総合FinTechソリューション企業であるSBI FinTech Solutions株式会社の子会社でソーシャルレンディングサービスを提供するSBIソーシャルレンディング株式会社は、2018年9月18日におけるソーシャルレンディング事業での融資残高(運用中ファンドの貸付金残高の合計金額)が250億円を突破したと発表した。
ソーシャルレンディング事業において、融資残高は収益に直結する指標の一つ。同社は2018年3月期(第11期)の決算においてすでに1.4億円の黒字化を達成しているが、2018年3月末時点の融資残高は210億円。今回の融資残高の増加により経営の安定性がさらに高まったことになる。
SBIソーシャルレンディング社は、次世代のソーシャル金融プラットフォームの創出を目指し、2011年3月に日本の大手金融グループで初めてソーシャルレンディング事業に参入。営業開始以来、不動産担保ローン事業者に対する融資事業で運用する「不動産担保ローン事業者ファンド」や、株式会社玄海インベストメントアドバイザーとの提携による、再生可能エネルギー・ヘルスケア・インバウンド分野などの社会的ニーズの高いプロジェクトに対する融資事業で運用する「かけはし」シリーズ、IoTを活用して債権の保全を図りつつ、新興国における貧困・環境問題の解決をサポートする「テレマティクスローンファンド」、日本で働くカンボジア人技能実習生向けにカンボジアの出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)有限会社からの借換えに限定した融資事業で運用する「カンボジア技能実習生支援ローンファンド」など、多種多様な融資案件を提供している。

SBIソーシャルレンディング社では、担保力を重視した貸付額の設定と借手ごとの厳格な審査(たとえば、資本金5,000万円以上、直近6年間の貸し倒れ件数2件以内かつ2,000万円以内、過払い債務なし、貸金業の業歴7年以上など)を行った企業に融資を行うファンドなどを扱っている。また、登録・販売・分配金の送金手数料が無料という特徴がある。
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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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