TAG 再生可能エネルギー

ESG投資コラム

2023年に海外投資家が注目する5つのESGキーワードは?2023年のESG投資の見通しも

2022年は、世界経済の先行きに暗雲が広がると同時に、国際秩序の対立が悪化するという激動の1年となりました。本稿では、ESG投資に影響を与えた2022年の大きな出来事を振り返るとともに、2023年はどのような展開が予想されるのかについて、海外投資家が注目する5 つのキーワードとともに考察します。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

オーステッド、グーグルと150MWのPPA締結。G7は洋上風力発電を21年比7倍目指す

デンマークのエネルギー大手オーステッド(ティッカーシンボル:ORSTED)は4月3日、米アルファベット(ティッカーシンボル:GOOGL)傘下のグーグルと、向こう15年間に及ぶ150メガワット(MW)の電力購入契約(PPA)を締結した(*1)。同月16日には、主要7ヵ国(G7)の気候・エネルギー・環境相が、洋上風力発電を2030年までに21年実績比7倍に増やすことで合意した。

ESG投資コラム

脱化石燃料のカギを握る「溶融塩エネルギー貯蔵」 欧米スタートアップの取り組み 

未来のエネルギーの担いとして、再生可能エネルギーへの期待が高まっています。環境への負担が少なく資源が枯渇する心配がないといったメリットがある反面、主力電源化に向けたさまざまな課題も指摘されています。本稿では、再生可能エネルギーの普及拡大で重要なカギを握る技術として期待されている「溶融塩(ようゆうえん)エネルギー貯蔵」と、欧米スタートアップの取り組みについてレポートします。

ESG投資コラム

環境不動産の事例は?認定制度や個人投資家ができる取り組みも

近年は環境やサステナビリティに配慮した環境不動産に対する注目度も高まっています。投資家が不動産を環境面で評価しやすいよう、現代ではさまざまな評価制度が整備されています。今回の記事では環境不動産の認証制度や事例、個人投資家が取り組める環境不動産への投資方法についてみていきましょう。

ESG投資コラム

電気代の高騰が不動産投資に与える影響は?再生可能エネルギーの課題も

コロナ禍後の経済回復や、2022年に勃発したロシアのウクライナ侵攻などの影響による資源価格の上昇などにより、電気代の高騰が続いています。電気代の抑制に対する意識が高まり、住居選びにおいてもオール電化を敬遠したり、省エネや再生可能エネルギーの有無などを重視したりする人が増える可能性が想定されます。今回の記事では電気代の高騰が不動産投資に与える影響や、再生可能エネルギーを賃貸経営に導入するうえでの課題について紹介します。

マンション投資

責任不動産投資(RPI)の原則に見る、これからの不動産投資で重視されるポイントは?

責任不動産投資(RPI)は、2006年に国連によって提唱された、ESGの土台となる考え方である責任投資原則(PRI)を不動産投資に応用したものです。日本の不動産におけるサステナブル投資がまだまだ発展途上という見方もある中で、今後、さらに注目が集まっていく考え方といえます。この記事では責任不動産投資の基本と、責任不動産投資をファンド投資や現物での不動産経営に実践するうえでのポイントを紹介します。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

米マクドナルド、伊電力エネルとバーチャルPPA締結。米サプライチェーンで再エネ100%へ

米マクドナルド(ティッカーシンボル:MCD)は12月15日、伊電力大手エネル(ENEI)の北米事業本部エネル・ノースアメリカと、189メガワットのバーチャルPPA(仮想電力購入契約)を締結したと発表した(*1)。これにより、マクドナルドは米国のサプライチェーンで使用する電力の100%を再生可能エネルギーで賄える見込みとなる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

アマゾン新設フルフィルメントセンター 2023年内に世界初のILFIゼロカーボン認証取得へ 

米アマゾン・ドット・コム(ティッカーシンボル:AMZN)は2022年10月26日、同社カリフォルニア州サクラメントにある新設のフルフィルメントセンター(物流・配送拠点)が、世界初となる国際リビング・フューチャー協会(ILFI)のセロカーボン認証を取得したロジスティクス施設になる見込みだと発表した(*1)。

ESG投資コラム

カーボンニュートラル・脱炭素に向けたアパート経営の炭素貯蔵効果とは?

