株式会社クラウドリアルティ(以下:クラウドリアルティ)は、P2P型の不動産クラウドファンディングサービス「Crowd Realty」で、京町家再生に関する第2号プロジェクト「京町家2号ファンド:京都馬町町家」を8月23日に公開した。募集開始から約9時間で、89名の投資家により3,200万円の出資申込を受け、当日中に満額成立となった。
出資申込をした投資家の居住エリアは関東が62%と大半を占めたが北は北海道から、南は九州まで、年齢も20代から60代と幅広かった。また、不動産投資未経験者が65%と半数以上であった。
京町家2号ファンドの対象物件は、宿泊施設の稼働率が全国平均と比べても相対的に高い京都府の中でも、随一の観光名所である清水寺等が所在する東山区であることに加えて、新しい試みである優待制度でも注目された。
クラウドリアルティはプロジェクトにあわせ、株式会社SBI証券と提携し、4口(20万円)以上投資した投資家を対象に、2,000円の割引となる宿泊優待券を贈呈する優待制度も設けた。出資家自ら京町家を体験することで、その良さを拡散しリターン向上につなげることも期待される。
クラウドリアルティでは事業者や投資家がアイデアを実現できる投資の場を目指しており、今後も投資先不動産を公開し施設運営者の思いを伝えることで、より多くの人が不動産投資をはじめる機会を提供する見通しだ。
【関連サイト】不動産クラウドファンディングサービス「Crowd Realty」
【関連記事】クラウドリアルティ(Crowd Realty)の評判・概要
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平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
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