SBIネオモバイル証券「ネオモバ」の評判は?メリット・デメリットも解説

SBIネオモバイル証券が始めた「ネオモバ」では、メジャーな共通ポイントであるTポイントを使って株式投資ができる上、1株単位からでもスマホだけで気軽に始めることができます。ネオモバは2019年4月10日の開業から2019年8月に10万口座を達成、2019年11月末には20万口座を突破し、すでに約1億8,000万ポイントのTポイントが投資に使われているなど、非常に注目されているサービスです。

この記事では、ネオモバのメリットやデメリット、実際の評判や口コミについてご紹介します。各社が提供しているポイント投資でどれを選べばいいかと悩んでいる方は、参考にしてみてください。

目次

  1. ネオモバの「Tポイント投資」とは
    1-1.Tポイント投資とは
  2. ネオモバのメリット
    2-1.Tポイントを使って株式投資ができる
    2-2.スマホで簡単に始められる!アプリも利用可能
    2-3.少額で株式投資を始めることができる
    2-4.毎月ポイントが貰える
    2-5.現金を使わずに投資体験できる
    2-6.1株からIPOに投資できる「ひとかぶIPO」
  3. ネオモバのデメリット
    3-1.毎月200円(税抜)の利用料金がかかる
    3-2.iDeCoは取り扱うが、NISAには対応していない
    3-3.外国株は取り扱っていない
  4. ネオモバの評判・口コミ
  5. ネオモバを利用する際の注意点
    5-1.金融商品の運用益には課税される
    5-2.利用するにはクレジットカードの登録が必要
    5-3.毎月貰えるポイントの使途が限定されている
  6. まとめ

1 ネオモバの「Tポイント投資」とは

はじめに、ネオモバの概要とTポイント投資について見ていきましょう。

SBIネオモバイル証券・ネオモバ


サービス名 ネオモバ
URL https://www.sbineomobile.co.jp/
運営会社名 株式会社SBIネオモバイル証券
本社所在地 東京都港区六本木1-6-1
設立 2018年
代表取締役 代表取締役会長 髙村 正人
代表取締役社長 小川 裕之
資本金 /
資本準備金
35億円
主な株主 SBI証券、CCCマーケティング
上場有無 非上場
サービス開始年月 2019年4月
ポイントの換金率 1ポイント=1円
ポイント利用単位 1ポイント以上、1ポイント単位
運用手数料 【月間の株式取引約定代金合計額:サービス利用料(税別)】
0円~50万円以下:200円
50万円超~300万円以下:1,000円
300万円超~500万円以下:3,000円
500万円超~1,000万円以下:5,000円
以下100万円ごとに1,000円が加算(上限なし)(2019年11月調査時点)
最低投資金額 数百円(数百pt~)
購入株数単位 1株から(IPOも1株から申込可能)
入金方法 銀行振込、即時入金手数料(住信SBIネット銀行のみ)、クレジットカード引き落とし
特定口座(源泉徴収あり) 選択可能(確定申告不要)
投資対象 株式、ETF、REIT、IPO(※2019年11月30日より)

1-1 Tポイント投資とは

Tポイント投資とは、共通ポイントであるTポイントを使って投資ができるサービスのことを指します。

そのTポイント投資を採用しているネオモバは、SBI証券とCCCマーケティングが提携して設立したSBIネオモバイル証券が2019年4月10日に開始したサービスです。投資メニューには、主に国内の株式(現物)、投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)の3つが用意されています。

このほか、Tポイントは使えませんが、ネオモバにはロボアドバイザー最大手(※)のウェルスナビ(WealthNavi)による資産運用のメニューもあります。Tポイント投資として考える場合は、投資メニューは上記の株式投資か投資信託になります。

※ 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2019年3月末現在)」よりモーニングスター社調べ(2019年6月時点)

2 ネオモバのメリット

ネオモバを利用する最大のメリットのひとつに、現金ではなくTポイントを使って投資ができる点が挙げられます。ネオモバでTポイント投資ができるジャンルは、前述した①国内株式等(単元株・S株)の現物取引、②国内ETF(国内投資信託)、③REIT(国内不動産投資信託)の3つですが、このうちメインとなるのは株式投資です。

