CCCマーケティング株式会社は6月9日、ポイントプログラム「Tポイント」の会員200人(23歳~59歳男女)を対象としたインターネット調査「Tアンケート」で新型コロナウイルス禍における「投資マインド」の実態調査結果を発表した。家計の支援のため国民1人あたり10万円を支給する特別定額給付金の使い道では、「預貯金」(40.5%)が1位となった。コロナ禍の相場安で4人に1人が「株投資」に意欲的(26%)だが、「先行きが不安」との声も上がった。一方で、Tポイントを使った投資には、3人に1人(35.5%)が意欲的だった。
特別定額給付金」の使い道について、預貯金以外では「1年以内に使う」(29.5%)、「すぐに使う」(22%)が上位。また、「1年以内に使う」、「すぐに使う」と回答した人の半数以上が「食料品・生活用品などの生活必需品の購入に使う」(54.5%)が使い道の一つに挙げており、「趣味に使う」(27.7%)、「プチ贅沢する」(22.8%)を抜き最多となった。緊急事態宣言解除後も三密の回避や感染第2波への警戒など、長期的な停滞が予想される経済活動に対して、給付金の消費でも緊縮的な傾向が見受けられる。
コロナ禍による株式市場の相場安の中、4人に1人以上が「株投資を始めたい」(26%)と株投資に対して積極的だった。株投資を始めたいと回答した人の理由として、「もともと株に興味があり、相場が安い内に試したい」(59.6%)、「相場が安い今、投資を始める絶好の機会だから」(42.3%)など、“ピンチはチャンス”とばかり、投資デビューを検討している。逆に「株投資を始めたくない」という回答理由としては「なんとなく初心者が今やると失敗しそう」(55.8%)、「先行きがどうなるかわからなくて怖い」(32.7%)など、給付金の消費傾向と同様に、先行きの見えない中での投資に対する不安を抱いている。
Tポイントを使って株(国内)を買いたいと思う」との質問には、3人に1人以上が「Tポイントを使って株投資を始めたい」(35.5%)と回答。株投資と比較しポイント投資に対して積極的な方が多い結果となった。理由は、「Tポイントなら現金が減らないから安心してチャレンジできる」(67.6%)がダントツの1位。同社は「相場安が後押しするコロナ禍での投資デビューへの意欲と、不透明な経済状況への不安というアンビバレントな意識傾向の中で、通常の投資に比べ、現金ではなくポイントで1株から買えるTポイント投資は、投資デビューの心理的ハードルを下げている」とまとめている。
【関連記事】ネオモバの評判・概要
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム (全て見る)
- 積立投資は新NISAの「投資信託」と「ロボアドバイザー」のどちらがおすすめ? - 2024年8月20日
- ウェルスナビの評判は?メリット・デメリットや手数料・実績も - 2024年8月2日
- ROBOPRO(ロボプロ)の評判は?メリット・デメリットや他社との違いを比較 - 2024年6月22日
- ROBOPROの実績・評判は?メリット・デメリットや他ロボアドとの比較も - 2024年6月7日
- 楽天証券、NISAで利用できるロボアドバイザー「ウェルスナビ×R」提供開始 - 2024年5月16日