兵庫県の不動産売却におすすめの不動産一括査定サイトは?5社を比較

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兵庫県は大阪に隣接しており、政令指定都市の神戸市のある主要な都道府県の1つです。しかし、兵庫県は立地によって不動産の需要が大きくことなっており、エリアごとに地価推移の動向にも違いが見られます。

不動産売却を成功させるには、兵庫県のエリアごとの違いにも注意しながら、それぞれのエリアの地価推移や、不動産需要について事前に把握しておくことも大切なポイントです。

この記事では、兵庫県の特徴や各エリアの地価推移のデータに加え、兵庫県の不動産売却で便利な不動産一括査定サイトを紹介します。

目次

  1. 兵庫県の不動産売却の特徴
    1-1.兵庫県の特徴
    1-2.兵庫県の地価推移
  2. 兵庫県の不動産売却に便利な不動産一括査定サイト5社の比較
    2-1.すまいvalue
    2-2.SUUMO(スーモ)
    2-3.リガイド(RE-Guide)
    2-4.ライフルホームズ(LIFULL HOME’S)
    2-5.HOME4U
  3. まとめ

1.兵庫県の不動産売却の特徴

2022年の日本では少子高齢化による人口減少により世帯数も減少傾向にあることから、人の集まりにくい郊外エリアの不動産需要が減少しています。

一方、一部の繁華街などのエリアでは人口減少の影響が少なく、細かなエリアを詳しくみていると不動産の地価推移が上昇傾向にあるケースもあります。このような細かなエリアごとの違いを把握しながら、兵庫県の不動産情報を確認した上で売却タイミングを決めていくことも大切です。

そこでまずは、兵庫県の特徴と地価情報について詳しく見ていきましょう。

1-1.兵庫県の特徴

兵庫県は、日本のちょうど真ん中に位置する都道府県です。神戸空港・伊丹空港(空港)、神戸港(港)、新神戸駅・姫路駅(新幹線)といったように、陸・海・空からのアクセスがスムーズに行えるエリアとなっています。

また、県域が広範囲におよぶため、気候の変化が富んでいます。瀬戸内海側、中央の山間部、日本海側と3つに分かれますが、瀬戸内海側は降水量が少なく温暖で過ごしやすいものの、日本海側は雲雨が多く、降雪量も多くなります。

神戸・阪神・播磨地域は県の人口の90%強を占めており、広大なエリアの中でも人口集中の傾向が強いという点も特徴的です。

1-2.兵庫県の地価推移

兵庫県が2022年3月23日に公表した「令和4年地価公示(兵庫県分)の結果」によると、兵庫県の県民局別の地価変動率の推移(住宅地)は以下の通りです。

兵庫県の地価変動率の推移

H30 H31 R2 R3 R4
神戸 +0.3 +0.4 +0.5 -0.3 +0.2
阪神南 +0.5 +0.7 +0.8 -0.1 +0.6
阪神北 -0.3 -0.1 +0.2 -0.1 +0.4
東播磨 -0.2 ±0 +0.2 ±0 +0.5
北播磨 -1.1 -1.0 -0.9 -0.8 -0.6
中播磨 -1.2 -0.9 -0.7 -0.9 -0.7
西播磨 -3.1 -3.2 -3.2 -3.3 -3.1
但馬 -4.5 -4.1 -4.0 -3.8 -3.5
丹波 -1.5 -1.4 -1.3 -1.2 -1.2
淡路 -1.6 -1.6 -1.6 -1.2 -1.2
県平均 -0.4 -0.2 -0.1 -0.6 -0.1

各地域に該当する都市は以下の通りです。

地域 該当市郡
神戸 東灘区、灘区、兵庫区、長田区、須磨区、垂水区、北区、中央区、西区
阪神南 尼崎市、西宮市、芦屋市
阪神北 伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、川辺郡猪名川町
東播磨 明石市、加古川市、高砂市、加古郡稲美町、播磨町
北播磨 西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可郡多可町
中播磨 姫路市、神崎郡福崎町(市川町および神河町は調査地点なし)
西播磨 相生市、赤穂市、宍粟市、たつの市、揖保郡太子町、赤穂郡上郡町、佐用郡佐用町
但馬 豊岡市、養父市、朝来市、美方郡香美町、新温泉町
丹波 丹波篠山市、丹波市
淡路 洲本市、南あわじ市、淡路市

人口の90%強を占めている神戸・阪神地域および隣接する東播磨は比較的地価も上昇傾向にありますが、その他の地域は地価の下落が目立ちます。

このように、同じ兵庫県内であってもエリアごとに違いがあることが分かります。査定を依頼する不動産会社を比較する際は、不動産の売買実績が豊富であることに加え、各エリアの事情にも詳しい不動産会社への依頼を検討されてみると良いでしょう。

2.兵庫県の不動産売却に便利な不動産一括査定サイト5社の比較

不動産一括査定サイトを利用すれば、一度不動産情報を入力するだけで、複数の査定結果や不動産会社の情報を入手できます。しかし、不動産一括査定サイトの中には全国エリアに対応していなかったり、悪徳業者が紛れてしまっているケースもあります。

