中古マンション投資のおすすめセミナーは?5社の評判・口コミを比較

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高額の資金が必要な中古マンション投資は失敗したくないものです。しかし、どのような物件を選べばいいのか、どう運用するといいかなど、不動産投資の初心者の方にとって不安に感じるポイントも多いのではないでしょうか。

このような場合に情報収集の方法として活用したいのが、不動産会社が開催している中古マンション投資セミナーです。今回のコラムでは、5社のセミナーの特徴を解説するほか、評判や口コミを比較していきます。

目次

  1. 中古マンション投資セミナーを選ぶ際のポイント
  2. 中古マンション投資セミナー5選
    2-1.湘建
    2-2.プロパティエージェント
    2-3.エイマックス(A-MAX)
    2-4.リズム
    2-5.クリアルパートナーズ
  3. 中古マンション投資セミナーに対する評判や口コミ
  4. 中古マンション投資のメリット・デメリット
    4-1.中古マンション投資のメリット
    4-2.中古マンション投資のデメリット
  5. まとめ

1 中古マンション投資セミナーを選ぶ際のポイント

中古マンション投資セミナーは、主催している不動産会社によって内容や構成が異なります。初心者向けだったり、少額から始められるコツを紹介してくれたり、物件選びのポイントを教えてくれたり、将来的な資産形成を見越した内容だったりなど、主催する会社、さらに開催するセミナーによって異なります。

そのため、どのような不動産会社がセミナーを行っているのか、またどのような内容なのか、適切に調べてから受講するようにしましょう。

下記は中古マンション投資セミナーを選ぶ際のポイントです。

  • 投資目的に合わせて選ぶ
  • 自分が希望する物件タイプのセミナーを選ぶ
  • 自分の知識レベルに合わせて選ぶ
  • 実績が豊富な会社のセミナーを選ぶ、など

このほか、来場型やオンライン型、さらに有料や無料などの条件に合わせて不動産投資セミナーを選ぶ必要もあります。

また、中古マンションという物件タイプに区切っていても投資セミナーによって取り扱われるマンションの特徴には違いがあるということに注意しましょう。エリアやおおよその築年数、管理体制など、不動産投資会社によって特色があるため、1社だけでなく複数社のセミナーを比較されてみると良いでしょう。

2 中古マンション投資セミナー5選

この項目では、中古マンション投資に関するセミナーを開催している下記の5社について、企業の特徴や不動産投資セミナーの内容について解説していきます。

  • 湘建
  • エイマックス(A-MAX)
  • プロパティエージェント
  • リズム
  • クリアルパートナーズ

企業の特徴としては、取り扱っている物件やどのように仕入れているのかなどが注目ポイントとなります。一方、セミナーについては、誰が講師なのか、どのようなセミナー内容なのか、という点について確認していきましょう。

2-1 湘建

湘建湘建は、ワンルームマンションの販売を行っている不動産投資会社です。エリアのマーケティングや物件評価、賃貸需要調査などを独自で行い、自信を持って提案できる物件のみをラインナップしています。そのため東京23区など都市部のワンルームにこだわっているのが特徴です。

未経験の方でも取り組みやすいように、不動産投資におけるリスクを排除しているほか、経営をフルサポートし、さらにオーナーへの保証を充実させています。そのためこれまで販売してきたワンルームマンションは、800オーナーに対して2,000戸以上にも及んでいます。(2020年11月時点)

不動産投資セミナーの特徴

湘建の不動産投資セミナーは、現役のファイナンシャルプランナーが講師となって開催しています。「不動産投資のリアル 新築と中古の違い、区分と1棟の違い」など初心者にも分かる内容から、「資産形成を実践する上での考え方とコツ」などより高度な知識を提供するセミナーも行っています。

セミナー終了後には、セミナー講師による個別相談を実施しているのもポイントです。セミナー中に聞けなかった不安や疑問などに丁寧に答えてくれます。期間限定で不動産投資セミナーが無料オンライン配信されていますので、気軽に受講をすることが可能となっています。また、オンライン面談では【Amazonギフト2,000円分】がもらえる参加特典があります。

2-2 プロパティエージェント

プロパティエージェントの不動産投資セミナープロパティエージェントは、東京23区と横浜エリアを中心に新築および中古マンションの販売を行う不動産投資会社です。中古マンション投資に関しては、将来にわたって高い資産性を維持できる物件を厳選して仕入れています。このポイントとなっているのが、資産性・収益性・移動率の3軸から定量的に評価するスコアリングです。

東証プライムに上場している企業としてコンプライアンスの遵守などのほか、提携金融機関が10社以上あるため、高い担保評価によるスムーズな融資にも期待が持てます。

不動産投資セミナーの特徴

プロパティエージェントが開催している不動産投資セミナーでは、主に「不動産投資の仕組み」「リスクヘッジ法」「物件タイプ比較」「独自サービス」について学ぶことができます。セミナーは新宿会場による来場型と、ウェブセミナーの2通りがあり、都合のいい方で参加することができます。

セミナー参加者には、不動産投資に関する書籍と想定シミュレーションが全員にプレゼントされるので、不動産投資に関してより身近に感じることができるようになります。

2-3 エイマックス(A-MAX)

