オーナーズブックの評判は?メリット・デメリットを解説、始め方も

インターネット上で「お金を借りたい人」と「貸したい人」を結びつける「ソーシャルレンディング」というサービスが新しい投資方法として注目されています。ソーシャルレンディングは株式投資やFXと比べてリスクは小さく、また、不動産投資と比べて大きな元手を必要としないため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。

そこでこの記事では、ソーシャルレンディングの中でも不動産に特化した「オーナーズブック」の特徴やメリット・デメリット、評判について詳しくご紹介します。不動産投資やソーシャルレンディングに興味のある方は、参考にしてみてください。

目次

  1. オーナーズブックとは
  2. オーナーズブックの投資案件は2タイプ
  3. オーナーズブックのメリット
    3-1.少額・分散投資が可能
    3-2.不動産のプロが物件を厳選
    3-3.案件情報が豊富
  4. オーナーズブックのデメリット
    4-1.元本保証がない
    4-2.途中解約ができない
    4-3.利回りは控えめ
  5. オーナーズブックの評判・口コミ
    5-1.企業の信頼性について
    5-2.最低投資額について
    5-3.抽選について
    5-4.情報開示について
  6. オーナーズブックの始め方
  7. まとめ

1 オーナーズブックとは

オーナーズブック
会社名 ロードスターキャピタル株式会社
サイトURL https://www.ownersbook.jp
本社所在地 東京都中央区銀座1丁目10番6号 銀座ファーストビル2F
設立年 2012年
資本金 13億88百万円(資本準備金とあわせて27億66百万円)
売上高 96億7,000万円(2018年12月期実績)
上場有無 東証マザーズ上場
サービス開始年月 2014年9月
参考利回り 4.0%~6.0%
投資金額 1万円から
投資実行額・応募総額 148億1,070万円(2019年12月5日時点の投資実行済案件総額)
運用期間の目安 3ヶ月~37ヶ月
投資家会員数 20,681名(2019年6月末時点)

オーナーズブック(OwnersBook)は、ロードスターキャピタル社が運営しているソーシャルレンディング・不動産投資クラウドファンディングのプラットフォームです。オーナーズブックでは、クラウドファンディングの手法を活用し、「1口1万円からの小額資金による不動産投資」というサービスを提供しています。

ソーシャルレンディングは「お金を借りたい側」と「お金を貸したい側」とをインターネット経由で結びつけるという融資の仲介を担うクラウドファンディングの一種であり、融資型(貸付型)クラウドファンディングとも呼ばれています。

ソーシャルレンディングに投資すると、提供した資金に応じて分配金(利子等)が受け取れ、満期になれば元金が返済されます。ソーシャルレンディングのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

ソーシャルレンディングのメリット

  1. 預貯金等に比べて利回りは高い
    年間利回りの相場は5〜8%程度で、中には10%以上のケースもあります(2018年時点、ヘッジガイド編集部調査)
  2. 投資の知識に影響されにくい
    初心者と経験者での投資の成果に差が出にくいのも特徴です
  3. 手間が少ない
    株式投資のような運用の管理(銘柄の売買、価格の変動の監視等)の手間がかかりません
  4. 少額投資が可能
    1万円といった少額から投資を始められます
  5. 運用期間が短い
    運用期間は3カ月~2年などで設定されるケースが多く、比較的短期間の運用となります

ソーシャルレンディングのデメリット

  1. 貸し倒れリスクがある
    融資先の経営が悪化すれば、元金が戻ってこない(=貸し倒れる)可能性もあります
  2. 好きなタイミングで解約できない
    一旦投資した後は、運用期間中のキャンセルができません
  3. 返済や償還等の変更があり得る
    融資先の状況により返済の遅延や、逆に早期の償還が生じる可能性もあります
  4. ソーシャルレンディング事業者が倒産することもある
    ソーシャルレンディングを運営する事業者が倒産した場合も、投資資金を回収できない可能性があります

2 オーナーズブックの投資案件は2タイプ

オーナーズブックでは1万円から不動産案件に参加することが可能です。少額から始められる不動産投資という意味では、J-REIT(不動産投資信託)と類似していますが、オーナーズブックでは不動産のオーナーや債権者としての権利を得られるのが特徴です。

