築古物件の売却で利用できる不動産一括査定サイトは?厳選3社を比較

築年数が経っている築古物件は買主が現れにくいケースがあるため、売却するにはパートナーとなる不動産会社からのアドバイスも活用したいものです。

そこで今回のコラムでは、築古物件を売却する際に利用できる3社の不動産一括査定サイトを厳選して紹介します。サイトの使い方や流れのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 築古物件を売却する際のポイント
    1-1.築古物件の売却が困難な要因
    1-2.売却する方法を選ぶ
    1-3.複数の不動産会社に査定を依頼する
  2. すまいValue
    2-1.すまいValueの特徴
    2-2.すまいValueで築古物件の査定をしてもらう流れ
  3. SUUMO不動産売却査定
    3-1.SUUMO不動産売却査定の特徴
    3-2.SUUMO不動産売却査定で築古物件の査定をしてもらう流れ
  4. LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)
    4-1.LIFULL HOME’Sの特徴
    4-2.LIFULL HOME’Sで築古物件の査定をしてもらう流れ
  5. まとめ

1 築古物件を売却する際のポイント

見た目の古さだけではなく、融資が獲得しにくいなどで築古物件の売却は難しくなっていることがあり、築古物件を売却するにはコツが必要になります。詳しく見ていきましょう。

1-1 築古物件の売却が困難な要因

築古物件の売却が難しいのは、建物自体が古いため、買主が現れにくいことが挙げられます。また、築年数が経っていると金融機関からの担保評価が低くなり、融資が獲得しにくくなることも要因の一つです。法定耐用年数を過ぎると基本的には建物の資産価値がゼロに近くなっており、買主が購入したいと思っていても資金調達が困難になってしまうのです。

また、構造的な問題が原因になっていることがあります。代表的なのが耐震基準です。1981年5月に耐震基準が変更されており、それ以降は「新耐震基準」に則って建てられています。1981年5月以前の基準を「旧耐震基準」と言い、耐震増強工事が行われていなければ、現在の建築基準には合っていない可能性があります。

1-2 売却する方法を選ぶ

築古物件をそのまま売却するのが難しい場合は、何らかの工夫をして売却することになります。このような場合、市場を把握している不動産会社からのアドバイスが有効なため、仲介を担当する不動産会社選びは慎重に行うようにしましょう。

築古物件を売却する際のアイデアとしては、下記のようなものが挙げられます。

  • リノベーションやリフォームをする
  • 専任媒介契約で積極的に売却活動をしてもらう
  • 一戸建ての場合は更地にする
  • 不動産会社に買い取ってもらう、など

築古物件でも、リフォームやリノベーションをすることによって、居住環境を整えることができます。例えば、キッチンやバスルームなどの水回りを最新モデルに更新したり、フローリングや壁紙を張り替えるだけでも見た目の古さや快適性を改善することができます。

また、和室を壊して広めのリビングダイニングにするなどで、間取りや使い勝手を改善することもできます。こうしたアイデアを活用することで、スムーズな売却を目指すことが可能です。ただし、大規模なリフォームを行ってしまうと追加費用を売却代金に上乗せできない可能性もあるため、慎重に判断することが大切です。

リフォームが難しい場合は、不動産会社に買取を検討してもらうのも良いでしょう。買取をした後で不動産会社がリフォームなどをするために、買取価格は仲介売却と比較して2~3割程度安くなりますが、価格などの条件で合意ができればすぐに売買が成立するメリットもあります。

始めは仲介による売却を目指し、売却できなかった場合にあらかじめ決めた金額で買取を行う「買取保証」をつけた売却方法もあります。このような対応ができる不動産会社を選ぶことも、築古物件の売却には有効となります。

1-3 複数の不動産会社に査定を依頼する

不動産を売却する際は、不動産会社に査定をしてもらい、査定価格を算出してもらうことになります。不動産売買は相対取引のため最終的に売出価格を設定するのは売主となりますが、市場に適した価格をつけるには相場を把握する必要があるため、不動産会社に査定をしてもらうことが重要なのです。

特に築古物件の場合、不動産会社によって査定対象が異なるため、査定価格にバラツキが出ることが予想されます。そのため複数の不動産会社に査定をしてもらうと、相場価格がより正確に把握できるようになります。また、そのまま売却するのではなく、リノベーションや買取なども選択肢になります。こうした提案をしてくれる経験豊富な不動産会社を選ぶこともコツの一つになります。

次の項目から、築古物件の売却で利用できる3つの不動産査定一括サイトを紹介します。

2 すまいValue

不動産一括査定サイト「すまいValue」すまいValueは、不動産業界大手6社で運営する不動産売却ポータルサイトです。参画しているのは「住友不動産販売」「小田急不動産」「三井のリハウス」「野村の仲介プラス」「東急リバブル」「三菱地所ハウスネット」の6社で、全国に展開する店舗は6社合計で900店舗となっています(2021年4月1日時点)。

2016年10月のサービススタート時から2020年7月時点までの査定件数は、6社合計で40万件を突破しています。また2020年度(2020年4月〜2021年3月末)の成約件数は11万件以上となっています。

