将来に備えた資産形成を考える際、マンション投資に注目する方も多いのではないでしょうか。不動産投資ローンを活用できるマンション投資は、手元の資金が少ない方でも比較的容易に物件を取得し、運用を開始できるメリットがあります。
ただし、マンション投資には銀行の定期預金のような元本保証がありません。元本割れが起きるリスクのある運用方法であることを認識し、自身のライフプランに合った投資方法を検討することが大切です。
この記事では、マンション投資を検討している女性の方へ向けて、女性がマンション投資を始めるメリット・デメリットを解説します。すでにマンション投資を開始している女性の体験談や口コミもご紹介するので、ご参考下さい。
目次
- 女性がマンション投資を始める背景
- 女性がマンション投資を始めるメリット
2-1.マンションの管理や運営は委託できるため、手間が少ない
2-2.マンション投資は株式投資やFXよりもリスクが低い
2-3.マンション投資で収入を底上げできる可能性がある - 女性がマンション投資を始める時に注意すべきデメリット
3-1.不動産投資ローンには審査がある
3-2.マンション投資には空室リスクや災害リスクがある
3-3.女性目線でのアドバイスを受けにくい - マンション投資を始めた女性の体験談・口コミ
4-1.資産形成にマンション投資を選んだ理由は?
4-2.実際に話を聞いてマンション投資にどんな印象を持った?
4-3.マンション投資を始めてどんな変化があった?
4-4.話を聞いて、不動産会社に対するイメージはどうだった? - まとめ
1.女性がマンション投資を始める背景
将来の資金不足に備えるため、マンション投資に注目する方も少なくありません。マンション投資は金融機関から長期の融資を受け、ローンの返済を通して徐々に純資産へと変えていくことのできる投資方法であり、将来的な資産形成に適した手段であることが人気の理由の一つと考えられます。
女性が将来不安を感じる背景について、賃金や婚姻状況について見て行きましょう。厚生労働省が発表した令和2年賃金構造基本統計調査によると、男女間の賃金格差は以下グラフのようになっています。
※引用:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
収入ピーク時の男女差は約150万円です。20代前半までは男女間で大きな差はないものの、徐々に差が開いていきます。厚生年金は現役時の収入によって保険料と支給額が決まるため、賃金が低い場合は厚生年金の支給額も少なくなることも注意したいポイントと言えます。
また、内閣府によると、今後は男女ともに未婚率が上昇し、2030年における女性の未婚率は約18.5%と予測されています。
※引用:内閣府「平成30年版 少子化社会対策白書」
女性がマンション投資を始める要因の一つとして、これらの賃金格差や将来不安などが後押しとなっていることが考えられます。
ただし、上記のデータはあくまでも過去のデータをもとにした全体傾向であり、賃金や婚姻状況などは個人差が大きいことから単純な検証は難しいポイントと言えます。それぞれの事情やライフプランに合わせて、資産形成の手段を検討することが大切です。
以下ではマンション投資のメリットとデメリットを比較しながら解説していきます。それぞれの内容を確認し、自身の目的に合った投資手段であるか判断してみると良いでしょう。
2.女性がマンション投資を始めるメリット
マンション投資のメリットについて確認していきましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
2-1.マンションの管理や運営は委託できるため、手間が少ない
不動産投資は実際の物件管理や家賃の回収などは管理会社へ委託できるため、物件の持ち主が本業の仕事をしていても副業として検討しやすいメリットがあります。
また、女性は仕事以外に出産や子育てなどのライフイベントもあり、男性よりも働けなくなる期間が出てきてしまうケースも多く見られます。投資に向き合う手間や時間が少なく済むことは、私生活とのバランスを取りやすいメリットがあります。
マンション投資は物件購入が完了すれば大きな手間がかからないため、仕事や子育てなどの最中でも運用できます。女性が将来に備えた資産運用を検討する選択肢の一つと言えるでしょう。
2-2.マンション投資は株式投資やFXよりもリスクが低い