オーナーズブックの参加方法には主に「貸付型」と「エクイティ型」の2タイプがあります。貸付型は、クラウドファンディングで集められた資金を使い、融資を受けたい企業へ不動産の担保をとって融資するタイプです。

オーナーズブックの貸付型

一方、エクイティ型では、オーナーズブックがクラウドファンディングで集めた資金を使って、特別目的会社(特定資産を担保にした証券発行など特定の目的のために設立される会社)を通じて不動産信託受益権を購入します。投資家は、物件の運用中の賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益を配当として受け取ることになります。

オーナーズブックのエクイティ型

貸付型は貸付先の倒産等がなければ配当が受けられる上、基本的には元本が戻ってくるタイプです。

対してエクイティ型は、不動産の賃料収入や売却益が配当原資になることから、購入時よりも高い金額で売却できればそれだけ配当も多くなります。ただし、購入時よりも安い金額で売却することになれば元本が一部若しくは全額毀損する可能性もあります。投資家に対する返済義務も無いタイプとなるため、貸付型よりもハイリスク・ハイリターンな運用方法といえます。

案件に応募すると、同じ案件に応募した投資家で構成される匿名組合が作られ、集められた資金が案件への貸付と管理を行うロードスターファンディング社へ出資されます。そして、同社が個人投資家からの資金を1つにまとめて不動産へ投資または貸付をします。

投資または貸付が行われた不動産からは元本返済と配当が行われますが、そのお金はロードスターファンディング社経由で各投資家の口座へ入金されます。

3 オーナーズブックのメリット

オーナーズブックに投資するメリットを見ていきましょう。

3-1 少額・分散投資が可能

不動産投資ではマンション1室やアパート1棟を取得するために数千万円から1億円以上かかることがあります。多くの場合、金融機関のローンを利用しますが、融資可能額は個人によって異なる上、事業計画(投資計画)書の作成も必要になるなど、不動産投資は投資初心者にとってハードルの高い投資方法と言えます。

一方、オーナーズブックでは1万円から不動産案件に投資して配当を受け取ることができます。貸付型タイプの案件は、すべて不動産担保付の融資案件となっているため、リスクも抑えられています。

また、投資の運用期間は、3~6カ月程度の短い物件から20カ月以上の長めの物件まで幅広く扱われており、運用期間の長さに応じた物件の選択も可能です。

このように、オーナーズブックではリスクの異なる物件・投資タイプが用意されており、また少額から投資できるため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。

3-2 上場企業が運営、物件は不動産のプロが厳選

運営会社のロードスターキャピタル社は、投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、宅地建物取引業、総合不動産投資顧問業の免許・登録を受けた総合不動産会社です。不動産投資や不動産運営、アセットマネジメント等に関する豊富な知識・経験等を有した投資のプロがソーシャルレンディングの投資案件を厳選し、提供しています。

また、ロードスターキャピタル社は資本金27億66百万円(資本準備金含む)の東京証券取引所マザーズ市場に上場している企業です。業績も創業以来の黒字を継続しており、2015年度から2018年度の業績を比較すると、売上高は2,992百万円→9,670百万円へ、経常利益は688百万円→2,117百万円へと大幅な増収増益を達成しています。

オーナーズブックでは自社内でのプラットフォームの構築・運用、仲介手数料のカットなど大幅なコスト削減が実現していることもあり、貸付型案件の年利回りは4.0%~6.0%が中心となっています。

3-3 案件情報が豊富

オーナーズブックの案件内容を確認すると、貸付先や担保内容、予定利回りや償還方法などの貸付条件、物件概要(建物状況、アクセス状況や賃貸借状況等)といった情報を細かく見ることができます。

他のソーシャルレンディングの場合、貸付先の情報を非公開とするケースもありますが、オーナーズブックでは案件内容を詳しく公開しているものもあるので、投資家は内容を精査してから投資判断を下すことができます(※一部、貸付先や担保不動産の情報が限定的開示になるケースもあります)。

