株式会社GA technologiesは21日、AI(人工知能)審査による家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure(リノシー・フォレント・インシュア)」の開発を開始した。AIによる入居者審査や保証をリアルタイムに、かつ個人の信用力と連動した次世代型の賃貸債務保証システムの実現を目指す。
開発の背景として少子高齢化、単身世帯や外国人居住者の増加などによって、個人の連帯保証人に代わり家賃債務保証サービスを提供する企業が台頭している。
一方で、「従来の家賃債務保証サービスの多くは、賃貸人の属性を考慮せずに滞納リスクやコストを設定しているため割高なものとなっている可能性がある」(同社)。
また、AI技術の進歩やビッグデータの活用により、人や企業の社会的な信用度をスコアとして数値化するスコアリングシステムが構築され、その信用が経済活動の中で大きな役割を果たす「信用経済」が注目されていることがある。
リノシー・フォレント・インシュアは、AIとユーザー属性などのデータを活用し、信用経済を見据えた新たな家賃債務保証サービスを目指す。
第一弾として、自社で管理する投資用マンションの入居者向けに、AIによる家賃債務保証審査サービスに取り組む。このシステムは、ユーザーの属性や過去の取引・行動データからその場で家賃滞納リスクを推定。
これにより、より多くの入居者に賃貸機会を提供し、「希望物件の審査が通らない」と言った不満の減少などを通じてユーザー満足度の向上と、「成約に至らない内見」の減少など賃貸業務の効率化を実現する。

第二弾では、家賃と家賃滞納リスク推定の結果をもとに、入居者の信用力に応じた保証料金を提案するシステム開発を予定する。
入居者は自分の信用に見合った適切な保証料を、不動産オーナーへは長期的な家賃収入を提供する。まずは、当社で管理する投資用マンションの入居者向けサービスとしての提供を予定しており、将来的には管理業者向け家賃債務保証システムとして外販も見据えて構築を進めていく。
GA technologies社は都心の中古ワンルームマンション投資を手がける東証グロース上場企業。物件情報の管理ツールやデータ解析などにAIを活用し、効率的に不動産投資の運用を行える。物件は投資効率の良い「築10年以降」の中古マンションを扱っており、同社が売主となることで購入時の「仲介手数料0円」を実現。
入居率は98.9%(2018年6月末時点)、賃貸管理は家賃に関わらず月額1100円(税込)で入居者募集から家賃集金・解約精算までを全面的にサポート。また、金融機関とのアレンジによっては「フルローン」で開始することも可能のため、自己資金が少ないケースでも相談ができるという特徴がある。
【参考記事】AI審査による家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure」の開発に着手
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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