オーナーズブックの評判は?メリット・デメリットや始め方も

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インターネット上で「お金を借りたい人」と「貸したい人」を結びつける「ソーシャルレンディング」というサービスが新しい投資方法として注目されています。ソーシャルレンディングは株式投資やFXと比べてリスクは小さく、また、不動産投資と比べて大きな元手を必要としないため始めやすいのが特徴です。

そこでこの記事では、ソーシャルレンディングの中でも不動産に特化した「オーナーズブック」の実績や特徴、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します。不動産投資やソーシャルレンディングに興味のある方は、参考にしてみてください。

目次

  1. オーナーズブックとは
  2. オーナーズブックの投資案件は2タイプ
  3. オーナーズブックのメリット
    3-1.少額・分散投資が可能
    3-2.不動産のプロが物件を厳選
    3-3.案件情報が豊富
    3-4.ロードスターキャピタル社の株主になると優待枠も
  4. オーナーズブックのデメリット
    4-1.元本保証がない
    4-2.途中解約ができない
    4-3.利回りは3.0%~5.0%と低め
    4-4.人気案件には投資できないことも
  5. オーナーズブックの始め方
  6. まとめ

1 オーナーズブックとは

オーナーズブック

会社名 ロードスターインベストメンツ株式会社
サイトURL https://www.ownersbook.jp
本社所在地 東京都中央区銀座1丁目9番13号 プライム銀座柳通りビル7階
資本金 50百万円(資本準備金とあわせて80百万円)
売上高 287億3,700万円(※グループ全体、2023年12月期実績)
上場有無 親会社であるロードスターキャピタルが東証プライム上場
サービス開始年月 2014年9月
参考利回り 3.0%~5.0%
投資金額 1万円から
投資実行額・応募総額 507億円超(2024年7月時点の投資実行済案件総額)
運用期間の目安 3ヶ月~37ヶ月
投資家会員数 4万人超(2023年9月時点)

※2024年6月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトを御覧ください。

オーナーズブックに関するニュース

オーナーズブックの概要

オーナーズブック(OwnersBook)は、ロードスターインベストメンツ株式会社が運営しているソーシャルレンディング・不動産投資クラウドファンディングのプラットフォームです。オーナーズブックでは、クラウドファンディングの手法を活用し、「1口1万円からの小額資金による不動産投資」というサービスを提供しています。

ソーシャルレンディングは「お金を借りたい側」と「お金を貸したい側」とをインターネット経由で結びつけるという融資の仲介を担うクラウドファンディングの一種であり、融資型(貸付型)クラウドファンディングとも呼ばれています。

ソーシャルレンディングに投資すると、提供した資金に応じて分配金(利子等)が受け取れ、満期になれば元金が返済されます。ソーシャルレンディングのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

ソーシャルレンディングのメリット

  1. 預貯金等に比べて利回りは高い
    年間利回りの相場は3〜7%程度で、中には10%以上のケースもあります(2022年時点、HEDGE GUIDE編集部調査)
  2. 投資の知識に影響されにくい
    初心者と経験者での投資の成果に差が出にくいのも特徴です
  3. 手間が少ない
    株式投資のような運用の管理(銘柄の売買、価格の変動の監視等)の手間がかかりません
  4. 少額投資が可能
    1万円といった少額から投資を始められます
  5. 運用期間が短い
    運用期間は3カ月~2年などで設定されるケースが多く、比較的短期間の運用となります

ソーシャルレンディングのデメリット

  1. 貸し倒れリスクがある
    融資先の経営が悪化すれば、元金が戻ってこない(=貸し倒れる)可能性もあります
  2. 好きなタイミングで解約できない
    一旦投資した後は、運用期間中のキャンセルができません
  3. 返済や償還等の変更があり得る
    融資先の状況により返済の遅延や、逆に早期の償還が生じる可能性もあります
  4. ソーシャルレンディング事業者が倒産することもある
    ソーシャルレンディングを運営する事業者が倒産した場合も、投資資金を回収できない可能性があります

2 オーナーズブックの投資案件は2タイプ

オーナーズブックでは1万円から不動産案件に参加することが可能です。少額から始められる不動産投資という意味では、J-REIT(不動産投資信託)と類似していますが、オーナーズブックでは不動産のオーナーや債権者としての権利を得られるのが特徴です。

オーナーズブックの参加方法には主に「貸付型」と「エクイティ型」の2タイプがあります。貸付型は、クラウドファンディングで集められた資金を使い、融資を受けたい企業へ不動産の担保をとって融資するタイプです。

オーナーズブックの貸付型

一方、エクイティ型では、オーナーズブックがクラウドファンディングで集めた資金を使って、特別目的会社(特定資産を担保にした証券発行など特定の目的のために設立される会社)を通じて不動産信託受益権を購入します。投資家は、物件の運用中の賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益を配当として受け取ることになります。