A-MAX(エイマックス)エイマックスは、資産(Asset)の最大化(MAX)を社名・理念として掲げる、東京23区の投資用マンションの仕入れかつ販売を手掛ける不動産投資会社です。日本でトップの不動産販売実績(※)を有する代表の天田浩平氏を筆頭に、きめ細やかなサービスを提供しているのが特徴です。
(※投資用マンション部門 天田氏の個人取引実績 年間最高売上高83.9億円)

物件の仕入れは、立地条件、建物管理の状況、賃料相場、駅ごとの人口増加、物件の資産価値など、厳格な基準を満たすものを厳選して行っています。そのため毎月仕入れるのは、2,000件以上の表に出ない物件情報の中から数十件だけとなっており、収益性の高い物件がラインナップしています。

不動産投資セミナーの特徴

エイマックスの不動産投資セミナーは、初心者向けの「ベーシックセミナー」と、投資の専門家に多くの質問ができる「個別セミナー&個別相談(※)」の2つのタイプがあります。どちらもオンラインでの参加が可能です。

「ベーシックセミナー」の講師は、代表の天田氏です。投資用マンション個人販売実績が2,500戸以上、自身も89戸を所有して分かった成功の法則を無料動画で解説しています。

またセミナーに参加すると、特典として非公開物件の紹介面談にも参加することができます。さらに面談の参加者全員には書籍がプレゼントされます。(※「個別セミナー&個別相談」については、講師ではなく、国家資格を有する経験豊富な担当コンサルタントが対応)

【関連記事】エイマックスの初心者向け不動産投資セミナーの内容は?体験レポート・講師インタビュー

2-4 リズム

リズム株式会社リズムは、中古マンション投資やリノベーション不動産投資などを手がける不動産投資会社です。主な事業エリアは東京23区としていますが、提案する物件の9割以上が2,800万円以下となっており、初めてでも手を出しやすい価格帯になっています。

ポイントは、2億件のビッグデータを活用して「入居者に選ばれる物件」を創出していることです。不動産投資のリスクである空室と家賃下落に対応するためにリノベーションを提案しており、40人のウェイティングがいる稼働率の高い物件も提供しています。

金融機関との提携にも強みがあり、オーナーの約4割が頭金10万円以内で物件を購入しています。そのほか、優遇金利および最長45年のローン期間による購入実績もあります。

不動産投資セミナーの特徴

リズムの不動産投資セミナーは、MBAや宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスターなどの資格を持つ講師が担当しています。このセミナーでは、1億件のビッグデータに基づいた独自のマーケティング戦略を紹介しています。

2部制となっており、それぞれのテーマは第1部が「不動産投資物件の見極め方」、第2部が「不動産経営戦略とは何か?」となっています。来場型とオンラインセミナーやオンライン個別相談も実施されているので、東京での不動産投資や中古ワンルームマンション投資、リノベーション投資などに興味のある方は参加を検討されてみると良いでしょう。

2-5 クリアルパートナーズ

クリアルパートナーズの不動産投資セミナークリアルパートナーズは、代表取締役の澁谷賢一氏を筆頭に税理士や公認会計士などの有資格者が多数在籍する不動産投資会社です。資産価値の高い物件を見極めるノウハウを有したプロ集団で、都心6区を中心に中古ワンルームマンションによる不動産投資を提案しています。

投資用の中古マンションを販売するという目的の不動産投資会社とは異なり、在籍するファイナンシャルプランナーや公認会計士、税理士といった専門家が資産運用の一つとして出口を見据えた不動産投資を提案するのが特徴です。複数の金融機関と提携しており、融資にも強いほか、物件の購入後も税金対策などについて相談することもできます。

不動産投資セミナーの特徴

クリアルパートナーズでは、公認会計士の資格を持つ代表取締役の澁谷賢一氏や税理士、ファイナンシャルプランナーなどの不動産投資に精通した専門家が講師となり、セミナーを開催しています。

また無料個別相談も受け付けており、不動産投資に関する疑問や不安などについても個別に相談することができます。

3 不動産投資セミナーに対する評判や口コミ

これまで紹介した5社の不動産投資セミナーについて、参加者からの評判や口コミを下記の表にまとめました。

不動産投資会社 不動産投資セミナーの評判や口コミ
湘建 「セミナーでは資産形成の客観的な内容を学べた」
「不動産投資の全体像を、1回のセミナーで投資の素人の私でもかなり分かりやすく教えてくれました」
プロパティエージェント 「質問に適宜答えていただき、疑問点もその場で解決していただけ、有難かった」
「個別にシミュレーションをしていただいて、理解しやすかった」
エイマックス 「⼀歩踏み出せる実践的な知識が⾝についた」
「不動産投資を始めるうえでの⾒通しが⽴った」
リズム 「他のセミナーと比較して有益な情報が多かった」
「データを基に説得力のある内容が良かった」
クリアルパートナーズ 「確定申告や新しく募集するときのサポートもスムーズで手間が掛からず、大変助かります」
「分かりやすいお話をよどみなくしてくださるので、いつも助かります」

