P2P不動産投資プラットフォームを構築するATLANTは10月31日、ICOで資金調達ラウンドからソフトキャップ(調達必要最低額)150万米ドルの5倍の合計650万米ドルを上回る資金の調達が完了したことを発表した。
この結果を受け、ATLANTのCEOで共同設立者のJulian Svirsky氏は「ICOの結果に非常に満足している。これで数か月以内に本当に革新的なプラットフォームとサービスをローンチする計画を進めることができる。」と語った。同チームの次なる目標はプラットフォームの完成とチームの拡充だ。また、関連企業との提携も視野に入れる。
ATLANTプラットフォームのローンチは、2018年3月に予定されている。主なサービスはP2P(ピア・トゥ・ピア)の不動産レンタルのプラットフォームだ。表面的には既存のサービスに似ているが、ネイティブのブロックチェーンアーキテクチャの大きな利点が加えられる。利点としてホストとゲストの両方の料金を現在よりも最大90%削減することができる。また、同プラットフォームのリリースによってトークン化された不動産の資産を購入、販売、取引するためのマーケットプレイスも形成される。これにより世界のどこからでも、誰でも世界中のトークン化された不動産を購入することが出来る。
ATLANTが進めるこのプロジェクトは世界中の人々に全く新しいタイプの金融の機会を提供する。ATLANTのCTOで共同設立者のDenis Donin氏は「強力で使いやすい機能を備えた独自のプラットフォームの構築を加速できる。アップデートに期待して欲しい。」と述べた。
現在のバージョンのATLANT AndroidウォレットはGoogle Playストアからダウンロードでき、その他の複数のリリースはATLANTのGithub Reposで確認可能だ。
【参照ページ】ATLANT Announces Successful Initial Coin Offering (ICO)