看護師の方の中には、日々のハードな職務を続ける中で人生設計に不安を覚え、不動産投資による副収入や資産形成を検討したりすることがあると思います。
看護師の方が、本業の傍ら不動産投資をおこなうメリット・デメリットはどのような点にあるのでしょうか。
この記事では、看護師が不動産投資をするメリット・デメリットを整理し、実際に不動産投資をしている看護師の方の体験談・口コミをご紹介していきます。
目次
- 看護師が不動産投資をするメリット
1-1.不動産投資ローンの融資を受けやすく資産形成しやすい
1-2.賃貸運営の大部分を管理会社に委託することができる
1-3.本業以外に収入の柱を増やすことができる - 看護師が不動産投資をするデメリット
2-1.融資を受けやすいため収支計画や物件選びに注意する必要がある
2-2.仕事などに影響が出る可能性がある
2-3.不動産投資ローンを借りすぎると、他のローンを組みにくくなる - 不動産投資をする看護師の方の体験談・口コミ
3-1.不動産投資に興味を持ったきっかけは?
3-2.不動産投資にハードルやボトルネックはあった?
3-3.物件選びでこだわったポイントは? - まとめ
1.看護師が不動産投資をするメリット
看護師が不動産投資をするメリットとして、次のような点が挙げられます。
- 不動産投資ローンの融資を受けやすく資産形成しやすい
- 運営を管理会社に委託でき本業への支障が少ない
- 本業以外に収入の柱を増やすことができる
以下で、それぞれについて詳しく説明していきます。
1-1.不動産投資ローンの融資を受けやすく資産形成しやすい
不動産投資では、金融機関から不動産投資ローンを受けて収益不動産を購入していきます。ローンを受ける際の金融機関の審査では、収益物件の担保評価に加えて借りる人の属性が重視されます。
看護師は、属性面からの金融機関の評価が高く、好条件で不動産投資ローンを受けやすく、不動産投資をしやすいといえます。良い条件で不動産投資ローンを受けられる可能性が高いことから、その分キャッシュフローに余裕が生まれ、投資効率が高まっていきます。
看護師の方が不動産投資で資産形成をするにあたり、この不動産投資ローンの融資を受けやすいという点は大きなメリットと言えます。
1-2.賃貸運営の大部分を管理会社に委託することができる
看護師の場合、本業の職務がハードで拘束時間も長くなることも多いでしょう。不動産投資では、賃貸運営の大部分を管理会社に委託することができるため、本業への影響が少ない投資方法の一つです。
ただし、物件の大規模修繕や入退去時の精算、賃料の見直し、売却判断など、投資の収支に大きな影響を与えるような事柄については、オーナーが判断する必要があります。
1-3.本業以外に収入の柱を増やすことができる
看護師の職務は体力を必要とする業務も少なくありません。体力が衰えて来る年齢になって職務の労働収入にのみ依存することに不安がある場合もあるでしょう。
体力が続かなくなって看護師の仕事を減らしたり、あるいは結婚・出産・介護などのライフイベントを機に辞めることになったりした場合であっても、不動産投資の家賃収入があれば一定の収入が見込め、生活資金として活用することができます。
2.看護師が不動産投資をするデメリット
看護師が不動産投資をするデメリットとして、次のような点が挙げられます。
- 融資を受けやすいため収支計画や物件選びに注意する必要がある
- 仕事などに影響が出る可能性がある
- 不動産投資ローンを借りすぎると、他のローンを組みにくくなる
以下で、それぞれについて詳しく説明していきます。
2-1.融資を受けやすいため収支計画や物件選びに注意する必要がある
看護師の場合、好条件で融資を受けやすいため、利回りの低い物件に多額の融資を受けて購入したり、リスクの高い物件に融資を受けて購入したりすることが可能になる場合があります。
不動産投資ローンの融資審査に通過したからと言って、その物件の収益性が担保されているわけではありません。家賃収入に比べてローンの返済額が大きかったり、多額の修繕支出が発生したりなどして、キャッシュフローが厳しくなることもあります。
余裕のある収支計画を立ててリスクの低い物件を選ぶ、というように自ら注意をして不動産投資をおこなうようにしてみましょう。
2-2.仕事などに影響が出る可能性がある
不動産投資は不動産賃貸事業であり、入居者の募集、入居者対応・集金管理、物件の修繕・原状回復などの運営管理業務が日常的に発生します。これらの業務を不動産管理会社に委託したとしても、重要な判断はオーナー自身がおこなう必要があり、仕事や生活に影響が出る可能性があります。
また、収益物件の老朽化に伴って修繕の必要が生じることがあり、大規模な修繕をしなければならないことになると、その費用を家計の資金から捻出するような事態が生じる可能性もあります。
2-3.不動産投資ローンを借りすぎると、他のローンを組みにくくなる
不動産投資ローンを借りすぎてしまうと、新しく家の住宅ローンや車のローンなどを組む時に審査が厳しくなってしまうリスクがあります。
不動産投資以外にローンを組む予定があるのであれば、その他のローンの活用についてもあらかじめ検討しておき、計画的に借入を進めて行くことが大切です。
なお、月々の収入に対する返済額の割合のことを返済比率と言います。返済比率が高くなってしまうと更に融資の審査に通りづらくなってしまうため、自己資金割合を増やしたり、収益性の高い物件を選ぶなどして工夫してみることも大切です。
3.不動産投資をする看護師の方の体験談・口コミ
実際に、不動産投資をする看護師の方の体験談・口コミをみていきましょう。以下は、東証プライム上場グループの不動産投資会社「プロパティエージェント」で実際に投資マンションを購入された看護師の方々の体験談・口コミを一部抜粋したものです。
3-1.不動産投資に興味を持ったきっかけは?