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの投資であり、株式投資やFXなど金融投資と比較すると値動きの少ない特徴があります。株式やFXなどは1日で価値が半減することもありますが、現物資産である不動産は1日で価値が暴落する可能性は非常に低くなっています。
また、株式投資やFXで収益を上げるためには、常時マーケットに注目し続ける必要があります。
その一方で、不動産投資はオーナーの意思決定が必要な場面はそれほど多くありません。株やFXなどと比べれば比較的低リスクであることから、長期的にコツコツと資産運用をして行きたい方に向いた投資手法と言えます。
2-3.マンション投資で収入を底上げできる可能性がある
マンション投資の大まかな流れは、物件を取得するための資金として不動産投資ローンを活用し、そのローンの返済を家賃収入で支払っていく仕組みとなっています。この時、毎月の返済額や経費を家賃収入が上回ると、手残り金を確保することが可能です。
このような資金の流れをキャッシュフローと言い、キャッシュフローを良い状態で保つことでマンション投資によって収入を底上げできる可能性があります。手残り金を貯蓄しておいたり、他の投資対象へ再投資したりことで、効率的な資産形成につながります。
ただし、月々のキャッシュフローを良化させることだけにこだわってしまうと、重要性の高い修繕費や管理費などの経費をおろそかにしてしまい、将来的なリスクを高めてしまうことがあります。目先の利益だけにとらわれず、長期的な視点を持つことも大切です。
3.女性がマンション投資を始める時に注意すべきデメリット
次に、マンション投資で注意しておきたいデメリットについても見て行きましょう。
3-1.不動産投資ローンには審査がある
金融機関は不動産投資ローンの申し込み要件として年齢や収入、勤め先などに関する条件を設けています。マンション購入の際、審査条件に満たない人はローン申し込みができない点に要注意です。
不動産投資ローンは家賃収入が主なローンの返済原資となりますが、不動産運用がうまくいかなかった時のために、融資を受ける人の返済能力も審査対象としています。マンション投資の具体的な検討に入る前に、キャリアアップや収入を増やすことが必要な場合もあるため、注意しておきましょう。
3-2.マンション投資には空室リスクや災害リスクがある
現物資産を運用するマンション投資において、注意しておきたいポイントに「空室リスク」と「災害リスク」という2つのリスクがあります。
空室リスクとは、物件の経年劣化や周辺の競合物件の建築、エリアの人口減少など様々な事情によって、投資マンションの空室率が上がってしまうことを指しています。想定よりも空室が多くなってしまった時は、設定家賃を下げたりなどの対応を迫られることもあります。
災害リスクは地震や洪水などの災害の影響を受け、物件になんらかの不具合が生じてしまうリスクのことを指しています。突発的な修繕費を必要としたり、一時的に入居付けが困難になってしまうケースも見られます。
これらのリスクへの対応として、物件の購入後にできる選択肢は多くありません。そのため、購入前に投資マンションを見極めたり、あらかじめそのような事態が起きることを想定して資金を備えておくなど、事前の対策・準備が重要なポイントとなります。
3-3.女性目線でのアドバイスを受けにくい
不動産投資は歴史の長い投資手法であり、マンション投資を実践している投資家も少なくありません。しかし、男性投資家と比較して女性の不動産投資家は少なく、女性目線でのアドバイスや経験にまつわる情報を得にくい点はデメリットと言えるでしょう。
出産や子育てなどのライフイベントやキャリアアップの悩みなどには、男女間で大きく異なる部分もあります。マンション投資を始めても私生活に影響がないのかどうか、不安に感じる方も見られます。
このような女性目線でのマンション投資に関するアドバイスを受けたいと思っても、選択肢があまり多くない点はデメリットとなります。
4.マンション投資を始めた女性の体験談・口コミ
次に、女性で不動産投資を始めた方の体験談や口コミを見て行きましょう。以下は、東証プライム上場グループの不動産投資会社「プロパティエージェント」で実際に投資マンションを購入された女性の方の体験談・口コミを一部抜粋したものです。
4-1.資産形成にマンション投資を選んだ理由は?
