金融商品仲介業者の株式会社Fanは6月14日、仲介口座数が延べ1.5万口座、仲介する預かり資産残高が800億円を突破したと発表した。
同社は2008年設立。富山県富山市に本社を置き、東京・名古屋はじめ全国9ヶ所に支店や共同店舗を展開。資産運用の相談専門店「投資信託相談プラザ」を開設し、大手証券会社出身者を中心に52名のIFA(独立系投資アドバイザー) が在籍。 運用方針として 顧客の人生のゴールを定め、そのためのプランを提示し、長期的、継続的にサポートする「ゴールベースの資産運用」という方針を掲げる。22年3月時点で仲介する預かり資産は800億円を超え、 延べ2万人以上が同社のセミナーに参加した。
他社との連携、協業も進める。AlpacaJapan株式会社、株式会社SBI証券と協業し、株式投資にAI(人工知能)を活用したロボアドバイザー「AlpacaROBO(アルパカロボ)」の提供を21年8月に開始。今年5月には新たに「Fan ETFポートフォリオ」の提供を開始。資産運用コンサルティングサービスを提供してきた投資信託相談プラザと、AIを用いたマーケット分析を得意とするAlpacaJapanの実績を生かし、東証ETFを用いた最適なポートフォリオを提案する。
また、21年には株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドと同社のIFA事業(MINKABU ASSET MANAGEMENT)で、資産形成層に対して様々な金融サービスを提供することを目的に業務提携。IFA業務の領域を広げている。
同社によると、日本では個人への金融商品の販売でIFAの浸透が遅れていたが、近年はIFAに転身する証券会社、銀行のコンサルタントが増え、IFAのメディア掲載やセミナー数なども増加。IFAの利用者が大幅に増えている。同社でも仲介する預かり資産残高が20年3月の420億円から22年3月に800億円超と、2年間で倍増。幅広い世代を対象にアドバイスを実施する中、40代以下が約半数を占めているという。
記念にインフォグラフィックスを公開した。「仲介する預かり資産残高および口座数の推移」「従業員数の推移(パート、 業務委託含む)」 「セミナー参加者数の推移(延べ数)」「顧客年代割合(2022年5月時点)」をビジュアルで説明している。
「今後もIFAが働きやすい環境づくりとともに、 IFAと個人投資家の橋渡しを行なっていく」としている。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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