株式会社三井住友銀行と株式会社SMBC信託銀行は3月10日、積極的な改修工事による国内不動産ストックの良質化を目指す「サステナブルバリューアップファンド1号投資事業有限責任組合」を立ち上げた。ファンド規模は100億円 を目標とする。ファンド期間は5年間で、改修工事等で価値向上が見込める不動産が投資対象。ファンドマネージャーはSMBC信託銀、アセットマネージャーはケッペル・キャピタル・ジャパン株式会社。
同ファンドは、ある程度の築年数が経過した不動産を中心に投資し、積極的な改修工事を実施して投資不動産の価値を向上することで、国内の不動産ストックの良質化に貢献する。また、空調施設を最新設備に更新し省エネを実現するなど、環境負荷低減への貢献も図り、SDGs(持続可能な開発目標)達成の一助になるものと位置付ける。
立ち上げの背景として「日本ではこれまでスクラップアンドビルドに偏りがちな不動産活用・都市開発が行われてきた。持続可能な社会を実現するためには不動産ストックの活用が必須。また、不動産による環境負荷も問題視されており、この低減も喫緊の社会課題」と説明する。
SMBC信託銀がファンドマネージャーとして運用を担当するのに加え、投資不動産の価値向上を目的に、特に改修工事を強みとするアセットマネージャーも招へい。また、三井住友銀は投資家招へいを担当するほか、自らも出資する。
【参照リリース】株式会社三井住友銀行 株式会社SMBC信託銀行「不動産ストックの良質化を目指す「サステナブルバリューアップファンド1号投資事業有限責任組合」の立ち上げについて
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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム
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