不動産投資と収益物件に関する情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社は10月10日、健美家に登録された収益(投資用)不動産についてまとめた「不動産投資物件 市場動向 四半期レポート <2017年7月~9月期>」を公表した。
レポートでは、区分マンション、一棟アパート、一棟マンションについての投資利回り(表面利回り)、物件価格を集計している。
レポートによると「区分マンション」の登録物件投資利回りは7.71%(前期比0.65ポイント上昇)と2016年の水準に近づいた。一方で価格は1,456万円(同6.06%減)と下落した。東京23区の地域別で見てみると、豊島区、練馬区、板橋区、北区、文京区の「城北エリア」と足立区、葛飾区、荒川区、台東区、墨田区、江戸川区、江東区の「城東エリア」で7%を上回った。
また、「一棟アパート」では、登録物件投資利回りは8.97%(同0.13ポイント上昇)と2016年1月~3月期以来の上昇に転じた、価格においても6,513万円(同0.12%増)と2006年1月~3月期以来の高値を記録した。地域別では、特に関西で13.16%、東海で11.24%といずれも築20年以上の物件で利回りが高かった。
「一棟マンション」では、登録物件投資利回りは8.07%(同0.12ポイント上昇)と再び8%台になった。価格は15,588万円(同1.83%減)と2016年4月~6月期以来の下落に転じた。
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平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
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