不動産投資で信頼できる会社・担当者の見分け方は?選び方のポイント4つ

不動産投資は株式投資などの金融資産への投資と比較して価格変動が緩やかであることから、ミドルリスクな投資対象として捉えられることもあります。

しかし、不動産投資には災害や空室、経年劣化による資産価値の下落など、他の金融商品にはないリスクがあります。このようなリスクに対応するためには、賃貸運営のパートナーとなり得る、信頼できる不動産投資会社と協力することが重要なポイントとなってきます。

どうすればプロの不動産会社や担当者を見分けられるようになるのかと疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。不動産会社や担当者を見分けるためには、事前に知識をつけることが最も重要です。

信頼できる不動産会社の特長や、不動産会社及び担当者を見分けるための方法などについて解説します。

目次

  1. 不動産投資で信頼できる会社・担当者とは
    1-1.物件のリスクやデメリットも説明する
    1-2.収支シミュレーションが細かい
    1-3.無理なローンを使わせようとしない
    1-4.賃貸管理に関する知識も持っている
  2. 不動産投資で信頼できる会社・担当者の見分け方
    2-1.本を読むなどして不動産投資の知識をつける
    2-2.自分自身でも収支をシミュレーションする
    2-3.提携ローンの貸付条件をチェックする
    2-4.管理戸数やスタッフの人数を確認する
  3. まとめ

1.不動産投資で信頼できる会社・担当者とは

不動産投資において信頼できる不動産会社を見分けるためには、どのような不動産会社であれば信頼できるのか把握する必要があります。まず、信頼できる不動産会社の特長について解説します。

1-1.物件のリスクやデメリットも説明する

不動産投資は長期継続的な収入が見込めるなど、メリットの多い資産運用です。しかし、不動産投資には気を付けるべきリスクやデメリットもあります。

また、空室や資産価値の下落など、不動産投資にまつわるリスクやデメリットは複数あるため、物件ごとに注意すべきリスクなどは異なるのが実態です。

このため、物件を購入するメリットばかり主張する不動産会社はあまり信頼できないと考えられます。物件ごとのリスクやデメリットについて、人口統計の分析など客観的な指標に基づいて説明してくれるかどうか、チェックしてみましょう。

プレゼンを受けた時点でリスク・デメリットの説明があるかはもとより、投資家からリスクやデメリットについて質問した時に明確な答えが返ってこない不動産会社は避けておきましょう。

1-2.収支シミュレーションが細かい

不動産投資は収益を上げるために行う資産運用であり、賃貸運用しても収益が残らない物件に投資する意味は限られると言えます。

投資用物件を判断する上では、キャッシュフローと呼ばれる毎月の手残り額などに着目することが必要です。キャッシュフローを計算するためには、想定される家賃収入に加えて賃貸管理費や固定資産税など様々な経費を想定することになります。

この時、想定されている経費や家賃の下落幅、空室率の上昇などマイナス面での数値が多く計上されていると、実際に賃貸運用した場合の収支とシミュレーションのずれも少なくなります。このようなシミュレーションを提案している不動産投資会社の信頼性は高いと言えるでしょう。

反対に、経費を少なくして少しでも利益が上がるように見せ、購入を促す不動産会社はあまり信頼できないと考えられます。シミュレーションに不足が無いか、経営が悪化した時に備えて数値にストレスをかけても問題がないか、確認してみましょう。

1-3.無理なローンを使わせようとしない

不動産投資を効率的に進めるためには、不動産投資ローンを活用するのが有効です。しかし、不動産投資ローンは誰でもいくらでも使えるというわけではなく、年収や年齢、勤務先情報などの属性によって借入額の限度が決まっています。

悪質な不動産会社は自社の売上を優先するために、投資家に限度額までローンを使わせることも少なくありません。後先を考えずに借入を重ねてしまうと、そのうち投資規模の拡大に行き詰まるほか、返済が大きな負担になってしまうことも考えられます。

空室が発生すると給与収入等からのローン返済が必要になるため、不動産投資ローンの借りすぎには要注意です。

一方、顧客の資金状況や投資の目的のヒヤリング、車や住宅ローンを活用したい場合の総合的なライフプランの提案など、無理のない範囲でローンを利用するよう勧めてくる不動産会社は信頼性が高いと言えます。

1-4.賃貸管理に関する知識も持っている

不動産投資は物件を購入して終了ではなく、物件購入後に入居者が入ることで初めて家賃収入を得られる資産運用の方法です。入居者の募集によって賃貸管理を継続するためには、経験やノウハウの蓄積も必要になります。

賃貸運用によって起こり得るトラブルや対処法について知識がある営業マンならば、要注意のリスクやデメリットについても幅広い説明も期待できます。

販売だけではなく賃貸管理の部署も持っていることで、賃貸管理のノウハウが営業マンにも浸透している不動産会社であれば、購入から管理、売却までワンストップでの案内を受けることもできます。

