社会的インパクト投資に特化した「ネクストシフトファンド」を運営するネクストシフト株式会社は7月10日、融資総額が5000万円を突破したと発表した。
社会的インパクト投資は、ソーシャルレンディングの中でも途上国の貧困・医療・教育といった社会問題解決を対象とする。ネクストシフトファンドは目標利回り4.5%~7.2%と高利回りで、運用期間1年、最低投資額2万円と、初心者でも始めやすい設定。融資はマイクロファイナンス機関を介し、途上国の中小企業や金融機関に口座を持てない農家の生活改善、雇用創出などにあてられる。
これまでカンボジアとジョージアを中心として、健全な財務基盤と強い社会的ミッションを持つ複数のマイクロファイナンス機関への融資を実施。2018年3月に第1号のファンド募集を開始、今月10日時点で融資総額5126万円、ネクストシフトファンド本登録数は525名。4月以降に募集を開始したファンドは全て満額で成立している。
また、18年には国内クラウドファンディング事業者で初めて(※同社調べ)PRI(責任投資原則)に署名。PRIは機関投資家のESG(環境・社会・ガバナンス)投資行動を推進するために金融業界に対して提唱した6つの原則で、大手金融機関や年金運用機関などが署名。経営理念を明確に打ち出すことで信頼性の向上に努めている。クラウドファンディング事業者の事業拠点が東京・大阪に集中する中で、同社は鳥取県に本社を置き、株主は地銀の鳥取銀行という地域密着型の業態で、地方経済の活性化を具現化しているといえるだろう。「今後も社会的インパクト投資を通じて、社会問題解決への貢献と投資家様への経済的リターンの実現を目指す」としている。
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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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