有料の不動産投資セミナー活用のポイントは?無料の不動産投資セミナーとの違いも

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不動産投資を始める前に一度参加しておきたいのが不動産投資セミナーです。不動産投資セミナーでは専門家の話を聞くことができ、実践的な情報を得ることができます。不動産投資セミナーには有料のものと、無料で参加できるものとがあります。有料のセミナーと無料のセミナーではどのように違うのでしょうか。

この記事では有料の不動産投資セミナーと無料のセミナーの違いを確認したうえで、有料のセミナーを効率的に利用するために知っておきたいことについてご紹介します。

目次

  1. 有料の不動産投資セミナーと無料のセミナーの違い
    1-1.有料のセミナーは無料のセミナーより専門性が高い
    1-2.無料のセミナーは不動産会社のPR活動のひとつ
    1-3.有料のセミナーは知識を深めるために使う
    1-4.無料のセミナーで不動産投資の全体像をつかむ
  2. 有料の不動産投資セミナーのポイント
    2-1.セミナーの参加費用が主催者の収入になる
    2-2.営業色が薄いので踏み込んだ質問ができる
    2-3.物件購入ができるセミナーもある
  3. 有料セミナーを効率的に利用するために知っておきたいこと
    3-1.自分の立ち位置にあったセミナーを選ぶこと
    3-2.なんとなくは禁物
    3-3.不動産投資全体のことを知りたい場合は注意が必要
    3-4.物件を実際に購入したい場合は事前に相談を
  4. まとめ

1.有料の不動産投資セミナーと無料のセミナーの違い

有料のセミナーと無料のセミナーでは、どのような点が異なるのかを見てみましょう。

1-1.有料のセミナーは無料のセミナーより専門性が高い

有料のセミナーは参加する時点でお金を支払わなければいけません。参加費用は数千円のものから数万円くらいするものまであり、セミナーの主催者はその参加費が収入になります。そのため内容的には無料のセミナーと比較して専門性が高いセミナーが多いのが一般的です。

これは「無料のセミナーは質が悪い」というわけではありません。無料のセミナーは、これから不動産投資を始める人などに向けて不動産投資の全体像がわかりやすく解説されるのに対し、有料のセミナーでは主に既存の投資家に向けて、ある部分だけを切り取って専門的に解説することが多くなります。

無料セミナーの主催者は不動産会社のことが多く、その場合のセミナーの目的は自社のプロモーションにあります。一方、有料のセミナーでは有益で専門性の高い情報を提供することで参加費から収入を得るスタイルとなるため、この点で内容に違いが出てくるのです。

1-2.無料のセミナーは不動産会社のPR活動のひとつ

無料のセミナーは先に触れたように、主催している不動産会社が自社や自社物件のプロモーションのために行われることが一般的です。不動産会社は会場を借りる費用や冊子、飲み物などを、お金をかけて準備します。

セミナー中には自社の取り組みや自社が販売している物件の紹介も行い、希望者に対しては購入の相談を受け付ける機会も設けてあります。不動産会社にとって無料のセミナーはプロモーション活動の一つとも言えます。

一方、有料のセミナーでも自社のプロモーション目的のケースはありますが、参加費を払ってでも参加する意欲の高い人々に対し、有益な情報の提供にこだわったり、非公開物件など優良な物件の紹介を行ったりするものが多くなるのが特徴です。

1-3.有料のセミナーは知識を深めるために使う

有料のセミナーの場合、不動産投資全体のことを学ぶというより、専門的な金融の話や税務の話も多くなるため、知識を深めるために参加すると良いでしょう。逆に不動産投資とはどのようなものだろう、といった疑問を解決するには、そういったテーマを選ぶか、無料のセミナーの方がミスマッチは少なくなる可能性が高くなります。

1-4.無料のセミナーで不動産投資の全体像をつかむ

不動産投資はどのようなものだろう、といった疑問を解決したい場合は無料の不動産セミナーが良いでしょう。無料の不動産セミナーの場合、初心者向けのセミナーをやっているケースが多く、そのようなセミナーでは基本的なことを細かく解説してくれます。

仮にそのようなテーマのセミナーを見つけることができなかった場合は、気になるテーマのセミナーに参加しても良いでしょう。テーマは初心者向けとはなっていなかったとしても、個別相談の時間がありますので、その時に質問をして疑問点を解決することができます。また、無料のセミナーを行っている会社は初心者を大切にする傾向がありますので、安心して参加できるでしょう。

2.有料の不動産投資セミナーの特徴

有料の不動産投資セミナーと無料のセミナーでは、開催の目的によって内容などが異なります。次に有料の不動産セミナーに絞り、特徴を見てみたいと思います。

2-1.セミナーの参加費用が主催者の収入になる

先に触れたように有料のセミナーの場合、参加費用が主催者の収入になります。この点が無料のセミナーと大きく異なる点ですが、このことはセミナーの内容やその後の選択に影響してきます。

