dポイントはNTTドコモが提供するポイントプログラムで、ドコモの携帯電話回線利用の有無に関わらずポイントを貯めて使用することができます。1ポイント1円から、買い物やサービスの支払いに利用できるうえ、寄付も行うことが可能です。
本記事ではdポイントの概要と寄付先、dポイント寄付のメリット・デメリット・注意点、寄付を行う手順をお伝えしていきます。
目次
- dポイントとは
1-1.dポイントの寄付先と選び方 - dポイント寄付のメリット・デメリット・注意点
2-1.dポイント寄付のメリット
2-2.dポイント寄付のデメリット・注意点 - dポイントで寄付をする手順
3-1.dアカウントを開設・ポイントを貯める
3-2.ポイントを「つかう」のページから「寄付」を選ぶ
3-3.支援先を選び、ポイント数を入力 - まとめ
1.dポイントとは
dポイントとは、株式会社NTTドコモが運営するポイントプログラムです。ドコモの携帯電話・光回線を契約している方を始め、ドコモユーザーで無い方でも「dアカウント」の作成によってコンビニ・飲食店などの利用でポイントを貯める事が可能です。
dアカウントは、ネットショッピングやデジタルコンテンツなど色々なサービスを利用できる無料の共通IDです。
店舗でポイントを貯める際は加盟店や郵送でdポイントカードを貰う、スマートフォンのdポイントクラブアプリでモバイルdポイントカード取得することでポイントが貯められます。
コンビニや飲食店など店舗での支払いやネットショッピング、NTTドコモの携帯電話・ドコモ光回線を使用することなどによってポイントが貯まります。キャンペーンにより期間限定ポイントを取得できることもあります。
貯まったポイントは1ポイント1円から、店舗やネットショッピング、ドコモの携帯料金の支払い、商品と交換、寄付などに使用できます。
1-1.dポイントの寄付先と選び方
「寄付をしたいが金銭的に厳しい」「貯まったポイントで社会に貢献したい」というdポイントユーザーは、ポイント寄付を用いて金銭より少ない負担で支援をすることが出来ます。dポイントの寄付先は、2021年7月現在7ヶ所あり、団体名や種類、活動内容、ポイント寄付の使い道は以下の通りになっています。
団体名 | 団体・プロジェクトの種類 | 活動内容 | ポイント寄付の使い道 |
---|---|---|---|
子供の未来応援基金 | 子供の貧困対策を進めるための官民連携プロジェクトの1つ で、子供達へ支援を行うNPO法人などを支援 | 貧困等の状況にある子どもへの支援活動 |
|
BHNテレコム支援協議会 | 特定NPO法人 | 開発途上国や被災地に住む人々を支援する |
|
日本対がん協会 | 公益財団法人 | がん患者支援 |
|
日本ユネスコ協会連盟 | 公益社団法人 | 世界遺産・日本の自然保護や自然災害発生後の教育支援など | 地域の文化や自然を守り、未来の子どもたちへ伝えていく「未来遺産運動」に活用 |
被災地支援募金 | NTTドコモを通じて寄付先に全額寄付 | 被災地への寄付※時期によって寄付先が異なる | 2021年7月現在は、中央共同募金会・日本赤十字社を通して「令和3年7月大雨災害支援募金」に寄付※2021年7月9日~2021年7月30日まで |
NTTドコモレッドハリケーンズ | 長期治療を必要とするこどもの自立支援とコミュニティの創出を支援する。「TEAMMATES」事業※事業は「特定非営利活動Being ALIVE Japan」が運営 | 長期療養中の児童がスポーツチームの一員として入団し、定期的に練習や試合等のチーム活動に参加する | 長期療養中の子どもたちに「スポーツを通じて青春を届ける活動」を応援※2023年2月28日までの期間限定 |
※2021年7月時点の情報です。詳細はdポイントのウェブサイトをご確認ください。
活動の目的や内容に興味がある・共感できるプロジェクトや、寄付の対象の方を支援したいと思える団体に寄付を行いましょう。
