新生銀行は11月1日、適用金利が段階的に引き下げられるステップダウン金利タイプの住宅ローン「パワースマート住宅ローン ステップダウン金利タイプ(Tポイント付)」の取り扱いを開始した。
ステップダウン金利は10年経過後、5年毎に金利が10%ずつ最大50%引き下げられる長期固定金利の相対的な割高感をやわらげる商品だ。月々の返済額が着実に減少していくことと、長期固定(全期間固定)金利タイプのように最終返済までの返済額をお借り入れ時点で確定することができることが特徴だ。さらに、同商品では借り入れから10年間毎月Tポイントが1,000ポイント付くことも特徴となっている。
新生銀行では、2012年1月に家計の収支や健康状態の変化などの生活変動リスクに備える住宅ローン「パワースマート住宅ローン 安心パック」の取り扱いを開始したことを皮切りに、2014年1月から病児保育サービスと家事代行・ハウスクリーニングサービス付帯の「パワースマート住宅ローン 安心パックW(ダブル)」、2017年年10月から自然災害時債務免除特約のついた「パワースマート住宅ローン 安心パックS」の取り扱いを開始し、様々な金利選択ニーズに対して新たな選択肢を提案してきた。
住宅金融支援機構が2017年2月に発表した「2016年度 民間住宅ローン利用者の実態調査 【民間住宅ローン利用者編】(第1回)」よると、住宅ローンは変動型の利用割合が49.2%で最も多く、固定期間選択型が36.9%、固定型が13.9%と続く。固定型の利用割合は直近での減少幅が大きく、新生銀行はこうした住宅ローン利用者のニーズに合わせた商品やサービスの提供に注力していくとのことだ。
The following two tabs change content below.
平井真理
インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界,
仮想通貨関連の最新ニュースを読者の皆様に分かりやすく伝えることを心がけています。
最新記事 by 平井真理 (全て見る)
- JLL、2017年第4四半期末時点の大阪Aグレードオフィス空室率と賃料公表。2008年来初、空室率1%台に低下 - 2018年2月7日
- 健美家「収益物件 市場動向マンスリーレポート」1月分公表。一棟アパートと一棟マンションの表面利回り下降基調続く - 2018年2月5日
- クラウドポート「2017年ソーシャルレンディング業界レポート」公表、市場規模1,300億円突破 - 2018年2月5日
- 健美家「不動産投資マンション利回りランキング2017山手線版」公表。利回り5%台が全体の7割を占める - 2018年1月25日
- 日本の商業用不動産投資額、2017年第4四半期、通年ともに増加。JLLレポート - 2018年1月18日