外部の講師を招いて行われているセミナーでは、中立的な意見が聞かれることに対して高い評価の声が寄せられています。一方、不動産投資会社の代表などが自らの経験を元に内容を構築しているセミナーでは、具体的な不動産投資の手法がわかるといった口コミが多く見られます。

4.中古マンション投資のメリット・デメリット

中古マンション投資のセミナーを受講する際は、あらためて中古マンション投資のメリット・デメリットについても確認しておきましょう。メリットとデメリットの両面から自身の投資目的を定めておくことで、セミナーで聞いておきたいポイントや注意したいリスクなども把握することに繋がります。

4-1.中古マンション投資のメリット

  • 新築マンションと比較して安く購入できる
  • 新築マンションよりも表面利回りが高い傾向がある
  • 家賃収入がすぐに得られるか予想しやすい
  • 資産価値の減少が起きにくい

中古マンションは新築時よりも価格が下がっていることで、物件価格(投資費用)を抑えることができます。物件価格の下落に対して家賃下落のスピードは緩やかであるため、収益に対して物件価格が安くなり、表面利回りが高くなります。

また、投資用として運用されていたマンションは過去の賃貸履歴から実績を把握しやすく、家賃収入をすぐに得られるかどうかの予想がしやすいという点もメリットです。

また、経年劣化を原因とした物件価格の下落が緩やかになるというのも中古マンションの特徴です。下記の表は、首都圏で2021年1月〜12月までに成約した築年別の中古マンションの単価と、下落率を表したものです。

築年数 ㎡単価 下落率
築0年〜5年 94.63万円
築6年〜10年 82.83万円 87.5%
築11年〜15年 69.41万円 83.8%
築16年〜20年 64.35万円 92.7%
築21年〜25年 54.10万円 84.1%
築26年〜30年 37.15万円 68.7%
築31年〜 35.61万円 95.9%

※出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2021年・年度

中古マンションは、築30年を過ぎた頃から平米単価の下落が緩やか、もしくは横ばいとなる傾向にあります。築年数が経つほどに価格は下落していきますが、年数を重ねるごとに新築時よりも物件価格の下落スピードは緩やかになっていくため、資産価値の減少も起きにくいという特徴があるのです。

4-2.中古マンション投資のデメリット

一方、中古マンション投資にはデメリットもあります。下記をそれぞれ確認しておきましょう。

  • 新築時よりローン審査が厳しくなる
  • 空室率が高くなるおそれがある
  • 購入後に修繕費がかかりやすい
  • 売却を見据える必要がある

中古マンションは新築時よりも年数が経過しているため、物件の担保性が下がり、不動産投資ローンの審査が厳しくなるリスクがあります。金融機関によっては法定耐用年数内(RC・SRCの場合47年)でしか融資期間を設定しないケースもあり、築古の物件では融資年数がとれずに年間返済額が大きく、キャッシュフローを圧迫する可能性があるのです。

また、新築時よりも設備や間取りのトレンドが変化しており空室率が高くなるケースもあります。周辺に新築物件が建設されると見込んでいた賃貸需要を獲得できず、入居付けに苦戦してしまう可能性もあるでしょう。

また、設備が古くなっている場合には修繕費が多くかかってしまうこともあります。新築時よりも使用に耐える年数が短くなっていることからも、売却を見据えた戦略を立てておくことも、中古マンション投資では重要なポイントとなってくるでしょう。

このようなマンションの経年劣化・設備不良へのリスク対策としては、管理サポートが手厚い不動産投資会社への依頼が選択肢となります。

例えば、「プロパティエージェント」では設備保証サービスがあります。同社で購入した新築・中古、他社ブランド物件すべてを対象にし、築年数は関係ないのが特徴です。プランは、6品目が対象となる「プランA」(月額1,480円)と、13品目が対象になる「プランB」(月額4,980円)の2種類があります。1回の修理代が10万円までで、修理回数は無制限となっています。

その他、「湘建」では「集金代行システム」と「家賃保証システム」の2種類が用意されており、「家賃保証システム」を選択した場合、設備トラブルによる修理費や原状回復のための修繕費用は同社が負担することになっています。このようなサービス面からもどの不動産投資会社を活用するか比較されてみると良いでしょう。

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まとめ

不動産投資セミナーは初心者でも気軽に参加できる内容になっており、無料で開催されているものも多いため、複数のセミナーに参加するのもいいでしょう。幅広い不動産投資に関するセミナーを受けることで、不動産投資を多面的に評価できるようになります。

また、セミナーによっては自身の属性に適した物件を紹介してもらったり、無料で個別相談ができるなど、受動的な受講スタイルだけでなく積極的に情報収集を進めることも可能です。今回紹介した中古マンション投資セミナーはどれも無料で参加ができるため、まず情報収集から始めたい方は検討されてみると良いでしょう。

中古マンション投資はメリットだけでなく、デメリットやリスクのある投資対象です。メリット・デメリットの両面から自身の投資目的を見直し、気になる部分があればセミナーで遠慮なく聞いてみることも大切なポイントです。

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倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。