独自のアルゴリズムとテクノロジーを活用した資産運用サービスを低コストで提供する株式会社お金のデザインは1月19日、2021年8月1日を効力発生日として、同社が行う第一種金融商品取引業にかかる事業を、会社分割(吸収分割)にてSMBC日興証券株式会社に承継させること(吸収分割)を決定した。これにより、効力発生日以降、お金のデザインが行う第一種金融商品取引業にかかる顧客の証券口座および証券口座に関する権利義務をSMBC日興証券が承継し、口座管理業務はSMBC日興証券が受け持つ。
SMBC日興証券はこれらの承継顧客および自社の顧客に対し、お金のデザインの「THEO(テオ)」や「THEO+docomo」をはじめとする「THEO+(テオプラス)」の提供を可能とするため、 お金のデザインと連携していく。
業務提携により、テオのサービス内容や料金などに変更はない。お金のデザインからSMBC日興証券へ口座承継後は、 SMBC日興証券が提供する株式やその他の金融商品の運用も可能となり、より幅広いサービスを利用できるようになる。「お金のデザインの先進的な運用アルゴリズムやテクノロジーを活用した運用オペレーション、 SMBC日興証券による効率的かつ堅牢な証券口座管理機能をはじめとする総合証券会社としての事業基盤は補完性が極めて高く、 一方で金融サービスのデジタル化推進は両社に共通した思い。事業シナジーによって革新的なサービスの実現可能性を大きく高め、 より一層顧客に寄り添うサービス、新たな価値の創造を目指す」としている。
吸収分割について、お金のデザインは「これまでの自社完結型ビジネスモデルから脱却し、パートナー企業各社の競争優位性を相互に活用することで、当社だけで事業を行う場合よりも一層高い戦略的到達点を達成する。そして、より付加価値の高いデジタル金融サービスを、より多くの顧客に届ける」と説明。事例として、株式会社NTTドコモとの協業によるTHEO+docomoや「ポイント投資」で、デジタル金融サービスの非金融プラットフォーム上での展開により、新しいサービスを実現したことを挙げる。今回の吸収分割もパートナーシップ戦略の一環であり「自社のビジネスモデルをさらに一段進化させる取り組み」と位置付けている。
SMBC日興証券との機能分担で期待されるのは、スキーム全体の最適化。お金のデザインが、競争優位性の源泉であるテクノロジーを活用した次世代ウェルスマネジメント事業(投資運用業)に重点的に経営資源を分配することで顧客に寄り添うサービスの本質であるカスタム性を高め、 また幅広い資産運用のニーズに応えるためサービスの多様化、複層化を実現していく方針。
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