2-1 すまいValueの特徴

不動産大手の企業6社に絞って一度に査定をしてもらえるサービスは他のサイトにはありません。大手不動産会社では施工部門を所有していたり、施工会社をグループ内に抱えていることもあるため、リノベーションなどにも対応してもらえます。

また不動産の買取を行っていたり、買取業者を紹介するシステムを持っている不動産会社もあります。

2-2 すまいValueで築古物件の査定をしてもらう流れ

無料査定を利用する際は、まず60秒でできる物件情報の入力から始めます。査定をしてもらう流れを見ていきましょう。

  1. トップページで都道府県や市町村などを選ぶ
  2. 「無料査定スタート」ボタンを押す
  3. チャット風の画面に切り替わるので、より詳しい物件の情報を入力する
  4. 最後まで入力したら「会社選択」ボタンを押す

築古物件の売却には、実績や経験が必要ですが、現況での売却が難しい場合は買取などでの売却も視野に入ります。幅広いサービスを展開している不動産会社が適しているため、すまいvalueのような大手不動産会社に絞って査定依頼ができる不動産一括査定サイトは便利に活用することが出来ます。

3 SUUMO不動産売却査定

SUUMO不動産売却SUUMO不動産売却は、全国の約2,000店舗が参加する不動産一括査定サイトです。全国に展開する大手不動産会社、地域に強い中堅・中小の不動産会社のどちらも参加しているのが大きな特徴です。

多分野の業界で実績のある株式会社リクルートが運営しており、独自の審査基準を設けて不動産会社を審査しているのも特徴です。そのため査定に参加している不動産会社は、リクルートの審査基準をクリアした業者と判断できます。

3-1  SUUMO不動産売却査定の特徴

サイトの特徴の一つが、不動産会社の情報量の多さです。特に地域内での売却実績が表記されているため、比較検討する際にも役立ちます。

築古物件はそのまま売却するだけではなく、ニーズに応じてリノベーションをして売却する方法もあります。そのため地域での売却実績が表記されていることで、地域の特色を把握しているかどうかも判断できるのです。

3-2  SUUMO不動産売却査定で築古物件の査定をしてもらう流れ

SUUMO不動産売却査定で築古物件の査定をしてもらう場合は、下記のように進めます。

  1. トップページで都道府県や市町村などを選ぶ(「物件の種別」は「一戸建て」を選ぶ)
  2. 画面が切り替わるので、査定不動産の情報を入力する
  3. 「お客様の情報」を入力する
  4. 「査定依頼をする会社を探す」ボタンを押す
  5. 査定依頼をする不動産会社にチェックを入れる
  6. 「確認画面に進む」ボタンを押す

査定不動産の情報を入力するページでは、「築後年数」という項目があります。こちらに築年数を入力することで、査定を依頼する不動産会社に築古物件であることが伝わります。現況のまま売却するだけではなく、査定時にそのほかのアイデアも提案してくれる不動産会社が見つけられる可能性もあります。

4 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の不動産売却査定サービスは、全国3,672社の不動産会社が参加している不動産査定一括サービスです。2022年1月時点の累計利用者数は838万人以上となっています。

東証プライム上場の株式会社LIFULLが運営しており、提携している不動産会社は独自に設けた掲載基準に則っているのも特徴です。

4-1  LIFULL HOME’Sの特徴

LIFULL HOME’Sには多くの不動産会社が参加していますが、各不動産会社について調べるときにも不便さを感じさせません。それは、「資格所有者がいる」「開業10年以上」「半数がベテランスタッフ」などのアイコンなどを用いて、ひと目で特徴がわかるような作りになっているからです。

さらに不動産会社のアピールポイントを知るには、「ここが強み!」という項目を確認するといいでしょう。得意な分野が記載されており、不動産会社を選ぶ際に役立ちます。

4-2  LIFULL HOME’Sで空き家の査定をしてもらう流れ

LIFULL HOME’Sで築古物件の査定をしてもらうには、下記のように操作するといいでしょう。

  1. トップページで都道府県や市町村などを選ぶ(「物件種別」は「一戸建て」を選ぶ)
  2. 画面が切り替わるので、不動産に関する情報を入力する
  3. 「築年」のところで築年数を選択する
  4. 申込者の情報を入力する
  5. 「会社一覧へ進む」ボタンを押す

「築年」の入力の仕方が、例えば「2000年築22年」などとなっており、計算しなくてもわかりやすくなっているのもポイントです。

また、不動産会社を選択する際には、各不動産会社の情報ページが参考になります。築古物件は実績の他に、売却するための知識やコツも必要です。不動産会社選びの際に情報ページを確認すると、実績が豊富な不動産会社を見つけやすくなります。

まとめ

築古物件を売却するにはアイデアも必要になるので、不動産会社のアドバイスが欠かせません。そのため不動産会社選びが重要です。

築古物件の売却実績がある不動産会社を探すには、一度の入力で多数の不動産会社に査定を依頼することができる不動産一括査定サイトが便利です。

今回は3つのサイトを紹介しましたが、1つだけではなく、複数のサイトを試してみるとより適切な不動産会社を見つけられる可能性があります。今回紹介した不動産一括査定サイトは無料で利用することができるため、「売却した時の価格を知りたい」「売却のアイディアを聞いてみたい」という方は登録を検討されてみると良いでしょう

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倉岡 明広

倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。