健美家「不動産投資に関する意識調査」公表

不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社は5月9日、同サイトの会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査(第7回)」の調査結果を公表した。

調査は健美家の登録会員約60,000名を対象とし、4月5日~4月19日の期間にインターネットアンケートで行われた。

調査によると、現在の不動産投資市場について「投資用不動産は売り時」と半数以上である54.8%が回答した。前年比で見てみると4.3ポイントの増加である。一方「買い時」は11.6%に留まり、6.2ポイントの減少。「どちらとも言えない」は33.6%となった。

「売り時」だと思う理由については、回答者の85%が「価格の高騰」を挙げた。また、売り時は「2018年まで」と予想した投資家が28.0%で最も多く、次いで、2017年(27.6%)、2019年(24.0%)、2020年(17.6%)となり、2020年までで97%を占めた。

一方、「買い時」だと思う理由については、回答者の64.2%が「低金利」を挙げた。また、買い時は「2020年まで」と予想した投資家が37.7%で最も多く、次いで「2019年まで」が26.4%となった。

「どちらとも言えない」理由については、回答者の65%が「物件次第」と回答した。次いで「先が読めない」、「売り時でもあり、買い時でもある」との回答が多かった。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックによる景気の向上や地価の上昇などの影響がどの程度か、予測の難しさが垣間見える。

物件の購入と融資について、融資の際に利用した金融機関は、「地方銀行」が28.3%と最も多かったが、前回調査からは8.2ポイント減少した。続く「政府系金融機関」と「信用金庫」は12.8%で、前回よりシェアを増やした。その一方で、「都市銀行」が5.7ポイント減少の7.8%であった。購入時に現金と融資のどちらを利用したかについては、「融資のみでの購入」が70.3%と最も多かったが、「現金のみでの購入」が23.1%と前回調査に比べ2.5ポイント増加した。

また、金融機関の融資状況については「フルローンでの融資が出づらくなった」「今まで融資が通っていた属性条件(年収・金融資産)では、融資がおりなくなった」等の理由から、21.5%が「厳しくなった」と回答した。

収益物件と管理については、アンケート回答者の87.9%が「収益物件を保有」していると回答した。保有している物件の種別は、「一棟アパート」、「区分マンション」、「賃貸用戸建」の順に多く、51%が2種別以上の不動産を保有する結果となった。また、物件の所在地は多摩川を挟んで隣接する「神奈川県の横浜市・川崎市」や、「東京都城南エリア」が人気であった。

保有している物件の管理については「入居者の管理が面倒だから」「時間がないから」などを理由に65.7%が管理会社へ管理を委任していた。

物件の売却については37.3%が経験があり、うち59.7%が「高く売るため」「早く売却できそうだから」などを理由に物件管理とは別の不動産会社へ依頼し売却していた。

不動産投資での失敗については「空室の長期化」「修繕費や維持費に出費がかかりすぎた」「相場より高く買ってしまった」等、36.6%が失敗した経験があった。一方、失敗したことがないと回答した人の52.3%が「本をたくさん読んで、知識を身につけた」ことを勝因として挙げた。このほか「不動産会社に細かく質問をした」「セミナーに参加し知識を身につけた」という回答も多く、手広い情報収集が重要であることがうかがい知れる。

【参照リリース】不動産投資に関する意識調査( 第7回 ) 4割の投資家が不動産投資で「失敗」の経験あり 上位理由に「空室が埋まらない」「修繕や維持にお金をかけ過ぎた」

(Hedgeニュース編集部 平井 真理)

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平井真理

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インバウンド不動産投資・民泊投資をはじめとする幅広い業界にてニュース記事・ノウハウ記事・プレスリリースなどの執筆に携わる。「HEDGE GUIDE」では、主にニュース記事の執筆を担当。不動産業界, 仮想通貨関連の最新ニュースを読者の皆様に分かりやすく伝えることを心がけています。