不動産投資の物件情報サイト「健美家」を運営する健美家株式会社は、10月19日、「収益物件 市場動向四半期レポート」の2026年7〜9月期を公表した。投資用不動産3種別で全国の平均価格がそろって直近10年の高値を更新し、東京23区の区分マンションは平均4,149万円と、直近10年で初めて4,000万円を超えた。
調査は、全国で健美家に登録された住宅系の収益不動産3種別を対象に、物件価格と表面利回りの平均値を四半期ごとにまとめたもの。成約した価格ではなく、売り出し中の登録物件のデータに基づく。
全国の区分マンションの平均価格は2,902万円で、前の四半期より9.22%増えた。一都三県は3,350万円(前期比10.56%増)、東京23区は4,149万円(同13.30%増)へ上がり、ともに直近10年の高値をつけた。都市別では、埼玉主要都市が2,878万円(前期比16.00%増)と伸びが大きく、仙台市(2,130万円、同7.90%増)や東京市部(2,461万円、同7.47%増)も上がった。同レポートによると、7〜9月期の東京23区では、築年数による表面利回りの開きが小さく、築10年未満が3.69%、築20年以上が5.62%だった。
一棟アパートの全国平均価格は9,079万円で、前期比0.83%増(前年同期比では6.75%上昇)と、こちらも直近10年の高値をつけた。東京23区は1億4,062万円(前期比0.38%減)とほぼ横ばいだったが、京都市などが急伸し、4都市が最高値となった。一棟マンションの全国平均は2億541万円(前期比0.49%増)で、同じく直近10年で最も高い水準に達した。主要都市では、神戸市が前期比9.83%上がる一方、仙台市は同16.56%下がるなど、上昇と下落に分かれた。
7〜9月期の表面利回りは、区分マンションが6.65%(前期6.61%)、一棟マンションが7.44%(前期7.39%)と横ばい圏で推移した。一棟アパートは7.91%(前期8.01%)へ下がり、直近10年で最も低くなった。
健美家は、売り手が登録した物件と、買い手が問い合わせた物件の表面利回りの目線差も調べている。東京23区の区分マンションでは、問い合わせ側と登録側の表面利回りの差が0.40ポイントと、全国平均の3.58ポイントより小さかったという。
健美家株式会社は2004年の設立で、本社は東京都千代田区にある。収益物件の紹介や不動産投資のニュースなどを手がけるサイト「健美家」「LIFULL HOME’S 不動産投資」を運営する。株式会社LIFULL(東証プライム上場、証券コード2120)のグループ会社となっている。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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