投資用不動産事業の株式会社グローバル・リンク・マネジメント(GLM)は4月19日、2024 年に竣工予定の「(仮称)アルテシモ南青山七丁目」でZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)を取得したと発表した。同物件は GLM の14棟目の環境認証取得物件となる。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は断熱性・省エネ性を高め、再生可能エネルギーなどを導入することによって年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅。ZEH-M Orientedは、断熱性能などを大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入によって室内環境の質を維持しながら大幅な省エネルギーを実現し、かつ、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指したマンションのこと。
同物件は東京都港区南青山七丁目に24年11月竣工予定で、建物は地上14階鉄筋コンクリート造、延べ面積1933.29㎡。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)では最高位の5つ星を今年3月31日に取得している。
断熱性能を高め、外壁や開口部から逃げる熱量を減らすことにより、同じ条件下の物件と比較してエネルギー消費量を25%程度(175MJ/㎡・年)削減できる見通し。また、光熱費削減のため、主に給湯器や照明で消費エネルギーを抑制する機器を導入し、物件の性能を評価する外部機関から、一般的な省エネ基準の住宅よりも年間光熱費を最高額で約18,000円削減できると評価されており、光熱費の高騰が続く中で居住者の負担軽減にもつながることが期待できるという。
GLMは、今後自社で新たに企画・開発を手掛ける新築物件ではBELS5つ星やZEH-M Orientedなどの環境対応を標準仕様とし、24年には環境対応比率100%を目指している。これにより資産価値と地球環境保全を両立する投資用マンションを供給することで、企業「不動産を通じて、豊かな社会を実現する」というミッションを達成する。
ZEHでは、集合住宅におけるZEH-M(100%以上省エネ)、Nealy ZEH-M(75%以上省エネ)、ZEH-M Ready(50%以上省エネ)がある。不動産や建設大手がZEH認証取得に動いており、24年以降に竣工する建物では、ZEH認証の物件の大幅増も予想される。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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