2-1 Tポイントを使って株式投資ができる

ネオモバでは、手持ちのTポイントを株の購入資金に充てることができます。株の購入にあたっては、Tポイントの1ポイントが1円として計算されます。株を購入して株主になれば、値上がりするのを待って売却し利益を得ることができます。また、株の値上がり益だけでなく、次のような特典もあります。

  1. 配当金が貰える
  2. 株主優待特典を受けることができる

①については、企業の業績に応じて配当金を受けることができます。②については、同一企業の株を毎月少しずつ購入し、100株、1,000株などの単元株式にあたる数にすれば、株主優待特典を受けることができます。

(注)通常、株主優待特典を受けるには単元株式(通常は100株)の保有が必要です。ネオモバでは株を1株から購入できるため、保有株数が単元未満の場合は株主優待特典を受けることができない場合があります。

2-2 スマホで簡単に始められる!アプリも利用可能

ネオモバのTポイント投資は、いつでもどこでも簡単にできるのが特徴で、スマホ1台のみですべてが完結するよう設計されています。例えば、口座を開設する場合は次の3つの手順を踏むだけで完了します。

  • 基本情報の入力
  • 本人確認書類のアップロード
  • 取引パスワードの受取

株を買う場合も、スマホ画面で個別銘柄の現在価格やチャートを確認でき、また購入の操作も簡単に行えます。これにより、学生や主婦から中高年までの様々な方が、空き時間を利用して気軽に操作することができます。

また、ネオモバはスマートフォン用アプリ「ネオモバアプリ」の提供もしています。アプリでは、株式の定期買付や資産推移グラフなどの機能も利用できます。株式の定期買付は、指定の株式を、定期的(月に5日まで設定可能)に、定額(100円から設定可能。Tポイントも利用可)で自動的に買い付ける機能で、これによりTポイントによる積立投資も可能となります。

また、資産推移グラフは過去90日までの保有資産がグラフになっており、これまでの投資成績が一目瞭然。入金・出金も反映されるため、保有株式だけでなく保有資金の一元管理が可能となります。

ネオモバアプリの画面イメージ

2-3 少額で株式投資を始めることができる

ネオモバの株式投資では、1株から購入ができます。通常の株取引では、銘柄ごとに1口100株、1,000株など、売買の最低単位(単元株数)が決まっています。しかし、ネオモバでは、単元未満の株式(S株と呼ばれ、売買単位の1/100、1/1,000で購入できる)を取引できるため、1株から購入することができます。銘柄の中には、1株数百円で購入できるものもあります。

2-4 毎月ポイントが貰える

ネオモバで取引をする場合、月間の約定代金合計額が50万円以下の場合は毎月のサービス利用料が200円(税抜)発生しますが、「期間固定Tポイント」が毎月200ポイント貰えます。

また、期間固定の200ポイントとは別に、毎月のサービス利用料金の1%分がTポイントで貰える特典もあります。

2-5 本格的に株式投資を始める前に投資体験ができる

まとまった現金を使った投資は不安という方でも、ネオモバでは月額利用料は必要なものの投資の元手をポイントにすることができます。少額のポイントから始めれば、上手くいかなかった場合でも損失を一定額のポイントに抑えることができます。

株取引では、銘柄ごとに売買の最低単位(単元株数)が決まっており、単元株数を買うだけの資金を用意する必要があったため、「投資をやってみたい」と思っても一定の収入や資産がないと実際に始めるのは困難でした。

しかし、ネオモバでは、株式を単元未満で購入でき、1株からでも買うことも可能です。投資を行うことが難しい状況にあった方々でも投資を簡単に体験し、勉強できるようになりました。毎月200円の月額利用料とTポイントがあれば投資に乗り出すことができるという特徴が、ネオモバの大きな強みと言えます。

実際に20代、30代の投資家が全体の半分を占め、ネオモバで初めて株式の取引をされる方が50%以上となっており、若年層や投資未経験者が多く利用していることがわかります。また、約定件数に占めるS株(単元未満株)の取引が約94%で、Tポイントを利用した取引が約40%とTポイントを使った1株・少額からの取引も活発に行われています。

2-6 1株からIPOに投資できる「ひとかぶIPO」

ネオモバでは、2019年11月30日にIPOに1株から99株まで、1株単位での申込みが可能なサービス「ひとかぶIPO」のを提供しています。こちらはネオモバ株アプリ限定の機能となります。

