不動産査定アプリを使うメリット・デメリットは?3つのアプリを紹介

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不動産査定アプリは、手軽に不動産がいくらで売れるのか調べることが可能です。不動産売却を検討している人の中には、不動産会社へ査定依頼をする前に、不動産がいくらで売れるのか調べたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、不動産査定アプリを使うメリット・デメリット、注意点などを解説します。また、3つの不動産査定アプリを紹介しているので参考にしてください。

目次

  1. 不動産査定アプリを使うメリット
    1-1.無料で簡単に相場を確認できる
    1-2.匿名で利用できる
  2. 不動産査定アプリを使うデメリット
    2-1.査定の精度はあまり高くない
    2-2.売却に進む場合は別の手続きが必要になる
  3. 不動産査定アプリ3選
    3-1.10秒でDo!
    3-2.らくらく査定
    3-3.Do Bank
  4. まとめ

1.不動産査定アプリを使うメリット

不動産査定アプリを使うメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • 無料で簡単に相場を確認できる
  • 匿名で利用できる

それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

1-1.無料で簡単に相場を確認できる

不動産査定アプリは無料で不動産がいくらで売れるのか調べられます。スマートフォンでアプリをダウンロードさえすれば、アプリの指示に従って物件情報を入力すれば、いくらで売れるのかを確認できます。

「いちいち物件情報を入力するのが面倒」と感じる人も多いと思いますが、アプリの中にはGPS機能と連携できるものもあり、査定の手間を省けるように様々な工夫が為されています。

1-2.匿名で利用できる

不動産査定アプリはこれまでの取引実績からおおよその相場を提示する、AIが取引実績や不動産市況などを総合的に判断しながら相場を提示してくれます。つまり、個人情報を不動産会社に提供せずに不動産価格が把握できるため、不動産会社の営業を受けることがありません。

「売却まではまだ確定しておらず、いくらで売れるのかを知りたい」という人には、使いやすいサービスと言えるでしょう。

2.不動産査定アプリを使うデメリット

不動産査定アプリを使うデメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • 査定の精度はあまり高くない
  • 売却に進む場合は別の手続きが必要になる

それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。

2-1.査定の精度はあまり高くない

不動産会社に査定を依頼すると、机上査定か訪問査定のいずれかを受けることになります。

机上査定(簡易査定)とは、実際に現地確認を行わずこれまでの取引実績や市場相場などに基づきながら行われる査定です。

訪問査定(詳細査定)とは、机上査定の査定結果に通気や日照、騒音、劣化状況、修繕状況、周辺環境などの現地確認によって得られた情報が反映された査定です。

不動産査定アプリはあくまでも過去の取引事例に基づき、シミュレーションされています。そのため、個別性の高い不動産の資産性を正確に把握できず、実際の取引価格と大きな差が出てしまう可能性もあります。

正確な不動産価格を知りたいという人は、不動産査定アプリではなく、不動産会社に査定を依頼することを検討してみると良いでしょう。

2-2.売却に進む場合は別の手続きが必要になる

不動産査定アプリはあくまでもどのくらいの価格で売れるのかを調べるためのものです。そのため、売却に進む場合はそこから不動産会社に仲介を依頼しなくてはなりません。

不動産一括査定サイトの場合は、複数の不動産会社に査定を依頼することによって相場を把握できるだけでなく、査定を依頼した不動産会社への仲介依頼がスムーズです。

3.不動産査定アプリ3選

以下では、不動産査定アプリを3つピックアップしました。

  • 10秒でDo!
  • らくらく査定
  • Do Bank

それぞれの不動産アプリを詳しく解説していきます。

3-1.10秒でDo!

10秒でDo!とは、株式会社ハウスドゥの提供するAI不動産査定アプリです。

最短10秒で査定結果が手に入る点が大きな魅力ですが、参考となるデータがハウスドゥの過去の取引事例に限られるため、査定精度という点に少し懸念があります。

しかし、査定結果に納得した場合、そのままハウスドゥに本格的な査定を依頼できるため、手軽に相場を知りたい、そのままスムーズに売却に移行したい人に向いています。

3-2.らくらく査定

らくらく査定とは、リビン・テクノロジーズ株式会社が開発する不動産査定アプリです。

アプリを開いて位置情報を利用すれば都道府県・市区町村・町名が自動入力されます。後は物件種別を選択するだけで誰でも簡単に相場を調べられます。

査定した不動産の相場だけでなく、周辺の不動産相場も調べることが可能です。オンライン査定も受けられるので、単に相場を知りたいというだけでなく、売却を検討している人にも向いています。

3-3.Do Bank

Do Bankとは、株式会社ハウスドゥの提供するAI不動産査定アプリです。

株式会社ハウスドゥには、前述した「10秒でDo!」というAI不動産査定アプリがありますが、Do Bankは子会社であるフィナンシャルドゥが関係しており、不動産を担保にしていくらお金を借りられるのかを教えてくれるアプリという違いがあります。

まとめ

不動産査定アプリであれば、無料・匿名で手軽に相場を調べることができます。明確な売却予定がない場合、おおよその価格を知りたい時には便利なサービスと言えるでしょう。

しかし、不動産会社のプロがより詳細な情報を得て行う査定より、査定精度が低い点はデメリットとなります。不動産査定アプリは相場を調べることに特化しているため、売却を予定している方は不動産一括査定サイトの利用を検討してみると良いでしょう。

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矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。