ロードスターキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、以下ロードスターキャピタル)は1月19日、投資運用業及び電子申込型電子募集取扱業務の登録を完了したことを発表した。
これまで個人向けの不動産投資には、J-REITか不動産への直接投資かの二択しかなかったが、今回の業務登録によって不動産投資にクラウドファンディングの手法を用いることが可能となる。今後、ロードスターキャピタルが運営する不動産投資のクラウドファンディングサービス「Ownersbook(オーナーズブック)」上には、プロが厳選した不動産投資案件が掲載され、個人投資家が小口から投資に参加することができるようになる見通しだ。
不動産への直接投資では物件選定や運営管理にノウハウが必要な上に準備資金や管理コストが大きいという課題があり、またJ-REITへの間接投資ではリターンが物件から得られる本来の利回りほど高くない、かつ投資口の時価評価は株式市場との連動性が大きい、という状況になっていた。今回のエクイティ投資型のクラウドファンディングは、この両者の中間に位置する投資で、不動産投資のなかではミドルリスク・ミドルリターンの商品となる予定だ。
また、個人が小口から始めることができる不動産投資の他の手法例としては、貸付型のクラウドファンディングサービスである「ソーシャルレンディングサービス」も挙げられるが、貸付型では個人投資家と融資物件をそのまま結びつけてしまうと貸金業に該当してしまうという問題が生じるため、投資先の不動産案件の情報開示を限定的にして匿名化する必要があった。
エクイティ投資型のクラウドファンディングでは、ソーシャルレンディングで課題となっていた物件を匿名化する必要がないため、投資したい不動産案件を個人が選んで小口から投資することができるようになるという点で大きな意義がある。
ロードスターキャピタルでは、今後、エクイティ型の第一号案件の組成に向けて準備を進めていく予定だ。現在、Ownersbook(オーナーズブック)に掲載されている貸付型のクラウドファンディング案件については掲載後すぐに反響が集まり応募が終了するという状況のため、エクイティ投資型の案件にはさらに人気が集中することが予想される。
【参照リリース】エクイティ投資型商品の提供に向けた登録の完了に関するお知らせ
【関連サイト】Ownersbook(オーナーズブック)[PR]
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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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