セミナーの主催者はセミナー自体が収入源でもありますので、質や専門性にはこだわっています。参加者が内容を良くないと感じた場合、顧客離れにつながりますので、自然と主催者・講演者の得意分野に特化した内容になりやすくなります。

もちろん不動産投資全体のことをテーマにした有料セミナーもありますが、やはり無料セミナーより専門性が高くなることが考えられます。

2-2.営業色が薄いので踏み込んだ質問ができる

無料のセミナーに参加したことがある方の中には、あとで営業の電話などがかかってきた経験がある方もいるでしょう。無料のセミナーの場合、主催の不動産会社からあとで営業の連絡が来るケースも多いため、セミナーで踏み込んだ質問をすると「契約をしなくてはいけないのではないか」といった心配も出てくるかもしれません。

有料のセミナーの場合、セミナーそれ自体が商品のようなものですので、無料セミナーに比べると営業色が薄い傾向にあり、安心して踏み込んだ質問ができるというのもメリットです。

2-3.物件購入ができるセミナーもある

逆に物件購入の成約を前提としたセミナーもあります。有料セミナーの場合は、無料セミナーでは紹介しないような非公開物件を紹介するケースが多くなる点が大きなメリットになります。

セミナーのテーマは申込ページなどで事前にわかりますので、本気で物件の購入まで検討したい場合は、そういった有料セミナーを探して参加すると良いでしょう。もちろん、気に入った物件がない場合は断ることもできます。

3.有料セミナーを効率的に利用するために知っておきたいこと

専門性の高い有料セミナーに参加する際に、効率的に学ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。注意点や方法について見てみましょう。

3-1.自分の立ち位置にあったセミナーを選ぶこと

有料のセミナーは専門性が高いため、あまり詳しくない分野のセミナーに参加しても内容が理解できない可能性があります。今の自分の立ち位置を確認して、解決したい課題を確認することが準備として必要です。

ただ、必ずしも自分が理解できる内容、今学ばなければならない内容のセミナーのみを選ぶ必要はありません。幅広い知識を学ぶためにも、興味のある内容なら積極的に参加を検討しても良いでしょう。

3-2.なんとなくは禁物

有料の不動産投資セミナーは参加するだけで費用がかかります。価格は数千円のものから数万円するものまであります。内容が理解できたとしても、すでに知っていることだったり、問題を解決するテーマではなかったりした場合、費用が無駄になる可能性も0ではありません。

なんとなくテーマを見つけて参加するのは禁物です。貴重な時間とお金を投資するからには、何を学びたいのかを明確にしたうえで、費用が無駄にならないように慎重にテーマを選ぶようにしましょう。

3-3.不動産投資全体のことを知りたい場合は注意が必要

無料セミナーの場合、一般的に専門家の講話のあとに個別相談の時間があります。そのためテーマが自分の課題とは違っていたとしても、個別相談時に相談をすることで、ある程度の問題は解決できる可能性が高くなります。

しかし、有料のセミナーの場合、相談の時間がないことがありますので、テーマに関係のない質問がある場合は注意が必要です。

3-4.物件を実際に購入したい場合は事前に相談を

無料の不動産投資セミナーの場合、セミナー後などに物件を紹介してくれたり、シミュレーションを作成してくれたりすることがあります。セミナーが実際に不動産投資を始めるきっかけにもなり得ます。しかし、有料のセミナーも物件を紹介するセミナーはありますが、そのようなテーマでない場合、物件を紹介する可能性は低くなります。

しかし、有料セミナーを開いている主催者は不動産会社であったり、不動産会社と繋がりがあったりする可能性も高いため、物件の購入まで検討している場合は事前に物件の紹介などが可能かどうかを確認するようにしましょう。

もしその有料セミナーで物件の紹介ができない場合は、物件紹介を目的とした有料セミナーがありますので、探して参加してみましょう。

まとめ

有料の不動産投資セミナーについてご紹介しました。有料のセミナーは専門性が高くなり、不動産投資のノウハウに関する一部分を深堀りした内容が多くなります。しかしその中には物件の紹介もしてくれるセミナーもあります。ある分野についての知識が深くなりますし、有料セミナーで紹介してもらえる物件には優良な非公開物件が多い可能性が高くなります。

有料の不動産セミナーは使い方によってはとてもメリットの大きいセミナーと言えるでしょう。参加費の支払いが発生しますので、有意義なセミナーになるようにテーマは慎重に選んで参加するようにしましょう。

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西宮光夏

不動産会社での勤務や、所有している不動産運用の経験をもとにHEDGE GUIDEでは不動産関連記事を執筆しています。現在は主にふるさと納税の記事を担当しています。ふるさと納税記事では、地域の人たちが心を込めて提供する返礼品の素晴らしさを、少しでも多くの人にお伝えできればと思っています。