一般社団法人非営利組織評価センターは新たに7団体のグッドガバナンス認証団体を公開。全国で累計50団体となり、大阪、三重、島根では初めての認証団体が誕生した。
グッドガバナンス認証は市民参加の度合い、環境への配慮、財務・会計、社会への情報発信など組織運営に関わる27の評価基準を書面と訪問で審査。企業や行政などが非営利組織と連携する際の一つの指標として、一定水準以上の組織運営能力が認証され、非営利組織の信頼性の証とされる。
今回、グッドガバナンス認証を新たに取得したのは特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク(宮城県)、一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会(東京都)、認定特定非営利活動法人マドレボニータ(東京都)、特定非営利活動法人HA-HA-HA(三重県)、社会福祉法人みねやま福祉会(京都府)、認定特定非営利活動法人プール・ボランティア(大阪府)、認定特定非営利活動法人自然再生センター(島根県)の7団体。
石巻復興支援ネットワークは「私らしく生きるが叶えられるまち」を目指し、女性活躍推進・子育て支援・復興支援活動の3分野で活動している。東日本大震災を機に活動を始め、仮設住宅のコミュニティ支援など目の前の課題解決に奔走してきた。「復興から先の未来を、地域の皆様と応援してくださる皆様と共に作り続けていくためにも、信頼できる団体としてグッドガバナンス認証をいただけましたことを大変嬉しく思います。先行き不透明な時代ですが、グッドガバナンス認証を通じて、社会課題の解決が益々促進されることを期待いたします」とメッセージを寄せた。


産前・産後のヘルスケアプログラムの開発・研究・普及に尽力しているマドレボニータは「産後うつ、乳児虐待、夫婦不和など『産後』が起点となる社会問題の解決を通して、自分らしく自らの力を発揮できる社会の実現を目指します」とコメントを発表。障がい児の発達から就労まで長期的な支援を行うHA-HA-HAは三重県で初めての認証団体となった。「障がい児・者の総合支援が目標です。そのために大人と子どもと、みんなが遊びながら、就労・社会適応を目標として、自分たちにできることを増やしています。子どもが将来を掴み取る、そのために必要な支援をなんでもやっちゃえ!と、子どもが選択すれば新しい取り組みもできるように環境を作ります」と力強くコメントした。


【関連サイト】一般社団法人非営利組織評価センター

岡村 幸治
Twitter:@koji__O

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