Tポイントは利用できませんが、少ない資金でもIPOの抽選に参加できるという注目のサービスです。なお、売却・買増しについては、上場日以降、初めて売買が市場で成立した日の翌営業日から売買ができるようになります。

IPOの抽選方法は、優遇抽選と完全抽選2種類の枠があります。優遇抽選枠では、20代、30代の方が当選しやすくなる「若年優遇」や、ネオモバでの取引状況に応じて当選確率が高まる「取引継続優遇」などのユニークな抽選が行われます。一方、完全抽選枠では、公平な抽選となるため、どなたにも当選する可能性があります。

「ひとかぶIPO」の申込み方法はシンプルで、BB(ブックビルディング期間)終了後、公募価格が決定してから申込みが開始されるので、購入を希望する株数を入力するだけでIPOへの申込みが完了します。

ネオモバ「ひとかぶIPO」画面イメージ

ネオモバ「ひとかぶIPO」画面イメージ

ひとかぶIPO、初の取扱銘柄は「BuySell Technologies」

BuySell Technologies社は、店舗を保有せず主にインターネットやマスメディアを駆使したマーケティング戦略により集客を実施しています。買収査定においては約250名の査定員を配置のうえ、出張訪問買収を中心とする事業モデルにより 「インターネット」と「リアル」のそれぞれの強みを生かしたネット型リユース事業を展開しています。

銘柄名 BuySell Technologies
銘柄コード 7685
上場市場 東証マザーズ
会社ホームページ https://buysell-technologies.com/
仮条件 1,790~1,930円
ブックビル期間 ※SBIネオモバイル証券ではブックビルは実施しません。発行価格でのお申し込みとなります。
申込価格 発行価格
>発行価格決定日 2019年12月9日
当社申込期間 2019年12月11日 00:00~2019年12月13日 12:00
※取り消しする場合は当該申込期間内
申込単位 1株~99株
抽選結果 2019年12月13日 13:00~
上場日 2019年12月18日
備考 公募445,000株、売出225,000株、オーバーアロットメントによる売出100,500株、発行決議日 11月14日

※目論見書など詳細は、ネオモバのウェブサイトでご確認ください。

3 ネオモバのデメリット

ネオモバを利用するには、株式約定代金の金額に応じて、毎月以下のようにサービス利用料がかかります。

3-1 毎月200円の利用料金がかかる

月間の株式約定代金が50万円以下の場合には、月額の利用料は200円(税抜)ですが、サービス利用料は株の取引を行わなかった月でも支払う必要があります。ただし、あらかじめ一定の期間取引を行わないことがわかっている場合には、利用の一時停止も可能です。

3-2 iDecoは取り扱うが、NISAには対応していない

iDeCo(イデコ)は「個人型確定拠出年金」の略称で、60歳まで定期的に金融商品に積立投資を行いますが、そこで発生した運用益や利息には課税されず、さらに積立金額も全額所得控除扱いになる制度です。ネオモバは、SBI証券から委託を受けて、2019年12月2日からiDeCoのサービスを提供します。

一方、NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、毎年120万円の非課税投資枠が最長で5年間与えられ、その範囲内で株式投資を行えば譲渡益や配当金が非課税扱いとなる制度です。ネオモバは、こちらのNISAには対応していないため、注意が必要です。

なお、SBI証券のほうには、NISAの取り扱いがありますので、興味のある方はSBI証券を利用してみると良いでしょう

3-3 外国株は取り扱っていない

ネオモバでは現在、外国株の取り扱いもありません。「海外の成長国に投資をしてみたい」「海外に分散投資をしたい」という方についてもSBI証券では取り扱いがありますので、本格的な投資もしてみたいという方は、ネオモバとSBI証券を用途に応じて使い分けてみるのも良いでしょう。

なお、SBI証券では、下記のような国々の株式や海外ETFなどの取り扱いがあります。(2019年11月調査時点)

  • 米国株
  • 中国株
  • 韓国株
  • ロシア株
  • ベトナム株
  • インドネシア株
  • シンガポール株
  • タイ株
  • マレーシア株
  • 海外ETF株

