不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社は8月23日、同サイトに登録された新規物件を集計し、埼玉県大里郡の寄居駅から東京都の池袋駅を結ぶ東武東上線についてのレポート「東武東上線沿線駅別アパート投資利回りの平均」の調査結果を公表した。
沿線の物件登録のあった32駅を利回りの高い順にランキングした結果、最も利回りが高いのは「高坂駅」で12.95%だった。「高坂駅」は2年連続の1位である一方、昨年と比べると1.53ポイント低下している。次く「東松山駅」11.41%と同様に、池袋まで急行で1時間程度かかり、通勤を考えると近い距離とは言えず、これについて健美家は高利回りの要因になっているとみている。
昨年はランク外であった3位の「男衾駅」11.30%は、ランキング内で最も都心から離れている。最も利回りが低い16位の「武蔵嵐山駅」8.14%同様、埼玉県の郡部に位置しているが、「武蔵嵐山駅」は築年が9.9年、徒歩6分だ。郊外でも築浅・駅近であれば、利回りに大きく影響を与えるようだ。
埼玉県内で最も利回りが低いのが30位の「和光市駅」6.34%、次いで27位の「川越駅」7.05%。和光市駅は東京都に隣接する和光市に位置し、都心へ近いことから利回りは都内並みとなった。
埼玉県内で人気が高まっているのは「川越駅」だ。駅周辺の開発も進み、商業施設も充実している上に都心まで40分程度と住む観点からも注目されて、昨対比で2.55ポイント低下した。
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平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
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