アフリカの支援に繋がる寄付・活動の方法は?現状の問題点も

アフリカは発展途上国が多いエリアですが、世界の国の約3割にあたる55ヶ国から成り立ち石油やレアメタルなど資源が豊富であることから国際社会で重要視されています。

しかし、貧困や紛争・難民などの課題があるうえ、2021年10月時点では、衛生用品の不足や集団生活により新型コロナウイルス感染症対策に遅れが出ているという問題もあります。

本記事では、アフリカに支援を行うためには一体どのような方法があるのか、アフリカに支援が必要な理由と具体的な寄付・支援活動の手順、注意点をお伝えしていきます。

目次

  1. アフリカへ支援が必要な理由
  2. アフリカへの寄付・支援活動方法3つ
    2-1.支援団体に金銭や物資による寄付を行う
    2-2.クラウドファンディング・ネット募金
    2-3.ボランティア・プロボノ
  3. アフリカへ寄付・活動を行う際の注意点
  4. まとめ

1.アフリカへ支援が必要な理由

「アフリカの恵まれない子供たちに寄付を」「皆でアフリカを支援しよう」というTVコマーシャルや広告を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。

外務省のホームページに掲載されているよくある質問集の中に「日本はなぜアフリカを援助するのですか」という項目があります。外務省の回答には、第一に下記のように記されています。

アフリカは現在も深刻な貧困・紛争・難民・感染症等の課題を抱えており、国際社会の大きな懸念事項となっている。日本が課題に取り組むことで、国際社会において評価と信頼が得られ、国際社会における発言力の強化につながる

※引用:外務省「よくある質問集>アフリカ

その他、55ヵ国が加盟する世界最大級の地域機関「アフリカ連合」を結成するアフリカの国際社会における重要性、レアメタル・石油などの資源力が豊富であることも、国際的にアフリカを支援対象としている背景として考えられるでしょう。

アフリカは従来の問題である貧困や紛争などに加え、新型コロナウイルス感染症拡大においても支援が必要な状況となっています。先進国とは異なりマスクやせっけんなどの衛生用具を得る事が難しく、多くの人々が集団で生活していることから感染症対策が十分にできない状態である地域もあります。

2021年にはユニセフ(国際連合児童基金)が製薬会社から新型コロナワクチン最大2億2,000万回分をアフリカ55か国へ供給する契約を結びましたが、2021年9月ではアフリカ諸国で9月中旬までに2回の接種を終えた人は全人口の3.6%となっています。(※参照:Our World in Data「Coronavirus Source Data」)

貧困・難民問題などに加え、新型コロナウイルス感染症の対策を取る事が難しくワクチン接種も進んでいないアフリカには、寄付や支援が必要であると言えるでしょう。

2.アフリカへの寄付・支援活動方法3つ

アフリカに寄付や支援活動を行う方法は主に以下の3点となります。

  • 支援団体に金銭や物資による寄付を行う
  • クラウドファンディング・ネット募金
  • ボランティア・プロボノ

2-1.支援団体に金銭や物資による寄付を行う

認定NPO法人・公益財団法人などアフリカを支援する団体に、金銭や物資で寄付を行います。

公益財団法人日本ユニセフ協会では、世界中の子供たちの人権を守るために支援の届きにくい途上国の子供への教育支援や保護、インフラ整備、感染症予防などの活動を行っています。

募金といった金銭的な支援だけではなく、ワクチンや栄養治療食など一定額を寄付する事で物資を贈る事も可能です。

例えば、NPO法人もったいないジャパンでは、書き損じ・未投函のはがきや未使用、使用済みの切手などの物資を募り、販売期限が切れているTシャツや文具などをウガンダの孤児院に寄付する活動を行っています。金銭や物資でアフリカを支援したい方は、このような支援団体のホームページを閲覧してみましょう。

【関連記事】寄付のメリット・デメリットは?寄付先の選び方や寄付する際の注意点も

2-2.クラウドファンディング・ネット募金

「READYFOR」や「CAMPFIRE」などのクラウドファンディングサイト内の検索画面に「アフリカ」と入力・検索を行うと多くのアフリカに関連したプロジェクトが表示されます。

