マンション売却に失敗してしまうケースとは?それぞれ対策方法も紹介

マンションの売買では買い手も多額のお金を拠出することから、慎重に売買にのぞみます。そのため、売主側のちょっとした失敗で買い手を逃してしまう可能性もあるため注意が必要です。

マンションの売却に失敗しないためにも、失敗するケースを理解し、事前に対策を練っておきましょう。

この記事では、マンション売却に失敗してしまうケースと、それぞれの対策方法を紹介します。

目次

  1. マンション売却に失敗するケースの特徴
    1-1.マンション売出価格の設定を誤っている
    1-2.マンション査定額の根拠を確認しなかった
    1-3.売出時期を気にせず売却を進めた
    1-4.内覧の対応を疎かにした
  2. マンション売却の失敗から学ぶ4つの対策
    2-1.マンションの売出価格に相場を反映させる
    2-2.不動産会社選びをしっかり行う
    2-3.需要の高い時期を選んで売却を進める
    2-4.内覧に向けて部屋をきれいにする
  3. まとめ

1.マンション売却に失敗するケースの特徴

マンションを売却する際は、不動産会社に仲介を依頼するとすぐ買い手が見つかると思っている方も少なくないのではないでしょうか?

しかし、中古マンションは市場に溢れており、買い手はその中から自分の条件に合う物件を選べるため、売却が長期化してしまったり、希望価格で売却できないケースは数多くあります。

対策を練るには、失敗事例を把握しておき、事前に対処しておきましょう。マンション売却に失敗するケースの特徴は以下の通りです。

  • 売出価格の設定を誤っている
  • 査定額の高い不動産会社に仲介を依頼した
  • 売出時期を気にせず売却を進めた
  • 内覧の対応を疎かにした

それぞれの失敗事例について詳しく見ていきましょう。

1-1.マンション売出価格の設定を誤っている

マンションを売却する際は、物件の売出価格を決め、不動産ポータルサイトや仲介を依頼した不動産会社によって募集を開始します。

売出価格はマンションの売り手が自由に決定できますが、売出価格の設定を誤って売却を失敗するケースが多いので注意が必要です。

例えば、マンションを高く売却したいという理由で売出価格を周辺相場よりも高く設定すると、購入希望者がなかなか現れない可能性が高くなります。

その間に固定資産税や管理費、修繕積立金などの無駄な支出が増えてしまうため、売出価格は慎重に検討することが大切です。

また、逆に低く設定すると、すぐ買い手が見つかる可能性が高いものの、相場よりも安く売却して損をする可能性があるので注意しましょう。

1-2.マンション査定額の根拠を確認しなかった

仲介手数料という報酬を得るために、査定の根拠がないにもかかわらず、高い査定結果を提示する不動産会社もいます。そのような不動産会社に仲介を依頼した場合は、スムーズに売却が進まない、最終的に値下げになる可能性が高いという点に注意が必要です。

不動産査定の結果を確認する際は査定額だけでなく、査定の根拠や売却予定期間なども併せて確認し、検討することが大切です。

このようにマンションの売却を依頼する不動産会社を査定額の高さだけで選ぶと失敗してしまう場合があるので注意しましょう。

1-3.売出時期を気にせず売却を進めた

マンションの売出時期を気にせず売却を進めているケースがありますが、マンションの需要は時期によって変動します。

例えば、ワンルームなどの単身者用のマンションである場合、人事異動の時期や年度末などのタイミングで売買が増える傾向にあります。また高額なマンションの場合、金融機関の融資状況によって売却時期や価格が大きく変動することがあります。