リスクが低くて自分の目的に合っていると思った
もともとは20代のとき、投資をされている起業家さんなどとお会いする機会があって。不動産投資に関する知識も少しだけ学ばせていただいていたんです。とはいえ、不動産投資に挑戦してみようとは思いませんでした。ただ、投資に対する興味はあったため、株式投資などをかじってみました。でも、それはハイリスクで危険な感じで、自分には合わなかった。より自分に合った低リスクの投資方法はないか。そう思ってセミナーなどに通ううちに、改めて不動産投資へと興味を持つようになったんです。(看護師・30代前半)
4-2.実際に話を聞いてマンション投資にどんな印象を持った?
少ない初期投資でも始められることを知った
お話を聞く前は、不動産投資には初期投資に大きな資金が必要だと思っていたんです。数百万くらいは必要なのかなと。ところが、会社員としての与信を活用すれば、数十万からの手持ち資金でスタートできることを知りました。一気に敷居が低くなりましたね。(元外資系・40代前半)
4-3.マンション投資を始めてどんな変化があった?
60歳になった時に何かしら資産があると将来に備えられる
結婚や出産をする友人が周りに多いのですが、自分はその予定もないし、将来的には誰が支えてくれるんだろう…?と考えたことがありました。貯金が苦手な自分が資産をつくるには、不動産投資は有効な手段だと思いますし、60歳になった時に何かしら資産があると将来に備えられる。不動産があるから、今は自分のやりたいことを目一杯できるという点で、メリットがあると思います。(外資系・20代後半)
4-4.話を聞いて、不動産会社に対するイメージはどうだった?
ライフプランを考えてくれるんだと思った
多くの会社は、私の人生設計について話し合うことが一切なかったんです。こんな物件があって、こんな利益が出ますよと、PCの画面に表示されたシミュレーションを見せられるだけ。ですが、プロパティエージェントでは、そもそも話の入り方から違った。まずは将来、どのような暮らしをしたいのかという点からヒアリングしてくださったんです。私の人生と向き合って、最適なプランを提案してくれるんだと思いました。(看護師・30代前半)
※上記はすべて個人の感想です。投資を検討される際は、ご自身でもよくお調べの上ご判断下さい。
プロパティエージェント
プロパティエージェントは、東京23区・横浜エリアに集中したマンション開発・販売により入居率98.99%(2022年5月時点)の実績を有するプライム上場グループ企業です。扱う物件は新築マンションと中古マンションのハイブリッドとなっています。
提携金融機関も10社以上と充実しており、物件の担保力の高さからフルローンでの融資実績が非常に豊富です。賃貸管理や確定申告サポートなどアフターフォローも充実しています。2018年に行われた投資用マンションオーナー3,000人に対して行われた調査では、3年連続で顧客満足度・第1位(アイ・エヌ・ジー・ドットコム 調べ)を獲得しています。
まとめ
長期的な資産形成に適したマンション投資は、将来的なお金の不安への対策として一つの選択肢となります。物件管理を委託できる点や低リスクである点は、女性がマンション投資を始めるメリットと言えるでしょう。
しかし、マンション投資には空室リスクや災害リスクがあり、想定通りに資産形成が進まないこともあります。投資を検討する際は自身の投資目的を定め、それぞれに適したリスクとリターンのバランスを取った投資戦略が重要です。
ご紹介した口コミ・体験談でも、単なるお金の運用としてではなく自身のライフプランに合わせた投資方法を検討されていたり、他の投資方法とリスクを比較しなから慎重に検討されている方が見られます。
マンションの購入前に疑問に思うことがあれば、一度立ち止まり質問してみるなど、納得できるまで慎重に検討することが大切です。購入を決断する前に複数の不動産会社セミナーを受講して情報収集を行ったり、マンション投資の仕組みやリスク対策などの勉強をしてみると良いでしょう。
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