オーナーズブックのエクイティ型

貸付型は貸付先の倒産等がなければ配当が受けられる上、基本的には元本が戻ってくるタイプです。

対してエクイティ型は、不動産の賃料収入や売却益が配当原資になることから、購入時よりも高い金額で売却できればそれだけ配当も多くなります。ただし、購入時よりも安い金額で売却することになれば元本が一部若しくは全額毀損する可能性もあります。投資家に対する返済義務も無いタイプとなるため、貸付型よりもハイリスク・ハイリターンな運用方法といえます。

エクイティ型は4%~10%程度を目標リターンとしていますが、ロードスターキャピタル社の2021年12月期IR資料によればエクイティ型ファンドの中には当初の想定投資利回り(IRR:内部収益率)7.0%を大幅に上回る20%前後の利回りでの配当が見込まれているものもあります。

案件に応募すると、同じ案件に応募した投資家を匿名組合員とするファンドが作られ、集められた資金が案件への貸付または投資を行う営業者(ロードスターファンディング社または特別目的会社)へ出資されます。そして、同社が投資家からの資金を1つにまとめて貸付または不動産へ投資をします。貸付または投資からは元本返済と配当が行われますが、そのお金は営業者経由で各投資家の口座へ入金されます。

3 オーナーズブックのメリット

オーナーズブックに投資するメリットを見ていきましょう。

3-1 少額・分散投資が可能

不動産投資ではマンション1室やアパート1棟を取得するために数千万円から1億円以上かかることがあります。多くの場合、金融機関のローンを利用しますが、融資可能額は個人によって異なる上、事業計画(投資計画)書の作成も必要になるなど、不動産投資は投資初心者にとってハードルの高い投資方法と言えます。

一方、オーナーズブックでは1万円から不動産案件に投資して配当を受け取ることができます。貸付型タイプの案件は、すべて不動産担保付の融資案件となっているため、リスクも抑えられています。

また、投資の運用期間は、3~6カ月程度の短い物件から20カ月以上の長めの物件まで幅広く扱われており、運用期間の長さに応じた物件の選択も可能です。

このように、オーナーズブックではリスクの異なる物件・投資タイプが用意されており、また少額から投資できるため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。

3-2 上場企業100%子会社が運営、物件は不動産のプロが厳選

親会社であるロードスターキャピタル社は、投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、宅地建物取引業、総合不動産投資顧問業の免許・登録を受けた総合不動産会社です。不動産投資や不動産運営、アセットマネジメント等に関する豊富な知識・経験等を有した投資のプロがソーシャルレンディングの投資案件を厳選し、提供しています。

また、ロードスターキャピタル社は東京証券取引所プライム市場に上場している企業です。業績も創業以来の黒字を継続しています。(2022年時点)

オーナーズブックでは自社内でのプラットフォームの構築・運用、仲介手数料のカットなど大幅なコスト削減が実現していることもあり、貸付型案件の年利回りは3.0%~5.0%が中心となっています。

3-3 案件情報が豊富

オーナーズブックの案件内容を確認すると、貸付先や担保内容、予定利回りや償還方法などの貸付条件、物件概要(建物状況、アクセス状況や賃貸借状況等)といった情報を細かく見ることができます。

他のソーシャルレンディングの場合、貸付先の情報を非公開とするケースもありますが、オーナーズブックでは案件内容を詳しく公開しているものもあるので、投資家は内容を精査してから投資判断を下すことができます(※一部、貸付先や担保不動産の情報が限定的開示になるケースもあります)。

なお、投資家の募集方法は「抽選方式」と「先着方式」があります。人気案件の場合、募集期限が到来する前に締め切られる場合があることも留意しておきましょう。

3-4 ロードスターキャピタル社の株主になると優待枠も

オーナーズブックの運営企業の親会社であるロードスターキャピタル社の株式を保有して一定の条件をクリアすると、株主優待を受けられるようになります。優待の内容は、貸付型案件(先着方式)及びエクイティ型案件の投資枠の一部に対し株主優待枠が設けられ、一般の投資家よりも優先的に投資ができる、というものです。

ソーシャルレンディングの人気の案件には応募が殺到し、先着順ですぐに募集終了してしまったり、抽選に外れてしまったりなどで、投資機会を得られないことも少なくありません。一方、株主優待枠を利用することで投資枠を優先的に確保できる点は、上場企業が運営会社であるオーナーズブックの大きなメリットと言えるでしょう。

なお、株主優待を受ける条件は下記のような内容です。

当社株式を1,000株以上、かつ、6か月以上継続保有(※1, 2)され、優待基準日(6月30日及び12月31日)の株主名簿に記載または記録された株主様を対象といたします。
※1 「6か月以上継続保有」とは、同じ株主番号で6月末及び12月末日時点の当社株主名簿に、2回以上、連続で記載または記録されていることといたします。
※2 但し、「6か月以上継続保有」の条件は、2021年1月1日以降に当社株式1,000株以上の保有株主として初めて株主名簿に記載または記録された方のみ免除いたします。

