株式会社SBI証券は3月31日から、連結子会社の株式会社FOLIOのシステムプラットフォーム「4RAP」と連携し、AI(人工知能)を活用した投資一任サービス「SBIラップ」の提供を開始する。
SBIラップの第1弾商品として、FOLIO社が培ってきた最先端のAI運用ノウハウを活用した「AI×投資一任(ラップ)」という新しいジャンルの投資一任サービスを、運用報酬年0.66%(税込)と低価格でリリース。AIを活用して40種以上のマーケットデータを精緻に分析することで、「危機察知」「景気動向の予測」「金融市場の予測」を行い、相場を先読みしたリスクコントロール型の自動投資配分によって、グローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す。
FOLIOが2020年1月にローンチした「ROBOPRO」は、同年3月のコロナショックに見舞われた相場でも、事前に債券の比率を高めた保守的なポートフォリオを組むことで下落幅を抑え、その後の回復相場では20年7月時点で株式の保有比率を67%まで高めた。SBIラップでも同様の運用手法を採用することで、過去10年間のバックテストからも一般的なロボアドバイザーを上回るパフォーマンスが期待されるとしている。
投資一任業者はFOLIOで、投資一任契約は1年間。以降は毎年自動更新のため手続き不要。申込み方法は、ログイン後の同社サイトから、個人情報の第三者提供等に関する規約や投資一任サービスに係る約款などへの同意など3ステップの操作で申込みが完了。最低投資金額は1万円から。購入単位は初回・追加購入、積立購入のいずれも1万円以上、1000円単位。
投資一任の運用報酬は年0.66%(税込)と低価格に設定、長期の資産形成を支援。運用期間中は、SBIアセットマネジメント株式会社が提供する8本の低コストファンドでグローバル分散を実現し、間接的に発生する投資対象ファンドの実質的な信託報酬(税込)の合計額を加味しても年1%を下回る。
また、サービス開始後の4月の運用分から、SBIラップの運用資産残高に応じてポイントが貯まる「SBIラップマイレージ」を提供する予定。すでに提供している「投信マイレージサービス」と同様に、TポイントやPontaポイント、dポイントから、ユーザーが設定したポイントが貯まる。さらに、サービス開始から2ヶ月間の取引を対象に「最大20万ポイントが当たるSBIラップスタート記念キャンペーン!」を実施。期間はそれぞれ4月1日~28日、4月1日~5月30日。
同社は、第2弾、第3弾となる投資一任サービスを提供すべく、独自の運用ノウハウを有する運用会社との共同開発を進める。また、今回の4RAP導入の実績を活かし、SBIグループとFOLIOは、SBIグループとFOLIOと提携している金融機関をはじめ、あらゆる地域金融機関や証券会社のニーズに合わせてファンドラップ・ロボアドサービスの導入・運営を支援するSaaS型サービスの提供を推進していく。
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