株式会社SOCIAL COMMON CAPITALのグループ会社である株式会社コモサスは3月29日、融資型クラウドファンディング(CF)「COMMOSUS(コモサス)」で「東京都港区西麻布マンション事業ファンド」の情報を公開した。ファンド出資金を原資として貸付を行い、借入人である株式会社センチュリオンが保有する東京・西麻布の区分マンションのバリューアップ費用(権利調整等)に充当する。
プロジェクトの売却収益、またはセンチュリオン社の自己資金を原資として借入金の返済を行い、この返済金が償還原資となる。募集金額4600万円、最低成立金額1万円、予定利回りは年利7%(税引前)で予定運用期間は4月28日~12月28日の8ヶ月。投資は1万円から、募集期間は4月6日午前11時から13日午後5時まで。
借入人であるセンチュリオン社は東京都港区に本社を置く2008年設立の不動産会社。区分マンションや一棟不動産を購入、リフォーム後再販売する形を中心としながらも権利調整などを含むバリューアップ案件など幅広く展開。従業員数は9名と少数ながらも、前年度は約35億円の売上実績で、創業以来15期でも黒字決算で業績は堅調。
対象物件は大手企業のブランドシリーズのマンションの1室。ブランド名と物件を特定した開示はプロジェクトの進捗に影響が出る可能性があるとして非開示だが、大手ブランドのマンションは、デベロッパーの信頼性が高く、建物の品質や設備、管理がしっかりしており、価値を維持する要因となる。また、西麻布など、人気の立地に建設されることが多く、「購入者にとってはいずれ売却をする際の再販価格が安定しやすいため中古マンション市場でも人気が高くなる」と同社は説明する。
元本償還方法は、契約終了時に一括償還。担保なし、個人による連帯保証契約あり。なお、募集期間終了前に満額成立した場合は速やかに貸付を実施する。運用開始が予定よりも前倒しとなっても、予定利回りの変更などはない。
同ファンドによる融資を行うと、センチュリオン社に対する融資は2回目となり、営業者であるコモサスバンクからの累計融資残高は6600万円となる。返済原資はプロジェクト売却による収益からの返済がベストだが、権利調整には一定の時間を要する場合も多いことから、同社ではセンチュリオン社の自己資金による返済も返済原資としており、「現状の累計融資残高の水準であれば、センチュリオン社の自己資金で十分返済可能」としている。
【関連サイト】COMMOSUS(コモサス)[PR]
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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