このようにマンションのタイプによって、売出時期が変わることで不動産需要も大きく異なるという点に注意が必要です。

また、売却が長期化すると不動産ポータルサイトに掲載される期間が長くなることで、売れ残りという印象を与える可能性もあるので注意しましょう。

1-4.内覧の対応を疎かにした

マンションの買い手は、写真や間取り図だけではマンションの詳細が分かりません。そこで詳細を確認するために、内覧という現地確認を行います。

内覧の際に部屋が散らかっている、ペット臭やタバコの臭いが強い部屋の場合、第一印象が悪いため、せっかくの購入希望者を逃してしまう可能性が高いと言えます。

購入を決めるかどうかは第一印象が重要となります。内覧の対応を疎かにすると売却がスムーズに進まなくなるので注意が必要です。

2.マンション売却の失敗から学ぶ4つの対策

マンション売却で失敗するケースを4つ紹介しましたが、これらは全て対策を練ることで改善が期待できます。失敗を踏まえた上で挙げられる4つの対策方法は以下の通りです。

  • 売出価格に相場を反映させる
  • 不動産会社選びをしっかり行う
  • 需要の高い時期を選んで売却を進める
  • 内覧に向けて部屋をきれいにする

それぞれの対策方法について詳しく見ていきましょう。

2-1.マンションの売出価格に相場を反映させる

売出価格に相場を反映できれば、マンション売却の失敗を未然に防ぐことが期待できます。相場を反映させる方法として、不動産会社に査定を依頼するという方法が挙げられます。

不動産会社に査定を依頼すると言っても、依頼するのが1社だけでは、その不動産会社の査定結果が正確なのかどうか判断できません。そのため、不動産会社に査定を依頼する際は複数の不動産会社に査定を依頼することを検討しましょう。

複数の不動産会社の査定結果を踏まえた上で売出価格を決定した場合、売出価格に相場を反映できている可能性が高いため、売出価格の設定ミスを防げるでしょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する際は、不動産一括査定サイトの利用を検討してみましょう。不動産一括査定サイトを利用すると、物件の登録を一度行うだけで複数の不動産会社から査定を受けることが出来ます。

不動産一括査定サイトには、現在14年目の老舗サイトであるリガイド(RE-Guide)や、参加社数が全国1700社以上のLIFULL HOME’S、最大6社の不動産大手仲介会社に査定依頼できるすまいValueなどがあり、サイトによってそれぞれ登録されている不動産会社やサービスの内容が異なります。

【関連記事】不動産査定会社・不動産売却サービスのまとめ・一覧

2-2.不動産会社選びをしっかり行う

不動産会社を選ぶ際は、査定額だけでなく、募集広告に力を入れているかどうかなど、他の要素も踏まえながら選ぶことが重要です。

SUUMOやHOME’Sといった不動産ポータルサイトに情報を掲載していたり、分かりやすい写真やコメントなどが盛り込まれていると買い手に興味を持ってもらいやすくなります。

このような募集広告に注力している不動産会社を選べば、少しでもスムーズに売却できる可能性を高められるでしょう。

2-3.需要の高い時期を選んで売却を進める

日本は年度が替わる4月に就職、転勤、進学、進級といったイベントが重なるため、4月のイベントに間に合うようにマンションの需要が高くなると言えます。

そのため、需要が高くなる1~3月を選んで売却を進めることで、マンションをスムーズに売却することが期待できます。

また、金融機関の不動産への融資状況も不動産の価格や売却時期に大きな影響を与えます。売却を依頼した不動産会社を通じて、金融機関の融資状況についても確認しておくと良いでしょう。

2-4.内覧に向けて部屋をきれいにする

マンションの売却を進める際は、内覧に向けて部屋をきれいにしておくことで、第一印象を良くすることが期待できます。

内覧では水回りのチェックも行われるため、水回りが汚れていると感じた場合は、水回りのクリーニングを依頼するのも選択肢の1つです。プロに任せることで、効率良く水回りをきれいにすることが可能です。

また、既に引越先が決まっている場合、荷物を少しずつ引越先に移して減らしておくことで部屋をきれいにする時間と手間を省くことができます。

第一印象はマンションをスムーズに売却できるかどうかを左右するため、部屋をきれいに維持しておくことは必須と言えるでしょう。

まとめ

マンションの売却に失敗すると、なかなか買い手が見つからない、相場よりも安く売却して損失が生じる可能性があるので注意が必要です。

そのような失敗を防ぐためには、マンション売却で失敗してしまうケースの特徴を事前に理解して対策を練っておくことが重要です。

この記事ではマンション売却に失敗してしまうケースの特徴と対策方法をまとめています。マンションの売出前に対策を練っておき、失敗を未然に防いでいきましょう。

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矢野翔一

矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。