READYFORでは「#アフリカ」のタグで検索が可能で、エボラ出血熱の治療薬開発や砂漠地帯で暮らす方々のために井戸を設置するプロジェクトなど多岐に渡るジャンルで支援のための資金の募集が行われています。

Yahoo!ネット募金では、2021年10月時点、紛争や迫害から逃れ難民となってしまった方への支援、新型コロナの感染拡大を防止するための募金プロジェクトなどがあります。

「自身が支援したい分野への寄付を行いたい」「ネットで気軽に寄付を行いたい」という方に適した方法です。

2-3.ボランティア・プロボノ

ボランティア・プロボノといったマンパワーによって、アフリカへ支援を行う事も可能です。

ボランティアは、支援団体に所属して活動する方法と、ボランティアサイトを通じてツアーや個人の募集を見つけるという2つの方法があります。

団体に所属して活動する方法としては、日本国際ボランティアセンターの場合、オリエンテーションを受けて、エリアごとに分かれたボランティアチームに加入することができます。日本国際ボランティアセンターのアフリカチームはイベント企画・広報・南アフリカ関連商品販売・機関紙発行などの活動を行っています。

ボランティア募集サイトには「activo」や「ボランティアプラットフォーム」などがあり、「アフリカ」のキーワードで検索する事によりアフリカ支援のプロジェクトが閲覧可能です。

activoではボランティアに加え仕事のスキルを活かせるプロボノの募集もあります。2021年10時点、リモートで途上国の経済格差や気候変動問題にアプローチするソーシャル事業企画・推進者、西アフリカで貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会を提供する団体のホームページ編集などの募集があります。

「金銭や物資ではなく労働力を提供したい」「支援のために自ら動きたい」という方はボランティア・プロボノでの活動も検討できるでしょう。

【関連記事】国際ボランティアに参加する方法は?事前準備や注意点も
【関連記事】プロボノを始めるメリット・デメリットは?ボランティアとの違いも

3.アフリカへ寄付・活動を行う際の注意点

アフリカに寄付や活動を行うにあたって、支援団体などに寄付を行ったり、団体に所属してボランティア活動を行う場合には、いくつかの注意点があります。

例えば、アフリカへの支援も「子供たちへの教育」「インフラ整備」「新型コロナ」など様々な支援対象があり、活動内容をよく確認しなかった場合に「希望する場所に支援を届けられなかった」という事態になることが考えられます。

支援団体に関わる際には、団体のホームページで活動内容や寄付金の使い道をよく確認してから参加を決定しましょう。

また、現地の方と話す機会のあるボランティア活動を行うためには、言語を習得しているか否かによって参加できる活動や範囲が異なります。

現地の言葉が話せない方は日本語が話せるガイドがいるボランティアツアーでの参加などが検討できます。また、言語を習得している方は直接現地に行くことやオンラインでのサポートも検討できるでしょう。

なお、リモートで行うホームページ制作といったプロボノでは外国語で話をする機会は多くありません。アフリカへの支援は、支援団体のリサーチと言語の問題に注意しながら活動を検討しましょう。

まとめ

アフリカへの支援は、支援団体への金銭・物資の寄付、ビジネスの連携、ボランティア・プロボノ活動などがあります。支援団体に寄付、加入してボランティア活動を行う際には、活動内容や寄付金の使い道を調べた上で支援を検討しましょう。

クラウドファンディングやネット募金では、インターネット上で送金が可能です。手軽な手段となりますが、対象団体の活動内容や寄付金の使われ方ついても注意することが大切です。

この記事を参考に、自身に無理のない範囲で寄付や支援活動を行っていきましょう。

The following two tabs change content below.
田中 あさみ

田中 あさみ

経済学部在学中に2級FP技能士(AFP)の資格を取得。ライターとして不動産投資を含む投資や年金・保険・税金等の記事を執筆しています。医療系の勤務経験がありますので、医療×金融・投資も強みです。HEDGE GUIDEでは不動産投資を始め、投資分野等を分かりやすくお伝えできるよう日々努めてまいります。