不動産投資・賃貸事業のロードスターキャピタル株式会社は3月18日、株式の上場市場が東京証券取引所マザーズ市場から、東京証券取引所市場第一部へ市場変更される。株式会社東京証券取引所の承認を受けたことを3月11日に発表した。東京証券取引所の新市場区分への移行に伴い、同社は新市場区分の「プライム市場」への選択申請を行ったうえ、2022年4月4日以降は「プライム市場」へ移行する予定。
同社は12年創業、17年にマザーズ市場に上場した。「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」をミッションに掲げ、14年9月に国内で初めて不動産投資に特化したクラウドファンディング(CF)「OwnersBook」をリリース。インターネット経由で不特定多数の一般投資家から資金を募り、不動産担保付のローン型案件に投資、そのリターンを還元する「貸付型」のCFを展開してきた。貸付型の案件では個人投資家も1万円という少額から参加することができることで不動産投資の門戸を広げ、これまで全案件について満額で募集を完了している。
さらに、18年8月には「エクイティ型」をリリース。不動産信託受益権を購入する際の自己資金(エクイティ)に当たる部分をオンライン上で募り、対象不動産が生み出す賃料収入および売却損益を投資家への配当原資として分配する不動産投資で、国内で唯一ロードスターグループのみが提供(同社調べ)する金融商品。
2021年12月期の決算は売上高179億2千万円(前年比 +5.5%)、税前利益50億3千万円(前年比 +28.5%)、当期純利益34億6千5百万円(前年比 +28.3%)と、9期連続で増収増益となった。
また、今年1月に150万株・15億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表。東証プライム市場上場への布石として注目されていた。
【参照リリース】東京証券取引所市場第一部への上場市場変更承認に関するお知らせ
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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