約400点の個性的なアートで街全体を美術館に。「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」開催中

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アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会と一般社団法人アートパラ深川は『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2021』を開催している。会場は東京都の門前仲町、清澄白河、森下で、昨年に続く実施となる。江戸時代からの神社仏閣のある下町・深川の街中に、障がいのあるアーティストの作品約400点を展示。2021年10月22日に開幕し、10月31日まで行われる。

『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭』は街全体を美術館にしてしまう世界でも類を見ない市民芸術祭だ。一般社団法人アートパラ深川が、深川の地で障がいのあるアーティストの表現力に触れ、すでに多様な人たちと暮らしていることに気づき、開催を企画。2020年の初開催では、9日間で約7万5000人が来場した。互いに自分らしく生きる共生社会を実現させるために100年続く芸術祭を目指すという。

舞台は富岡八幡宮、深川不動尊を拠点とした門前仲町、カフェとアートの街として知られる清澄白河、深川発祥の地である森下。昨年の全国公募展「第1回アートパラ深川大賞」での入選・入賞作品に、12人の選抜アーティスト、エイプル・アート・カンパニーの作品を加えた約400点の個性的なアートを街のあちこちで見ることができる。

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭

門前仲町エリアでは、現代アーティストの小松美羽さんが制作した特大絵馬や江東区内の障がいのある子どもたちや福祉施設に通う人々が制作した1,200枚以上のアート絵馬、絵馬神輿を展示。『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭』としては初の試みとなるアートパラ・マーケット・フェアも開かれる。

森下・清澄白河エリアでは都内屈指の庭園「清澄庭園」、隅田川テラスを散策しながらのアート鑑賞やチャリティグッズ購入が可能。「ハンディキャップを乗り越えた俳人たち」の特設展示も行われる。その他にもエリアごとに様々な企画を楽しめる。

実行委員長の田巻雄太郎さんは以下のようなコメントを発表した。

「開催2年目を迎えるアートパラ深川は、みなさんと掲げた『共に生きる』という大義をどのように果たしていけるかを突き詰め、その思いをカタチにする1年にしたいと考えています。アートの力を借りて、多くの違った気づきを今年よりも来年、来年よりもその先へと積み上げていき、こうあったらいいなと考える共生社会の構築へとつなげていくことが、この芸術祭を永続的に開催していく意義であると感じています」

【関連サイト】アートパラ深川

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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