2.dポイント寄付のメリット・デメリット・注意点
dポイント寄付を行う際のメリット・デメリットについて詳しく見て行きましょう。
2-1.dポイント寄付のメリット
dポイント寄付のメリットは、金銭的な支出を伴わず寄付が出来るという点です。買い物やサービス利用で得たポイントを活用して気軽に寄付が出来ます。
また、スマートフォンやPCの操作のみで寄付が可能であることもメリットの1つとなります。加えて寄付先が7ヶ所あり、困難な状況にある子供達への支援や災害・自然保護など寄付の対象が多様です。
ドコモではdポイント寄付の実績報告を行っており、各々の団体への累計募金額や寄付額詳細を公開しています。寄付後に金額や寄付時期が気になる方はチェックしてみましょう。
2-2.dポイント寄付のデメリット・注意点
dポイント寄付のデメリットは、被災地支援やNTTドコモレッドハリケーンズといった期間限定のプロジェクトがあるため、タイミングによっては寄付先への支援の機会を逃してしまう点です。
内閣府で2016年に行った「市民の社会貢献に関する実態調査」では、寄付を行った方が最も多い分野は「災害救助支援」で53.7%となっており、被災者支援寄付の意識の高さが分かります。dポイント寄付で被災地支援に寄付を行う方はタイミングに気を付けましょう。
また、dポイント寄付の多くの案件では、寄付金控除の対象とならない点にも注意が必要です。寄付金で控除を行いたい方は、別の寄付方法を検討しましょう。
3.dポイントで寄付をする手順
dポイントで寄付をする流れは以下の通りになります。
- dアカウントを開設・ポイントを貯める
- ポイントを「つかう」のページから「寄付」を選ぶ
- 支援先を選び、ポイント数を入力
3-1.dアカウントを開設・ポイントを貯める
ドコモの携帯電話回線を持っていない方は、「dアカウント」を開設し、基本情報を登録する必要があります。まずは自身がdアカウントを所有しているか確認し、所有していない場合に開設を行いID・パスワードを取得しましょう。なお、ドコモの携帯電話回線を利用している方は既にdアカウントを所有しています。
dポイントは店舗での買い物・サービスの利用、ネットショッピング、ドコモの携帯電話・光回線を使用する事でポイントが貯まります。キャンペーンにより多く貯まる場合もありますので、早く貯めたい方はキャンペーンのページをチェックしてみましょう。
ポイントは、スマートフォンのアプリである「dポイントクラブアプリ」又はポイントカードを取得することで貯めることができます。ポイントカードでポイントを貯めたい方は、ポイントクラブ加盟店又は郵送でカードを取得しましょう。
3-2.ポイントを「つかう」のページから「寄付」を選ぶ
dポイントクラブのトップページ内にある「つかう」をクリックし、「つかえるサービス」の中から「寄付」を選ぶと寄付先一覧が表示されます。
3-3.支援先を選び、ポイント数を入力
寄付を行いたい団体・プロジェクトを選び、「交換する」ボタンをクリックすると、dアカウントへのログイン画面が表示されますので、ID・パスワードを入力しログインを行います。
ログイン後、支援先一覧と交換するポイント数が表示されますので、ポイント数を入力し「交換する」ボタンを押します。交換を申請、寄付が完了します。
まとめ
dポイントはコンビニや飲食店など町のお店、ネットショッピングの利用などで貯める事ができます。
ドコモの携帯電話回線をお持ちでない方は、「dアカウント」を開設し、加盟店や郵送によりポイントカードを取得又はアプリをダウンロードすることで、ポイントサービスを利用できます。
貯まったポイントは被災地支援や子供の貧困対策プロジェクトなどに寄付ができます。時期によって支援団体が変わることがありますので、随時チェックしてみましょう。
田中 あさみ
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