コロナ禍で投資意欲が高まった人は6割、理由は?SBIネオモバイル証券とCCCマーケティングが調査

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株式会社SBIネオモバイル証券とCCCマーケティング株式会社は9月13日、「投資に関するアンケート調査」の結果を公表した。調査は、SBIネオモバイル証券が運営する、Tポイントが使えるスマートフォン向け資産運用サービス「ネオモバ」利用者1001名に、 CCCマーケティングが運営するインターネット意識調査「Tアンケート」を利用して実施。新型コロナウイルス感染症の拡大による投資意欲の変化などについて聞いた。

CCCマーケティングが7月に実施した「リベンジ消費に関するアンケート調査」では、「コロナ前と比べてお金の使い方に変化があったかどうか」を聞いたところ、 46.9%の方が「変わらない」、42.2%の方が「使わなくなった」と回答した。「今後の消費傾向」については、51.0%が「変化なし」、25.8%が「下がる」とし、さらに「今後の日本の景気」については45.4%が「悪くなる」と回答した。

今回の調査で「新型コロナウイルス感染症の拡大による投資意欲の変化」について聞いたところ、「とても投資意欲が高まった」「やや投資意欲が高まった」という回答の合計は59.4%、 「変わらない」は38.7%となり、「やや投資意欲が下がった」「とても投資意欲が下がった」という回答のわずか1.9%だった。また、 投資意欲が高まったと回答した595名に理由を聞いたところ、 「コロナ禍で在宅時間が増え、 人生計画と必要な資産に不安を覚えた」「将来に不安を感じるようになり、 資産運用に対する意識が高まった」「お金を貯めておくだけでは不安なので、 有効に運用したいと考えた」など、先々に不安を感じている回答が多くみられた。 投資意欲の高まりは、長引くコロナ禍による経済的不安の反動といえそうだ。

世代別でみると、 20代は「交際費などが減り、 余剰資金ができたため」「おうち時間が増えたため」など、 現在のお金や時間の使い道として投資に対する意欲が相対的に高まっている傾向がみられた。30代~50代は「いざという時のため」といった経済的不安へ備える意識が高く、 60代は「将来の資金のため」「時間ができたため」など、 老後のゆとりある生活に必要な資金を得るために、 投資意欲が高まっている傾向がみられた。

ネオモバにおける保有資産の運用状況について聞いたところ、55.3%が「利益が出ている、 または出た」、 25.7%が「変わらない」、 13.5%が「損失が出ている、または出た」と回答した。さらに「投資をはじめたことによる意識や生活の変化」を聞いたところ、「新聞やニュースをよく見るようになった」「企業活動に注目するようになった」「国内外の政治・経済に関心を持つようになった」など、普段から情報収集をする習慣が身に付いたといった声があげられた。「ファイナンシャルプランナーの資格取得の勉強を始めた」というケースもあった。また、投資をはじめることで支出に対する感度も高まり、「買い物の際に本当に買う必要があるかを考えるようになり、 節約意識が高まった」「お金を使う時にネオモバの一株分に換算して判断するようになった」といった声もあった。投資には金銭的な利益だけでなく、良い変化を与える効果もあるようだ。


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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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