クリアル株式会社は6月16日、同社が運営する不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL(クリアル)」で「CREALマーケットプレイス」をローンチすると発表した。同社が組成する不動産ファンドとともに、第三者の事業者(不動産特定共同事業法第1号免許事業者)の組成するファンドをCREALの投資家へ販売する仕組み。第1号ファンドはJRD株式会社とのコラボレーションファンド。 JRD社は主に資産活用事業(マンションその他アセットの開発や賃貸管理)を展開しており、CREALの投資家はJRDが組成・運用するファンドに対して出資ができる。
これまでCREALのファンドは、同社が取得・運用する不動産とCREAL投資家の投資資金を結び付けてきた。これに対し、CREALマーケットプレイスは、自社以外の1号事業者とCREAL投資家の投資資金を結び付ける。
資金需要のあるさまざまな1号事業者にCREALを活用してもらい、多くの事業機会を創出するとともに、CREAL投資家にはより多くの優良な不動産への投資機会を提供する狙い。
JRDは、主にマンションその他アセットの開発や賃貸管理などの資産活用事業を展開しており、「セジョリシリーズ」に代表される分譲・供給の実績は125棟5019室(2021年8月時点)に上る。ファンドの投資対象は分譲マンション「セジョリ武蔵関」の一室(専有部分)で、募集金額は1360万円。想定利回りは年利3.8%(インカムゲイン相当3.8%)、想定運用期間は3ヶ月。最小投資金額は10万円。募集開始は今月21日の予定。
投資申し込みと併せ、優良な不動産に対する投資案件であるにも関わらず、十分な投資資金の確保に不安がある不動産プロジェクトをCREAL上で募集。1号事業者の許認可の内容に応じて金融機関からのシニアローンと併せ、CREALプラットフォームを通じたメザニンタイプの資金調達をアレンジすることも可能としている。
CREALは、インターネット上のプラットフォームを通じて、不動産クラウドファンディング(CF)への投資を検討する出資者と、 複数の1号事業者が個々に組成するファンドを結び付ける取引市場「不動産ファンドオンラインマーケットプレイス」を標ぼう。今回のローンチを「CREALプラットフォームを拡大し、不動産ファンドオンラインマーケットプレイスを実現する新たな施策」と位置付けた。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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