ミドルリスクな投資を探して興味を持った
もともとは20代のとき、投資をされている起業家さんなどとお会いする機会があって。不動産投資に関する知識も少しだけ学ばせていただいていたんです。とはいえ、当時はローンを組むのが怖いという意識も強く、「そういうものもあるんだな」と思った程度。不動産投資に挑戦してみようとは思いませんでした。ただ、投資に対する興味はあったため、株式投資などをかじってみたりはしたんですよ。でも、それはハイリスクで危険な感じで、自分には合わなかった。よりミドルリスクな投資はないか。そう思ってセミナーなどに通ううちに、改めて不動産投資へと興味を持つようになったんです。(看護師・30代・女性)
3-2.不動産投資にハードルやボトルネックはあった?
失敗やローンへの恐怖感があった
高額な商品なので、最初は「失敗したらどうしよう」という恐怖感を抱いていましたが、手堅いイメージへと変化していきましたね。
(購入にあたって最大のボトルネックは)ローンを組むこと自体への恐怖感です。商談が進むにつれて、「失敗したらどうなるんだろう」という不安が現実味を増していきました。ですが、リスクばかりに囚われていたら何もできません。不安をゼロにはできないけれど、最終的には、「失敗したらしたで、そのとき考えよう」という結論に至りました。(看護師・30代・女性)
3-3.物件選びでこだわったポイントは?
空室リスクを抑えたい気持ちはあった
やはり空室リスクを抑えたい気持ちはありましたね。ご提案いただいたエリアに土地勘もなく、価格の相場なども調べていなかったので、物件の良し悪しを自力で見極めるのは難しかったです。周辺にどんな企業に勤めている人が多いのか、どのような通勤ルートを使っているのかなど、データを踏まえたエリアの特性を細かく教えてくれたので、物件を選べました。(看護師・30代・女性)
※上記はすべて個人の感想です。投資を検討される際は、ご自身でもよくお調べの上ご判断下さい。
プロパティエージェント
プロパティエージェントは、東京23区・横浜エリアに集中したマンション開発・販売により入居率99.59%(2024年1月末時点)の実績を有する東証プライム上場グループ企業です。扱う物件は新築マンションと中古マンションのハイブリッドとなっています。
提携金融機関も10社以上と充実しており、物件の担保力の高さからフルローンでの融資実績が非常に豊富です。賃貸管理や確定申告サポートなどアフターフォローも充実しています。2018年に行われた投資用マンションオーナー3,000人に対して行われた調査では、3年連続で顧客満足度・第1位(アイ・エヌ・ジー・ドットコム 調べ)を獲得しています。
まとめ
看護師の方は不動産投資ローンを好条件で受けられる可能性が高く、将来に向けた資産形成の手段として不動産投資は検討しやすい投資方法といえるでしょう。また、職務がハードで時間的に余裕がなくても、運営管理業務を外注することができるため、本業への支障は少なくできる点もメリットです。
しかし、不動産投資ローンが借りやすい分、収支計画や物件選びに注意する必要があります。不動産投資はリスクのある投資方法であることを認識し、慎重にシミュレーションを行い、物件選びを進めて行きましょう。
すでに不動産投資を始めている看護師の方のインタビューでは、不動産投資のリスクについて熟慮したうえで、長期的な人生設計を見据えて決断している傾向が見受けられました。看護師の方が不動産投資をする際には、投資目的などに合わせて慎重な判断をするように心がけたいといえます。
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佐藤 永一郎
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