ボランティアと寄付の違いは?それぞれの特徴と支援の方法を解説

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自然災害の発生や貧困に関するニュースなどを目にした人の中には、何らかの形によって社会貢献したいと考えている人もいると思います。

社会貢献の手段としてボランティアと寄付の2つがありますが、どちらの方法で支援をすればよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ボランティアと寄付の違い、特徴や支援の方法、メリット・デメリットを解説します。

目次

  1. ボランティアと寄付の違いとは
    1-1.ボランティアとは
    1-2.寄付とは
  2. ボランティアのメリット・デメリット
    2-1.ボランティアのメリット
    2-2.ボランティアのデメリット
  3. 寄付のメリット・デメリット
    3-1.寄付のメリット
    3-2.寄付のデメリット
  4. まとめ

1.ボランティアと寄付の違いとは

何らかの社会貢献をしたいと考えている人の中には、ボランティアや寄付を検討している人も多いと思います。しかし、ボランティアと寄付は全く違うもので、自身がどんな形で社会貢献したいか、支援先がどのような支援を望んでいるかにより、適した社会貢献の方法も違ってくるという点に注意が必要です。

ボランティアと寄付の違いについて詳しく説明していきます。

1-1.ボランティアとは

ボランティアとは、サポートを必要とする場所で自発的に社会のために活動することです。直接的に社会貢献に携わっているため、時間の寄付と呼ばれることもあります。

厚生労働省が発表している「ボランティアについて」の資料によると、ボランティアの明確な定義を行うことは難しいとしながらも「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」をボランティアとしています。例えば、「自主性(主体性)」「社会性(連帯性)」「無償性(無給性)」の条件を満たしている活動が対象となります。

1-2.寄付とは

寄付とは、応援したい活動やプロジェクトに自らが所有している物やお金を贈ることです。

時間に十分余裕がない人はボランティアに携わることができませんが、寄付は直接的に社会貢献に携わることができないものの、物やお金を提供することにより間接的に社会貢献に携わることができるのが特徴です。

2.ボランティアのメリット・デメリット

自分に合う社会貢献の方法を選択するためには、ボランティアと寄付、双方のメリットとデメリットを把握して比較することが重要です。ボランティアのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

2-1.ボランティアのメリット

ボランティアは活動を必要としている現場を訪れて直接社会貢献するため、支援できているという実感を抱きやすいメリットがあります。

ボランティアや寄付を募集している団体によっては、一時的ではなく継続的な支援を望んでいることもあります。ボランティアを通し、実際に支援をしているという実感を持つことで、継続的な支援活動を行うモチベーションに繋がることがあります。

2-2.ボランティアのデメリット

ボランティアに参加したいと考えていても、必ず参加できるとは限りません。その理由は、ボランティアの案件によっては年齢や能力に条件が設けられているケースが多いためです。

また、ボランティアの場合は日時も制限されているため、自分が参加したいと思っていても都合がつかなければ参加できません。ボランティアしたいと思っていても参加資格を満たしていない場合は参加できないため、事前に希望しているボランティアの参加基準を確認しておきましょう。

3.寄付のメリット・デメリット

次に、寄付のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

3-1.寄付のメリット

寄付の大きなメリットは好きなタイミングでできるという点です。ボランティアの場合は日時が限られているため、参加したいと思っていても参加できない可能性がありますが、寄付の場合は日時が限られていません。

寄付の場合、自然災害による被害で食料や衣類などを求めている人に物品、貧困で医療や教育などを満足に受けられずにいる人たちにお金を支援するなど、物理的に直接支援が難しい場合でも検討することができます。

自身の好きなタイミングで社会貢献できる点が、寄付の大きなメリットと言えます。また、寄付には条件や参加資格がないため、誰でも好きな分(物やお金など)だけ支援できる点もメリットと言えるでしょう。

3-2.寄付のデメリット

寄付は実際に自分が支援活動に携わることがないため、社会貢献ができているという実感を得にくい点はデメリットとなります。

また、支援先が活動報告を頻繁に行っていないケースでは、自分の寄付がどのように社会に役立ったか分かりづらいこともあります。本当に自身の寄付が社会貢献できているのか確認するためにも、支援先の活動報告内容を事前に確認し、寄付を行ってみましょう。

まとめ

社会貢献には、主にボランティアへの参加や寄付するという2つの方法がありますが、どちらもメリット・デメリットがあるため、双方の違いをよく把握してから選ぶことが重要です。

また、ボランティアと寄付のどちらの場合も、支援先の団体がどのような支援を求めているのか、という視点が重要となります。自身が行えるボランティア・寄付の範囲で、双方にとって良い結果となるよう、それぞれの状況に適した手段を講じていきましょう。

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矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。