なお、投資家の募集方法は「抽選方式」と「先着方式」があります。人気案件の場合、募集期限が到来する前に締め切られる場合があることも留意しておきましょう。

4 オーナーズブックのデメリット

オーナーズブックでは以下のようなリスクやデメリットがあることも把握しておくことが重要です。

4-1 元本保証はない

貸付先が倒産すれば元本が返還されない可能性があります。返済や配当が遅延する場合もあるでしょう。

ロードスターキャピタル社ではそうした債務不履行が生じない貸付先や物件を厳しく選定していますが、貸倒れが生じる可能性はゼロではない点も考慮しておきましょう。

4-2 途中解約ができない

オーナーズブックでは運用期間中の解約はできません。運用期間は3カ月程度以上で設定されていますが、投資家都合で急な現金化はできない点にも注意が必要です。

4-3 利回りは控えめ

海外案件などのソーシャルレンディングでは利回り10%以上を期待できる場合もありますが、オーナーズブックの貸付型タイプの利回りは4~6%が中心です。

しかし、利回りの高い案件はその分リスクも高く、貸し倒れる可能性もあります。オーナーズブックの利回りは控えめですが、すべてが不動産担保付の案件となるため(貸付型の場合)、リスク低減を図った不動産投資が期待できます。

5 オーナーズブックの評判・口コミ

オーナーズブックの評判や口コミについては次のような感想が上がっています。

5-1 企業の信頼性について

「オーナーズブックは、ソーシャルレンディングでは数少ない上場企業の運営」
「株式投資家向けのIR資料なども見て、投資を決めた」

運営事業者の知名度が低い場合は投資家にとっては不安材料になる場合もあります。その点、オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル社は総合不動産会社でマザーズ市場の上場企業であるため、企業の信頼性を評価する声がありました。

5-2 最低投資額について

「まずは1万円で1年間投資をしてみたところ、予定利回りの5%がしっかりと確保できた」
「定期預金の100万円を半年ほど運用してみて、3万円の利益が出た」

オーナーズブックでは投資をした後は期間満了まで待つだけとなるので、手間がかかりません。資産を寝かせておくだけなら定期預金(金利0.01%)よりも、利回り4〜6%で運用したほうが良いと考える投資家の方もいます。

5-3 抽選について

「毎回人気で、投資したくても投資できない」
「他サービスと比べてもオーナーズブックの競争率は高い」

オーナーズブックでは案件への応募者が増加しているため、当選するのが厳しい案件もあります。また、先着方式で応募できる案件もありますが、新規ファンドの発表を見逃さずに素早く応募できる準備が必要になります。

5-4 情報開示について

「身元や対象物件が明らかにされないケースがある」
「投資前にセミナーに参加したが、当時疑問に思っていたことが解決できた」

貸付先の情報公開は投資家の投資判断にも影響しますが、オーナーズブックでは、貸付先の事情で情報開示が限定的になる場合もあります。ただし、案件の担保評価については、オーナーズブックの専門スタッフと外部専門家が厳正に二重チェックし、評価額を決めています。

6 オーナーズブックの始め方

オーナーズブックを利用して投資を始めるには「投資家登録」と「口座開設」が必要です。その後、投資資金を口座へ入金し、案件を選んで応募するという流れになります。

まず「投資家登録」をするには、メールアドレスで登録できる「仮会員登録」をします。「仮登録完了メール」が届いた後は、必要事項を入力し、会員登録を済ませます。

次に、「口座開設」をします。公式サイトからログインし、「投資家申請」ボタンをタップします。そして必要事項を入力し、本人確認書類を準備・提出します。

投資家審査を通過すると、記載した住所に簡易書留ではがきが送られてくるので、受領すれば手続きは終了となります。

7 まとめ

オーナーズブックは、資金不足を理由に不動産投資を断念していた方でも気軽に参加できるソーシャルレンディングサービスです。利回りは4〜6%の案件が中心になるため、海外案件などと比べれば控えめですが、不動産のプロが厳選した担保付の案件が提供されており、リスク低減が図られています。

この記事を参考に、オーナーズブックの案件を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットやリスクも含めて慎重に判断するようにしましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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