投資用不動産を扱う株式会社グローバル・リンク・マネジメントは9月26日、20~24歳の女性が東京を目指す理由や上京の際に重視している点についての調査結果を発表した。今年1月に設立した「グローバル都市不動産研究所」の調査・研究の第二弾で、東京都への人口流入について分析、特に20~24歳の女性が東京都を目指す理由、東京23区のうちどの区を選んでいるかを調査。さらに2020年以降に転入超過する可能性が高いエリアを予測した。
3大都市(東京都・大阪府・愛知県)では、東京都が22年連続の転入超過で、2018年は8万人超。2009年以降は女性が男性を大幅に上回り、特に20~24歳の女性が多く転入している。政令市から東京都に対して流入しており、政令市へは地方から人口が流入している。政令市から東京への転入超過数は横浜、札幌、仙台、福岡の順に多く、名古屋は女性が男性に比べて3倍多い。逆に、川崎市では転出者が多く、東京都の家賃の高さから都心への交通の便が良い川崎駅、登戸駅、溝の口駅などへの移住と予測される。
住む場所を考えるときは、住む場所を考えるときに重視したことは、男女ともに「都心や仕事場に近く通勤時間が短いこと」(55.4%)、「鉄道の最寄り駅に近いこと」(39.4%)が多く、アクセスを重視している。女性は「買い物などの日常生活がしやすい」、「治安が良く安心・安全」、「家賃が手頃な価格か」を特に重視する傾向が見られた。
調査から、2020年以降転入超過する可能性が高いエリアとして品川区、足立区が浮上。世田谷区、大田区、杉並区、練馬区、板橋区の転入者数・転入超過数はいずれも女性の数が男性を上回った。転入超過数でみると、6位以下に品川区、新宿区、中野区、足立区、豊島区が並ぶ。特に品川区、足立区が上昇しており、品川区は山手線新駅「高輪ゲートウェイ」開業を皮切りに大規模開発が予定され、足立区は大学の移転・開設や北千住エリアの発展で注目度が上がっていることも要因のようだ。調査は今後これらの地区は交通利便性や家賃の面でも、2020年以降女性が定着しやすいエリアとして予測。また、現時点では男性が転入超過している中野区と足立区、葛飾区に、女性の転入が増えるかにも注目している。
調査は、同社が今年1月に設立したグローバル都市不動産研究所が実施。上京経験があり東京都在住の20~29歳の男女を対象に、インターネットで500人、男女250人ずつの有効回答を得た。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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