自宅の住み替え、電気・ガス・水道はいつ止める?手順や注意点を解説

自宅の住み替えを予定している人の中には、電気・ガス・水道などをいつ止めればいいのか分からないという人もいると思います。

既に住み替え先の住居に引っ越している場合は問題ありませんが、電気・ガス・水道などを止めるタイミングを誤ると生活や売却に支障が生じる可能性があるので注意が必要です。

この記事では、自宅を住み替える際に電気・ガス・水道はいつ止めるのか、売却時の流れや注意点などを解説します。

目次

  1. 電気を止めるのは物件の引渡し日
    1-1.新居で電気の使用を開始する方法
  2. 水道を止めるのは物件の引渡し日
    2-1.新居で水道の使用を開始する方法
  3. ガスを止めるのは売主が引っ越す日
    3-1.新居でガスの使用を開始する方法
  4. まとめ

1.電気を止めるのは物件の引渡し日

家の売却を先に進める場合、早く止めすぎると日常生活に支障が生じるため、電気を止めるのはできるだけ物件の引渡し日に行いたいと言えるでしょう。

一方、購入を先に進める場合、引っ越し後も電気の契約が残っていると無駄に基本使用料を支払うことになるため、引渡しより前に電気を止めようと考えている人も多いのではないでしょうか?

しかし、先に電気を止めると、内覧の時間が限られる、暗さが原因で物件の印象が悪くなる、内覧や引渡しに備えるための清掃を行えなくなるなどのデメリットを伴います。そのため、引っ越しが完了している場合も、電気を止めるのは物件の引渡し日に設定することを検討しましょう。

また、物件の引渡し日に止める場合も解約日までの利用料金を精算しなくてはなりません。電力会社の休業日も踏まえた上で、物件の引渡し日の1週間前には電力会社に解約の通知を行っておきましょう。

1-1.新居で電気の使用を開始する方法

新居に引っ越してから売却する場合は、新居の電気の使用開始手続きが必要なので、新居に引っ越す1週間前には電力会社に使用開始を申し込む必要があります。

売却した後で新居に引っ越す場合は、解約手続きと同時に使用開始手続きを並行しながら進めます。

新居を管轄している電力会社が異なるケースでは、解約手続きと同時に使用開始手続きを進めることができません。使用開始手続きをスムーズに進めるためにも、管轄の電力会社が同じかどうかを事前に確認しておきましょう。

2.水道を止めるのは物件の引渡し日

水道も電気と同様、売却を先に進める場合、新居が見つかるまでは自宅に暮らしているため、水道を止めるのは物件の引渡し日になります。

購入を先に進める場合も内覧や引渡しに備えるための清掃を行えなくなる、内覧時に内覧希望者がトイレを使用できないなどのデメリットを伴うので注意が必要です。そのため、電気と同様、物件の引渡し日に止めます。

解約日までの利用料金を精算する必要があるため、水道局の休業日を踏まえた上で、物件の引渡し日の1週間前には水道局に解約を通知しましょう。

2-1.新居で水道の使用を開始する方法

新居に引っ越してから売却する場合は、新居の水道の使用開始手続きが必要なので、新居に引っ越す1週間前には水道局に使用開始を申し込まなくてはなりません。

売却してから新居に引っ越す場合は、解約手続きと同時に使用開始手続きを並行しながら進めます。

新居を管轄する水道局が異なっている場合は、電気の使用開始手続きと同様、解約手続きと同時に使用開始手続きを進めることができません。管轄する水道局が同じなのかどうかを事前に確認しておきましょう。

3.ガスを止めるのは売主が引っ越す日

売却・購入のどちらが先かに関係なく、ガスは料理をする際やお風呂を沸かす際など用途が限られるため、止めるタイミングは異なります。

売却を先に進める場合、電気や水道と同様、新居が見つかるまでは自宅に暮らしているのでガスを止めるのは物件の引渡し日になります。

電気や水道は購入を先に進める場合、無駄な支出を減らす目的で引っ越しと同時に契約を解除したい場合でも、内覧や引渡しに備えるために契約を残しておく必要がありました。

しかし、ガスは内覧や引渡しに影響をほとんど与えないため、引渡しまで契約を残しておく必要はなく、売主が引っ越す日に止めても問題ありません。電気や水道と同様、解約日までの利用料金を精算する必要があるため、ガス会社の休業日を踏まえた上で、売主が引っ越す日の1週間前にはガス会社に解約を通知しましょう。

3-1.新居でガスの使用を開始する方法

新居でガスの使用を開始する際は、電気や水道のように1週間前に使用開始を申し込めば良いとは言い切れません。電気や水道は解約時も申込時も基本的に立会いを求められないため、どちらも1週間前に手続きを行えば十分間に合います。

ガスは解約時に立会いを求められることはありませんが、申込時は立会いを求められます。就職や転勤、進学などで新生活を迎える4月に向けて1~3月はガスの申込が増えるため、1週間前に申し込んでも必ず希望日に開栓できるとは限りません。

そのため、新居に住み始める日が明確に決まっている場合は、希望日になるべく早く申込を行った方が良いでしょう。

また、電気や水道と同様、管轄するガス会社が同じ場合は、解約手続きと使用開始手続きを同時に行えますが、異なっている場合は同時に使用開始手続きを進めることができません。そのため、管轄するガス会社が同じなのかどうかをしっかり確認しておきましょう。

まとめ

自宅の住み替えで先に売却を進める場合は、電気・ガス・水道は物件の引渡し日に止めれば問題ありません。

しかし、先に購入を進めて既に新居に引っ越している場合は、引っ越し時に止めても良いと思っている人もいるかもしれませんが、引っ越し時に止めても良いのはガスだけです。

電気と水道は、引っ越し後も内覧や引渡しに備えるための清掃、内覧の際の照明やトイレを流すのに使用する可能性が高いため、引渡し日まで止めてはいけません。

このようにライフラインの種類や売却と購入のどちらが先かによって止めるタイミングは異なるため、どちらを先にするのかを確認しておくことが重要です。

また、電気と水道は使用手続きが比較的簡単ですが、ガスは本人の立会いが必要になるため、事前に日程調整を行わなくてはなりません。住み替え後のトラブルを未然に防ぐためにも、いつ止めるのかだけでなくいつ申し込むのかも把握しておきましょう。

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矢野翔一

矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。