実際に購入するのは都心の物件よりもキャッシュフローが出る東京近郊や北海道。健美家、「不動産投資に関する意識調査(第8回)」を公表

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健美家株式会社は12月12日、同社が運営する不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」の会員を対象に実施した「不動産投資に関する意識調査(第8回)」の結果を公表した。

同調査によると、「2017年4月以降に物件を購入した」と回答した投資家の「欲しい物件」と「購入した物件」をエリアで比較したところ、欲しい物件のエリアに関しては「東京都城南エリア」「東京都都心3区」を希望する投資家が多かったが実際に購入した物件のエリアは「北海道」が最も多かった。購入した物件エリアは「北海道」「千葉」「神奈川」「群馬」と続き、TOP5に入った東京のエリアは「東京都城東エリア」のみであった。

投資家視点では、資産価値が高いことはもちろん、通勤・通学などの利便性がよく空室リスクの少ない物件を「欲しい物件」として好む傾向にあったが、実際に購入するとなると価格・利回りのバランスを見定めてキャッシュフローの出る現実的な物件を選ぶ傾向にあることが分かった。

また、健美家の調べによると2017年7-9月期の一棟アパートの平均価格は北海道が3,938万円、首都圏が7,281万円と2倍近い差が付いた。地方と都心の物件価格の乖離によって、投資家は地方物件や東京近郊の物件に人気が集中する結果となった。

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平井真理

インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界, 仮想通貨関連の最新ニュースを読者の皆様に分かりやすく伝えることを心がけています。