2.不動産投資で信頼できる会社・担当者の見分け方

信頼できる不動産会社のポイントを4つ解説しましたが、ここからは、ポイントごとに不動産会社を見分けるための方法について解説します。

2-1.本を読むなどして不動産投資の知識をつける

営業マンのプレゼンなどからリスクやデメリットを判断するためには、不動産投資に関する知識が必要です。不動産投資に関する知識がないと、特に注意すべきリスクなどについて判断基準を持てません。

知識がない状態だと、そもそも営業マンに何を質問すればよいのか、営業マンのプレゼンは根拠に基づいた論理的なものなのかなどを判断できなくなってしまいます。

結果的に「この営業マンは一生懸命で誠実な印象を持ったから」などのように、具体的な根拠のない判断を下してしまうこともあります。営業マンの人柄も重要なポイントの1つではありますが、不動産投資は資産運用である以上、利益などの数字に基づいた根拠を持って判断する必要があります。

本やインターネットで概要を掴んだら、不動産投資会社が行っている初心者向けのセミナーを受講するなども検討してみると良いでしょう。不動産投資会社の初心者向けセミナーでは、不動産投資の基礎的な知識を身に着けることができ、疑問点が出てきた場合にはその場で質問することも可能です。

例えば、東京23区・横浜エリアに集中したマンション開発・販売を行う東証プライム上場企業の「プロパティエージェント」では、幅広い知識レベルに合わせた「オンラインセミナー」を定期開催しています。セミナーでは、「不動産投資の基礎知識」「不動産投資のリスクとは?」といった基本的な内容から踏み込んだ内容まで、多岐にわたるトピックについて解説しています。

なお、営業マンの言うことが正しいかどうか判断するためには、複数の不動産会社と並行してコミュニケーションを取ることも有効です。1社からの案内に疑問を持った時、他社へその内容を相談することで、複数社の意見を比較することが出来るためです。不動産投資セミナーを受講する際も、複数のセミナーを受講して比較してみると良いでしょう。

【関連記事】【投資初心者向け】0から学べる不動産投資セミナー7選

2-2.自分自身でも収支をシミュレーションする

多くの不動産会社は営業している物件の収支シミュレーションを作成しています。収支シミュレーションは、物件の見込み利益などを判断する上で重要な判断材料です。

しかし、不動産会社が作成した収支シミュレーションが必ずしも正確で実態に即しているとは限りません。収支シミュレーションを提示されたら、必要な経費に抜けがないか、甘い見込みに基づいていないかなど、投資家自身が確認する必要があります。

【関連記事】不動産投資のシミュレーションで必要な基礎知識は?5つ紹介

2-3.提携ローンの貸付条件をチェックする

投資用不動産を取扱う不動産会社の中には、金融機関と提携してローンを斡旋しているところもあります。提携金融機関のローンは比較的審査を通過しやすい点でメリットがあるものの、貸し付け条件などについては確認が必要です。

提携金融機関の中には、申込者の信頼性よりも不動産会社や物件の信頼性を重視して融資しているところも多いものです。このため、物件そのものの資産性や収益性があまり評価されていない場合には、投資家にとって貸し付け条件があまり良くないことも考えられます。

借りられるからと言って提携ローンの条件を鵜呑みにするのではなく、金利などの貸付条件を確認して冷静に判断することが重要です。毎月のキャッシュフローが出るような条件になっているか、他行と比較して金利や年数などの条件が悪くないか、チェックしてみましょう。

【関連記事】不動産投資ローンでおすすめの銀行・金融機関は?金利や審査基準を5つ比較

2-4.管理戸数やスタッフの人数を確認する

管理部門も併設している不動産会社がノウハウを持っているかという点については、管理戸数や管理業を展開している年数などを見て判断するのが有効です。

戸数や管理開始後の年数が少ない場合には、なぜ少ないのか原因を探るとともに、具体的にどのような方法で管理をしているのか確認してみましょう。

そのほか、管理戸数に対してスタッフの人数が少なすぎる場合には、管理業務に満足な対応ができていないことも考えられます。この場合にはノウハウの共有などもできていない恐れがあるため要注意です。

まとめ

不動産投資の失敗を防ぐためには、物件を購入する前の時点で不動産会社を見分けることが必要です。そして、不動産会社を見分けるためには、不動産投資に関する知識が一定以上必要になります。

事前に知識をつけておくことで、注意すべきリスクの種類や収支の計算方法などについて、妥当性や信頼性を判断できるようになるためです。

まずは不動産投資会社が行っている初心者向けのセミナーを受講するなどして、基礎的な知識を身に着け、疑問点が出てきた場合には質問をしてみると良いでしょう。また、複数社の不動産会社との関係を持っておき、1社からの案内で疑問点が出てきた場合には、各社へ相談してみることも有効な手段です。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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