楽天証券株式会社は11月13日から「新NISA積立予約」を開始する。これにより、2024年1月から新NISA(少額投資非課税制度)で積み立てる商品、金額、引落方法など、積立設定の事前変更が可能になる。対象商品は、楽天証券のNISA口座で積立可能な投信積立、「かぶツミ®(国内株式積立)」、米株積立の全商品。また、新NISAの積立設定情報から診断を行い、次の投資信託を提案するロボアドバイザー「かんたん積立診断」を提供する。
楽天証券では、現在のNISA口座内(つみたて・一般)で設定している各積立条件を新NISA口座へ自動で引き継ぐ。新NISAは年間投資上限額がつみたて投資枠120万円(現行つみたてNISAは40万円)、成長投資枠240万円(現行一般NISAは120万円)にそれぞれ拡大、併用も可能になる。これに伴い、新NISAの非課税枠を有効活用するため積立内容を見直したいという要望が多かったため、積立予約サービスの提供を決定した。
新NISA積立予約は、新NISAで積み立てる各商品の積立設定を、24年1月の開始以前に変更したい場合に利用できる。これにより、積立商品の追加・変更や、毎月の積立設定金額の増額、引落方法の変更、特定口座からNISA口座への積立設定変更が、新NISA開始前に可能となる。
新機能のかんたん積立診断は、新NISAで設定する投資信託・国内株式・米国株式の積立設定をもとに診断を行い、現在の積立設定を「稼ぐ力」・「耐える力」・「安定力」の3項目のスコアで評価。スコアアップにつながる投資信託を項目ごとに1銘柄ずつ提案するもの。
新サービス開始の発表に先立つ9月28日、ロボアドバイザー「WealthNavi」を運営するウェルスナビ株式会社は、楽天証券および楽天投信投資顧問株式会社と業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。
WealthNaviは20~50代の働く世代を中心に国内最大規模のロボアドバイザーサービスで、エンジニアやデザイナーが従業員数の約半数を占める「ものづくりする金融機関」として、わかりやすいサービス設計、優れたUI/UXを強みとする。また、「長期・積立・分散」の資産運用を継続できるよう、メールやコラムなどを通じてサポートを提供している。
楽天投信投資顧問は、楽天グループの運用会社として、NISAでも取り扱われている全世界や全米の株式に投資するインデックスファンドなどの投資信託を組成・運用している。提携により、3社がそれぞれの強みを活かして協力、ウェルスナビが提供する世界水準の資産運用や顧客サポートを、投資信託商品でも実現することを目指す。また、投資信託商品は楽天投信投資顧問が組成し、新NISA制度にも対応し、約450万の楽天証券のNISA口座を使う顧客にも提供する計画。提供開始は来春を予定している。ウェルスナビにとって初となる投資信託商品でのサービスとなる。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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