グローバルリンクマネジメント、不動産ファンド事業等に参入。スターアジアグループと協業

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投資用不動産を扱う株式会社グローバル・リンク・マネジメント(GLM)は6月2日、投資運用グループであるスターアジアグループと不動産ファンド事業およびアセットマネジメント事業に参入すると発表した。スターアジアは 、主に日本の不動産関連資産に投資を行う非上場、独立系の投資運用グループで、2007年の創業以来7500億円以上の投資を行っている。グローバル社はスターアジアとの協業で不動産ファンド事業に参画することで、 事業拡大と安定した収益基盤の確立を目指す。

不動産ファンド事業では、私募ファンド「SAアルテシモレジデンシャルI投資事業有限責任組合(仮称)」を2020年9月に設立予定。ファンド設立を契機に、GLMは2020年12月期を初年度とする中期経営計画で、当初2023年~2025年に計画していたファンド組成を前倒しで実現する。 また、 GLMのオリジナルマンションブランド「アルテシモ」シリーズの物件をファンドに供給することで、 長期的な投資機会を投資家に提供し、 運用の安定性に繋げる。

アセットマネジメント事業では、GLMは不動産ファンドの運営管理を行うアセットマネジメント事業に参入することで、 アセットマネジメント・プロパティマネジメントなどに係る安定的な手数料収入の獲得を図る。また、 このような収益用不動産開発の出口としての回転型ビジネスと、 安定的なキャッシュフローを生む資産保有型ビジネスにバランスよく取り組み、 さらなる成長と事業領域の拡大を目指していく。

スターアジアグループとの合弁によるアセットマネジメント会社として「SAGLアドバイザーズ株式会社(仮称)」を、20年9月をめどに設立、金融商品取引業(助言・代理業)の登録完了後に事業を開始、2022年末までに運用資産総額600億円を目標に掲げた。

スターアジアグループは2007年3月設立。運用資産は20年3月末時点で2387億円以上に上る。日本の事業拠点はスターアジア・マネジメント・ジャパン・リミテッド。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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