地球温暖化を食い止めるために、近年脱炭素化やカーボンニュートラルが推進されています。日本では現在、2050年にカーボンニュートラルの達成を目指しています。その中で、不動産業界でもさまざまなカーボンニュートラルへの貢献が検討されています。特に木造アパートにおいては、炭素の貯蔵効果や、太陽光発電の活用、ZEH-M基準の充足などによりカーボンニュートラルへの貢献余地が大きいといえます。今回はカーボンニュートラルの日本における考え方や、木造アパート経営におけるカーボンニュートラルへの貢献のポイントを紹介していきます。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

エネルギー移行に伴う金属需要は10兆ドルに拡大か。ブルームバーグが見通し

ブルームバーグの脱炭素化に関するリサーチ部門ブルームバーグNEF(BNEF)は1月19日、「エネルギー移行に伴う金属の長期見通し」として、太陽光、風力、蓄電池、電気自動車などのエネルギー移行技術の進展に欠かせない主要金属の需要は、2050年までに5倍に増大するという予想を公表した。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ロイズ・バンキング・グループ 英五大銀初となる新規石油・ガス田プロジェクト向け融資停止

英銀大手ロイズ・バンキング・グループは10月21日、新規の石油・ガス田開発へのプロジェクトファイナンスおよびリザーブ・ベース・レンディング(石油・ガスの埋蔵量を担保とした融資)を行わない方針を明らかにした。英国の五大銀行で初となる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

バークレイズ証券、国内最大発行額となる203億円の再生可能エネルギーPJ債を組成

バークレイズ証券株式会社は3月26日、鹿児島県南九州市頴娃町の太陽光発電事業プロジェクトに対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成したと発表した。リニューアブル・ジャパン株式会社をスポンサーとし、鹿児島県南九州市に完工した太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンスローンを裏付とした信託受益権となる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

アマゾン、新たに71件の再エネプロジェクトへ投資。米460万世帯分の電力生みだす見込み

米アマゾン・ドット・コム(ティッカーシンボル:AMZN)は9月21日、新たに71件の再生可能エネルギー関連プロジェクトを開始すると発表した。これらのプロジェクトが稼働することで、毎年、米国の460万世帯の電力需要を賄うのに相当する5万ギガワット時のクリーンエネルギーを生みだす見込みだ。

投資信託

豪資産運用大手のIFMインベスターズ、再生可能エネルギー投資が増加。「責任あるビジネスレポート2022」

オーストラリアの資産運用大手IFMインベスターズは11月29日、「責任あるビジネスレポート(Responsible Business Report)2022」を発表した。再生可能エネルギー案件の投資パイプラインが10ギガワット規模に拡大したことや、IFMのインフラ・ポートフォリオ全体で投資先企業における取締役のジェンダー・ダイバーシティが大幅に向上したことを報告している。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

リンデ、BASF、SABIC、世界初となる電気加熱式蒸気分解炉の大規模実証プラントの建設開始。CO2排出量90%減へ

工業ガス大手英リンデ(ティッカーシンボル:LIN)、ドイツ化学大手BASF(BAS)、およびサウジアラビア基礎産業公社(SABIC)は9月1日、世界初となる電気加熱式蒸気分解炉の大規模実証プラントの建設を開始したと発表した(*1)。天然ガスに代わり再生可能エネルギー由来の電力を利用することにより、二酸化炭素(CO2)排出量を従来比90%削減できる見込み。2023年の稼働を予定する。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

オーステッド、25年までに全サプライヤー100%再エネ利用要請。製薬大手GSKも持続可能な調達プログラムを発表

デンマークのエネルギー大手オーステッド(ティッカーシンボル:ORSTED)は8月10日、2025年までに全サプライヤーが使用電力を100%再生可能エネルギーにきりかえる目標を発表した。エネルギー企業として世界初となる。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

英シェル、欧州最大のグリーン水素製造プラント建設へ。洋上風力発電活用

英石油大手シェル(ティッカーシンボル:SHEL)は2022年7月、傘下のシェル・ネーデルランドとシェル・オーバーシーズ・インベストメンツを通じ、欧州最大となる再生可能エネルギー由来水素(グリーン水素)製造プラントの建設に向けた投資を最終決定した(*1)。

ESG投資コラム

個人でESG不動産投資を始めるには?物件・サービス選びのポイントや始め方も

ESG投資とは、環境、社会、ガバナンスを重視した経営を行う企業の株式や債券などを対象とした投資のことを指しています。不動産投資は実物資産を保有したり、運用したりすることで収益を得る投資方法であり、株式などと比較してオーナー個人の意見を反映させやすい投資対象です。今回のコラムでは、個人でESG不動産投資を始める方法や、物件・サービスの選び方について解説していきます。

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

インド、30年までのCO2排出05年比45%削減にコミット。再エネ比率50%に引き上げ

インド政府は8月3日、地球温暖化につながる温室効果ガス(GHG)排出削減目標をひきあげ、2030年までにGDP原単位のGHG排出量を05年比で45%削減することにコミットすると発表した(*1)。同年までに電源構成にしめる再生可能エネルギーの割合も50%にひきあげる。