株式会社SBI証券3月7日から口座開設手続きにeKYC(electoronic Know Your Customer、オンラインによる本人確認)を導入、これまでのように本人確認書類をデータまたは郵送で提出した後、数日後に届く郵送物を受け取る手続きを不要とした。今後、口座開設の場合は本人確認書類をその場でスマートフォンのカメラで撮影、「自分の顔をその場で撮影する」か「銀行API参照による」のいずれかにより、最短で翌営業日から取引を開始することが可能となる。
自分の顔をその場で撮影する場合、顧客は本人確認書類と自分の顔をスマホで撮影、同社に送信することで、郵送の手間と時間をかけず取り引きを始められる。一連の処理では、同社の親会社SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社と2019年12月より資本業務提携契約を締結している株式会社ダブルスタンダードが提供するシステム「D-trust」を活用。AI搭載のOCR(光学式文字読取システム)と顔認証システムにより、免許証などの表裏面、厚み、その他の特徴を読み取るとともに、複数の角度から顧客自身の顔を一定時間撮影することで、法令に則った方式で本人確認を実施する。
郵送物が不要となる口座開設利用の条件は、20歳以上であること、スマートフォンを持っていること、マイナンバーカードか通知カードと運転免許証を持っていること、自身の顔の撮影(正面とランダムアクションの撮影)が可能であることの4つを満たす必要がある。
銀行API(Application Programming Interface)参照による方法は、顧客が住信SBIネット銀行株式会社または株式会社三菱UFJ銀行の銀行口座を持っていれば、自分の顔の撮影を行う代わりに、どちらかの銀行で本人確認済みであることをAPI参照により確認する方法を選べる。この場合も本人確認書類の撮影は必要となる。さらに、本人確認書類などに基づく口座開設審査などの業務でも、ダブルスタンダードが提供するシステムを導入し「より正確かつ効率的な審査や記録を実施していく」としている。
住信SBIネット銀行では2020年4月中に開始を予定。「今後もフィンテックを積極的に活用し「貯蓄から資産形成へ」の流れを推進していく」方針だ。
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