投資の目的や種類を絞るステップでは、同時に不動産投資の収入と支出、融資とその返済、税金の計算などについて勉強していくとよいでしょう。

不動産投資の資金計画や税金については、テーマ別に行われるセミナーやテーマ別に書かれた書籍を利用するとよいでしょう。

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2-5.実際に物件を探し見学して勉強する

自分の目的に沿って不動産投資の種類を絞り込み、その分野の勉強も一通り終えたと感じたら、実際に物件を探して見学し、実践しながら勉強していくとよいでしょう。

多くの物件をみることで、相場観が分かるようになり、自分が実際に投資対象とする物件の条件をさらに絞り込んでいくことができるようになっていきます。物件を現地で見るときに不動産会社の人と会話することで、不動産市場の動向を肌で感じることができます。

投資対象となる良い物件があったら、金融機関に融資の相談もしてみましょう。実際に購入しない場合であっても、自分の資金背景、属性などからどのような物件がどれくらいの条件で購入できるのかを知ることにもつながります。

融資の条件によって購入できる物件も変わってくるため、物件探しと並行して金融機関へのアプローチも適宜おこなっていくことで、物件の絞り込みに役立つでしょう。

まとめ

不動産投資の初心者の方は、まずはインターネットなどで不動産投資の概略を把握し、その後、不動産投資の種類について比較検討できる知識を書籍などで勉強してから、自分に合った投資法を絞り、その分野について勉強するとよいでしょう。

特定の投資法や資金計画などの専門分野については、セミナーや書籍を利用することを検討してみましょう。セミナーでは登壇者への質問ができることも多く、情報サイトだけでは分からなかった部分を効率的に学習することに繋がります。

ある程度、知識が身に付いて、自分の投資法も定まって来たら、実際に物件を探して見学しながら勉強していくとよいでしょう。

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佐藤 永一郎

佐藤 永一郎

筑波大学大学院修了。会計事務所、法律事務所に勤務しながら築古戸建ての不動産投資を行う。現在は、不動産投資の傍ら、不動産投資や税・法律系のライターとして活動しています。経験をベースに、分かりやすくて役に立つ記事の執筆を心がけています。