そこで本記事では、兵庫県の不動産査定に対応しており、悪徳業者の排除を積極的に行っている不動産一括査定サイト5社を比較してご紹介します。

主な不動産一括査定サイト

サイト名 運営会社 特徴
SUUMO(スーモ)不動産売却[PR] 株式会社リクルート 大手から中小企業まで約2,000の店舗と提携。独自の審査基準で悪質な不動産会社を排除。60秒で入力が終了し、無料査定がスタートできる。
すまいValue[PR] 不動産仲介大手6社による共同運営 査定は業界をリードする6社のみ。全国841店舗。利用者の95.5%が「安心感がある」と回答
LIFULL HOME’Sの不動産売却査定サービス[PR] 株式会社LIFULL 全国3826社以上の不動産会社に依頼できる。匿名での依頼も可能
リガイド(RE-Guide)[PR] 株式会社ウェイブダッシュ 17年目の老舗サイト。登録会社数900社、最大10社から査定を受け取れる。収益物件情報を掲載する姉妹サイトも運営、他サイトと比べて投資用マンションや投資用アパートの売却に強みあり
HOME4U[PR] 株式会社NTTデータ スマートソーシング 全国2100社から6社まで依頼可能。独自審査で悪徳会社を排除

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2-1.すまいvalue

不動産一括査定サイト「すまいValue」すまいvalueは、以下の大手不動産会社6社に一括査定を依頼できる不動産一括査定サイトです。

  • 野村の仲介PLUS
  • 住友不動産販売
  • 東急リバブル
  • 三井のリハウス
  • 三菱地所の住まいリレー
  • 小田急不動産

2023年度の成約件数11万件以上という実績と経験の多さが特徴的です。6社合計の店舗数は全国で841店舗となっており、一部地域を除いて全国対応しています。

一方、大手不動産会社6社への依頼に限定されてしまう点は、すまいvalueのデメリットと言えます。中小企業を含む地域密着の不動産会社へ査定依頼をしたい場合には、後に挙げる不動産査定サイトも並行して利用してみると良いでしょう。

2-2.SUUMO(スーモ)

SUUMO不動産売却SUUMO不動産売却は、ライフルホームズと同様、物件情報を多数掲載する不動産ポータルサイトの1つで、不動産一括査定サービスを提供しています。

約2,000店舗の不動産会社と提携しており、全国各地に対応しています。また、電話番号の登録は任意となっているので、不動産会社からの営業電話を避けたい人でも利用しやすい点が特徴的です。

同時に依頼できる不動産会社数も最大10社となっているため、多くの会社に同時に査定を依頼可能です。ただし、あまり多くの不動産会社に依頼をすると連絡の手間がかかってしまうため、自身が対応できる社数に限定するなど工夫をしてみましょう。

2-3.リガイド(RE-Guide)

リガイド(RE-Guide)リガイドは、2006年に「SBI不動産ガイド」としてスタートした不動産一括査定サイトの老舗サイトです。独自審査を通過した大手~中小企業の800社以上が参加しており、収益不動産の不動産査定にも強みを持っています。

特に、収益物件の売却では主な購入検討者が投資家の方となるため、よりシビアな不動産査定が求められます。売却活動を行う際にも収益不動産の専門性をもって買主との交渉を行う必要があることから、収益物件の経験が豊富な不動産会社が参画している点は大きなメリットと言えます。

なお、前述したSUUMOと同じく、リガイドでは最大10社に査定依頼が可能です。こちらも自身が対応できる社数に限定するなど工夫されてみると良いでしょう。

2-4.ライフルホームズ(LIFULL HOME’S)

LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)ライフルホームズ(LIFULL HOME’S)は物件を数多く掲載する不動産ポータルサイトの1つで、不動産一括査定サービスも提供しています。実績豊富なサイトで、査定依頼が出来る不動産会社の参加数は3,694社(2022年4月時点)と多く、全国各地に対応しているのが特徴です。

また、2022年1月時点でのサービス利用者数が838万人と、豊富な査定実績もポイントと言えるでしょう。

一方、ライフルホームズの不動産査定のデメリットは、大手の不動産会社の中で掲載されていない会社があるという点です。大手不動産会社への依頼も行いたい場合は、上述したすまいvalueと並行して利用検討してみましょう。

2-5.HOME4U

HOME4UHOME4Uは情報サービス事業で業界最大手となるNTTデータグループが運営しています。2001年に日本で初めて一括査定依頼サービスを開始した実績豊富な不動産一括査定サイトです。

ノウハウを活かしながら大手企業から地域に精通した中小企業まで、1,800社の優良企業を厳選し、悪徳業者の排除を積極的に行っています。査定を依頼する不動産会社は最大6社まで自分で選ぶことが可能で、その他の企業から連絡がくることは一切ありません。

また、不動産一括査定サイトを利用するにあたり、個人情報の漏洩が心配という方も多いと思います。NTTデータグループでは「プライバシーマーク」を取得しており、第三者にサイトへ登録した個人情報が公開されることが無いという点も特徴となっています。

まとめ

兵庫県といっても幅広いエリアの中での不動産事情はそれぞれ異なってきます。不動産売却を検討する際は、地価推移から売却タイミングを検証したり、それぞれのエリアの特徴に詳しい不動産会社の協力が重要となってきます。

今回のコラムでは、兵庫県の不動産売却に便利に活用できる不動産一括査定サイトを紹介しました。それぞれ提携している不動産会社が異なってくるため、自身の状況に合わせたサービスの利用を検討されてみると良いでしょう。

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矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。