日本環境設計株式会社は5月28日、日用消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&G)とともに、プラスチックリサイクルの新しい枠組み「プラごみペイ」プロジェクトを開始すると発表した。「プラごみペイ」は、LINE公式アカウント「P&GプラごみPAY」を友だちに追加、店舗の回収ボックスにプラごみを投函すると、LINEポイントが5ポイント付与される仕組み。最初は地域限定トライアルとして、ドラッグストアチェーンのサツドラホールディングス株式会社が北海道で統括する174店で運用する。期間は6月1日から8月2日まで。
P&Gは2030年までの重要戦略のひとつとして「環境サステナビリティ対策」を掲げており、同プロジェクトもその一環。洗剤や化粧品、紙おむつなどを手掛けるグローバル企業として「消費者が気軽に、簡単にプラごみのリサイクルに参加できるスキームを用意したい」と考えていたという。日々深刻化するプラごみ問題に加え、一段と身近になったキャッシュレスPAY(ペイ)、地域貢献などをかけあわせ、「資源も楽しさも循環する」プロジェクトとして、今回のプラごみペイに発展した。“地球への敬意を払いたい”というテーマのもと、プラごみ回収に参加した消費者には、地球環境へ敬意を払った感謝としてポイントを進呈、再生されたプラスチックは地域社会に還元するという仕組みだ。
日本環境設計は「あらゆるものを循環させる」というビジョンのもと、リサイクルしたい企業と消費者をつなげ、不要になったものを再資源化していく事業を展開。衣服の回収プロジェクト「BRING(ブリング)」では、衣服やバイオジェット燃料へリサイクルするなど、親しいやすい提案で認知度を高めている。
「日常のプラごみが『価値』に変わる。この新しいアクションを、まずは地域限定で開始し、今後は日本全国の自治体、多くの小売業、リサイクル業者などと幅広く協働させていただくことで持続的なプロジェクトに育てていきたい」としている。

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

最新記事 by HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム (全て見る)
- 英国、廃棄物規制改革で違法投棄対策を強化 運搬業者の許可制度を刷新 - 2025年8月29日
- 物理的気候リスク評価手法「PCRAM 2.0」公開、不動産など実物資産の気候レジリエンス強化へ - 2025年8月29日
- 三菱商事、秋田・千葉の洋上風力3海域で開発中止 事業環境の悪化で計画困難に - 2025年8月29日
- EU電池規制が日本企業に迫る変革、サステナビリティ基準で産業再編へ - 2025年8月28日
- 2025年株主総会シーズン、対面開催が世界的に増加 米国では州間での企業移転が3年ぶり高水準に - 2025年8月28日