※ロードスターキャピタル株式会社「株主優待制度」より引用
※2022年2月時点の情報です。最新情報については、ご自身でもよくお調べの上ご判断ください。

4 オーナーズブックのデメリット

オーナーズブックでは以下のようなリスクやデメリットがあることも把握しておくことが重要です。

4-1 元本保証はない

貸付先が倒産すれば元本が返還されない可能性があります。ロードスターインベストメンツ社ではそうした債務不履行が生じない貸付先や物件を厳しく選定していますが、貸倒れが生じる可能性はゼロではない点も考慮する必要があります。

また貸し倒れとはならないまでも、貸付先で返済遅延が起きると投資家への分配に遅れが生じます。例えば、オーナーズブックの「大阪市中央区ホテル素地第1号第1回」では、返済遅延が起きていました。2020年2月より問題が顕在化した新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたホテル事業の経営悪化が、返済遅延の原因です。

なお、この返済遅延に関しては2024年4月26日に売買契約の締結、同日決済が行われ、物件の売買金額全額が回収済みとなっています。ただし、担保評価を超えた金額であったものの投資総額には及ばなかったため、債務不履行に基づく違約金や未返済債権についても回収の対応を進めていくとしています。(※参照:大阪市中央区ホテル素地第1号第1回 案件に関する状況報告(第18報)

返済遅延が起きた場合、元本回収に成功したとしても、投資効率の低下を招いてしまうデメリットがあります。このようなリスクに備え、一つの案件に資金を集中させないよう分散投資を心がけることも重要なポイントとなります。

4-2 途中解約ができない

オーナーズブックでは運用期間中の解約はできません。運用期間は3カ月程度以上で設定されていますが、投資家都合で急な現金化はできない点にも注意が必要です。

4-3 利回りは3.0%~5.0%と低め

海外案件などのソーシャルレンディングでは利回り10%以上を期待できる場合もありますが、オーナーズブックの貸付型タイプの利回りは3.0%~5.0%が中心です。

しかし、利回りの高い案件はその分リスクも高く、貸し倒れる可能性もあります。オーナーズブックの利回りは控えめですが、すべてが不動産担保付の案件となるため(貸付型の場合)、リスク低減を図った不動産投資が期待できます。

4-4 人気案件には投資できないことも

オーナーズブックには2万5千名超(2022年時点)の会員がいますが、案件開始直後にすぐに応募が埋まってしまうため、投資家からは「投資できない」という声も数多く上がっていました。

オーナーズブックでは2019年8月に抽選方式を導入しましたが、抽選に漏れてしまうと投資ができないという可能性もありますので、投資できる確率を高めたい方や早めのタイミングで投資をしたいという方は株主優待枠を利用するか複数サービスを併用すると良いでしょう。

なお、2023年6月には投資枠の一部を、初めて投資する人に提供する「はじめて枠」を導入しています。募集開始時刻と対象者が分散されるため、初めて投資する人も比較的ゆとりをもって応募できるようになるでしょう。

5 オーナーズブックの始め方

オーナーズブックを利用して投資を始めるには「投資家登録」と「口座開設」が必要です。その後、投資資金を口座へ入金し、案件を選んで応募するという流れになります。

まず「投資家登録」をするには、メールアドレスで登録できる「仮会員登録」をします。「仮登録完了メール」が届いた後は、必要事項を入力し、会員登録を済ませます。

次に、「口座開設」をします。公式サイトからログインし、「投資家申請」ボタンをタップします。そして必要事項を入力し、本人確認書類を準備・提出します。

「スマホでクイック本人確認」(本人確認書類+顔認証)を行った場合は、本人所在確認ハガキの受領手続き無しで、本人確認を完結することができ、3営業日で投資家会員になることが可能です。

ハガキ受け取りによる本人確認の場合は、申請情報をもとに投資家審査が行われ、審査通過後に登録住所へ本人所在確認のため、簡易書留にてハガキが郵送されます。ロードスターインベストメンツ社にて、ハガキ(簡易書留)受領の確認が取れ次第、投資家登録の手続きは完了となります。投資家会員になるまでの日数は5営業日となります。

6 まとめ

オーナーズブックは、資金不足を理由に不動産投資を断念していた方でも気軽に参加できるソーシャルレンディングサービスです。利回りは海外案件などと比べれば控えめですが、不動産のプロが厳選した担保付の案件が提供されており、リスク低減が図られています。

この記事を参考に、オーナーズブックの案件を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットやリスクも含めて慎重に判断するようにしましょう。


※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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