不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を運営する健美家株式会社は11月28日、同サイトの会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査(第8回)」の結果を公表した。
調査によると、「不動産投資で購入後に困ったことはありましたか?」に対して「空室」という回答が最も多く45.6%であり、次いで「修繕費」(25.7%)、「管理会社選定」(21.3%)という結果となった。半数近くの投資家が「空室」で困った経験があるという厳しい現状がうかがえる。
空室対策に関しては「リフォーム(改修)や設備の交換をした」(46.4%)が最も多く、次いで「初期費用(敷金礼金)ゼロまたは、フリーレントを実施した」(35.2%)、「賃料の値下げをした」(35.0%)と入居者負担費用に関する項目が上位を占めた。また、「広告費を増加した」(27.9%)、「インターネット無料など、入居者に喜ばれる付加価値をつけた」(21.0%)、「仲介会社への営業活動を強化した」(17.8%)といった意見も多数見られた。
空室リスクはオーナーにとって避けては通れないリスクであると同時に、できる限りゼロに抑えたいものでもあります。物件選びの段階でアクセスや周辺環境がよく設備が整っている条件の物件を選ぶことはもちろん、周辺物件の価格相場や築年数に応じた柔軟な価格設定やリフォームによる差別化などにより、物件の競争力を引き上げていくことが必要だ。
【参考ページ】不動産投資で考えるべき7つのリスク
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平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
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