4 ネオモバの評判・口コミ

次に、ネオモバ(SBIネオモバイル証券)の口コミ・評判について、実際の利用者の反応をいくつか紹介します。

本格的に株式投資を始める前に、ネオモバで勉強したい

子どものためにネオモバで口座開設をした。将来の教育費を積み立てたい

とりあえず1株から気軽に購入できる

1株ずつ購入しながら様子を見て、本格的に上がりそうなら単元株で勝負しようと思っている

少しづつ上がる株はネオモバでコツコツ買い続けて、大きく上がる株は単元株で勝負する

いきなり100株を買うのは難しいので、積立でコツコツ増やしている

ネオモバは、スマホでできる貯金感覚で1株ずつ購入を続けている

単元株投資の配当金をネオモバで運用している

ネオモバは10万円や20万円からでも数十銘柄~100銘柄くらいに分散投資できるので良い

100株単位だと買い増しが難しいが、ネオモバなら1株単位からドルコスト平均法が使える

ポイントサイトでTポイントを稼いで、そのポイントで株を買っている

Tポイントでの投資なので株価が下がっても痛みが少なく、株式投資の練習になる

少額だから購入後に精神的余裕を持てる

ネオモバのアプリが結構使いやすい

ネオモバでの投資は少額なので、利確タイミングを焦らずに待つことができる

投資額が小さいため、ハイリスクな株や大きな値上がりを狙った銘柄で運用できる

ネオモバでは高配当株を少しずつ買い足して小遣いの足しにしたい

優待がもらえるお得な株を探している

複数の会社の高配当株を1株ずつ購入して、分散投資をしている

配当金はネオモバの口座に反映されるので、すぐに再投資に回せる

月額使用料200円はクレジット引き落としなので、クレジットのポイントも貯まる

Tポイントで株が買えるけど、売ったら現金で戻ってくる。これを使えば、少しロスはあるけど期間固定Tポイントも現金化が可能

日常生活でお世話になっている企業が単元株だと高いので、応援したい気持ちでネオモバで投資している

ネオモバはマネーフォーワード対応しているので便利

※個人の感想となります。サービスの詳細はネオモバのウェブサイトでご確認下さい。

ポイントで株が購入できるとあって、投資家の方々から期待感やお得感を持たれているのが伺えます。また、1株単位の少額で始められることや配当や優待を狙えることなども人気の理由となっています。

5 SBIネオモバイル証券を利用する際の注意点

次に、ネオモバを利用する際の注意点を見てみます。

5-1 金融商品の運用益には課税される

ネオモバで株式をはじめとする金融商品を運用して利益を上げると、課税の対象になります。例えば、購入した株を売却して利益が生じると、その利益(譲渡益)には20.315%の所得税・住民税がかかります。また譲渡益以外の配当金所得にも課税されます。

そのため、確定申告の必要性を心配する方もいますが、ネオモバで口座を開設する際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、運用益から税金が自動的に天引きされ、SBIネオモバイル証券の方で納税してくれるため、原則として確定申告は不要となります。

5-2 利用するにはクレジットカードの登録が必要

ネオモバで株の取引を行うには、毎月のサービス利用料をクレジットカード決済で支払うこととなるため、クレジットカードの登録が必要となります。登録できるカードの種類は、次のとおりです。

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard
  • アメックス(American Express)
  • ダイナースクラブカード

なお、デビットカード、チャージ式プリペイドカードは対象外となるため、注意が必要です。

5-3 毎月貰えるポイントの使途が限定されている

毎月貰える「期間固定ポイント」は、SBIネオモバイル証券でのみ使えるポイントで、他のTポイントサービスには使えません。また、期間固定ポイントを毎月のサービス利用料の支払いに充てることもできません。期間固定ポイントには有効期限があり、「付与された月の翌月最終日」となっていることにも留意しましょう。

まとめ

ネオモバの主な特徴は、①Tポイントで株が買える、②1株単位から買うことができる、③スマホ1台で口座開設から取引までできる、④毎月200ポイントがもらえる、の4つになります。

今後は、ネオモバを通して株式投資がより身近となり、使わずに眠らせていたTポイントも投資で有効に運用することができるようなります。気軽に始められるTポイント投資に興味が湧いた方は、この記事を参考にネオモバの利用を検討してみてください。

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